ライトプラッギングを面白くする“飛距離”と“操作性”

尺メバルや五目狙いも! 死角なしのラインナップ
– 2018シーズンにソアレが打ち出す新戦力がプラグの『ライズショット』シリーズ。その有効性と使い方を丹羽さんには瀬戸内の離島で、新保さんには伊豆半島で解説いただいた。実釣はともに5月中旬。
丹羽 「『ライズショット』シリーズは、基本的にはメバル狙いのプラグですけど、私はアジも狙ってみたいですね」
新保 「僕は伊豆のゴロタ浜の尺メバル狙いで、プラグの有効性を実感しています。それを改めて。あとライトタックルによる五目釣りも大好きで、『ライズショット』シリーズを使った面白い釣りをお見せしたいです」
– 実釣を前に『ライズショット』シリーズの特長も紹介してもらおう。
丹羽 「3タイプのプラグがありますが、共通点は遠投性が優れるということ。例えば『ライズショット37F』と『37SS』は、軽いジグヘッドリグでは届かない距離で、一定層を漂わせるように通すことができます。さらにメバル、アジが捕食するベイトは小さく、小魚やプランクトンなど透過性の高い生き物が多い。クリア系の色数が豊富なのも特長です」
新保 「そう。よく飛んで扱いやすいですよね。沖に潜む大型メバル狙いのコンパクトシンペン「ライズショットスティック」や、『AR-C重心移動システム』搭載の小型ヘビーシンキングミノー「ライズショットフラット」など、個性的な顔ぶれも魅力です」
この『ライズショット』シリーズをどう使うのか? 実釣でたっぷり魅せていただきましょう!
メバルプラグのネオスタンダード

09T クリアレッドアミ
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ファットなボディにマグネット重心移動を搭載。ウェイトルームは弧を描き、ウェイトの移動距離を稼いで飛距離を伸ばす。実投テストでは平均飛距離32mを記録。
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ウェイトボールはフローティングが1つ。スローシンキングは2つ内蔵。遊泳時はウェイトが磁着してデッドスローでもタイトなウォブロールで泳ぐ。アクションの立ち上がりも早い。
大型メバルを狙い撃つコンパクトシンペン

08T チャートイカ
60mmのコンパクトボディにAR-C重心移動システムを内蔵。フックは大型メバルに対応し、貫通性に優れる細軸#10搭載と、飛距離とフッキング性能にこだわったコンパクトシンキングペンシルだ。アクションはテールを振るようにワイドロール。フォール時は水平姿勢で小刻みにロールする。
飛距離抜群のシンキングミノーで魚種限定解除

04T ビューティーイワシ

50mmの小型ボディにAR-C重心移動システムを搭載し、飛距離にこだわって開発。大型リップがしっかり水を噛み、軽いトゥイッチでフラットサイドボディがヒラを打ち、フラッシングでアピール。日中のカマスやメッキなど五目ライトゲームで威力を発揮する。見た目だけでなく、泳ぐ姿もまさに小魚。

カラーはアミやコイカイメージのクリア系が中心
カラーバリエーションは3タイプ共通。メバル、アジなど小型フィッシュイーターが好むアミやコイカを連想させるクリア系が中心というのもライズショットシリーズの特長だ。クリアにラメやグローを_あしらいクリア系でのカラーローテションができる。大型メバルなど魚食性の強いターゲットには、ビューティーイワシとカガヤキナミノハナの小魚系カラーも効く。

『37F』はトップウォーター的に。
『37SS』は集魚効果に期待(新保)

使用ルアー:Soare Rise Shot 37F
FもSSもデッドスローが基本にして王道
– 新保さんが夜明け前に向かった釣り場は、伊豆半島のとある漁港。
「朝イチに堤防の際などに付くメバルを『ライズショット37F』と『37SS』で狙ってみます。基本的に伊豆の堤防周りのメバルはプレッシャーが高い。空が白みはじめる頃にメバルの活性が上がって、プラグに反応しやすくなります」
– まずは『37F』をセレクト。
「メバルのやる気があれば、水面直下をデッドスローで通すだけで喰います。反応がなければ、ぽちゃっと着水したら波紋が消えるのを待ってリールを2、3巻き。潜らせて、止めて浮かせて波紋を出す。僕はトップウォーター的に水面で見せて誘う釣りが好きです」
– 堤防の際などで?
「そう。普段、ジグヘッドリグで攻めるようなスポットで。『37F』は浮力が強すぎず、ボンッと浮いてメバルに警戒されることも少ないです」
– では、『37SS』はどんなところでどう使うんですか?
「『37SS』もジグヘッドリグで狙うようなところならどこでも。使い方はただ巻きが基本で、ギリギリ泳ぐくらいのデッドスローのほうが喰いが良いですね」
– 普通に巻くと泳ぎが強すぎる?
「ブルブルと波動を出すのは、高活性時に有効です。喰わなくてもメバルを寄せる力がある。『37SS』を2、3投して、ジグヘッドリグに替えて喰わせる手もあります」
ジグヘッドリグを投げるスポットで効く
「『37F』、『37SS』は、飛距離30m未満の中〜短距離戦で使用。堤防など障害物の際や常夜灯周りなど、ジグヘッドリグを投げるスポットで、プラグで見せ方を変えてメバルを誘うことができます」

ラインのたるみを巻き取るくらいスローなただ巻きが基本
「『37F』も『37SS』も使い方の基本はただ巻き。垂れ下がるラインを巻いて、ラインの重みで引くイメージです。どちらもレスポンスが良いからデッドスローでもしっかり泳いでメバルを誘えます」

『37F』の甘い波紋がメバルを水面に誘き出す
「『37F』は浮力が強すぎないので、着水後や潜らせた後に止めるとジワーッと浮上して生命感のある波紋を出します。『ライズショット』シリーズを使うときは、#00程度のスナップで接続しますが、『37F』の浮力をより活かしたいときはリーダーはナイロン。スナップは使わず、ループノットで結びます」
『37F』をトップウォーター的に使うときは、着水後、波紋が消えるまで待つ。糸フケを巻き取り、リールを2、3巻きして潜らせて、止めて浮かせて水面に波紋を出して誘う。波紋が消えたら一連の動作を繰り返す。
37SSを巻いたあとはジグヘッドリグでフォロー
実釣時は『37F』、『37SS』を見にくるがバイトまで至らないメバルがちらほら。「『37SS』を水面直下で巻くとメバルが浮いてくるけど喰わない。そういうときはジグヘッドリグでフォロー」。『TGファインヘッド 1.6g』にモモアジをセットしてカーブフォールさせるとすぐに結果が。「新色のオーロラ、釣れますね」。


【Soare Rise Shot 37F/37SS】
新保流タックルセレクト
ロッド:Soare SS S73SUL-S
リール:Soare BB C2000SSPG
ライン:PITBULL 4 / 0.4号
リーダー:Soare リーダー EX フロロ / 8lb
※写真のロッドはプロトタイプです。
ドリフトで喰うキッカケを
オートマチックに演出できます(丹羽)

使用ルアー:Soare Rise Shot 37SS
流下ベイト捕食中のメバルに有効!
「うーん、ちょっと流れが足りんですね・・・」
– 夜の漁港で実釣中の丹羽さんの表情は曇り気味だ。
「『ライズショット37F』と『37SS』でメバルを狙っていますけど、瀬戸内のように流れのあるエリアは、流れを利用して釣りをしたい」
– 流れを利用する、というのは?
「『37F』と『37SS』は、アミや小魚など流下ベイトを食べているときに効果を発揮します。アップないしアップクロスでアプローチしてドリフト。ゆっくり巻きながらで流し込んで、流れのヨレでユラッと揺れたり、ターンして水を噛んだ瞬間が喰うタイミング。レスポンス良く動くから、ドリフトでメバルが好むアクション、水押し加減を自動的に演出できます」
– 流れがないところでは釣りが成立しない?
「いや、流れがなければ意図的にスローリトリーブで攻めます。堤防が落とす影など、明暗をフラフラ泳がせるのも戦略の一つとして入ってきます」
– ではFとSSの使い分けは?
「メバルがライズしていたり、サーチとして最初に使うのがF。水面付近で反応がなければSS。コイカのようなボリュームのあるベイトを水面下の一定レンジで捕食しているときは、SSの独壇場になることがあります」
流れを意識してドリフト。
ルアーが動くところでバイト
リップ付きのプラグは巻いてプリプリ泳がせたくなるが、丹羽さんはドリフトを推奨。 「メバルはスローに誘う。使い方はドリフトもしくはデッドスローリトリーブ。流れのあるエリアでは、巻いて泳がせなくても良いくらいです。『37F』も『37SS』もレスポンスが良い。流れの変化で水を噛んで動くところが喰うところになります」

軽量ジグヘッドリグでは届かない範囲でナチュラルドリフト
「潮の流れが速いエリアは、流下ベイトが流れのヨレなどにたまりやすく、また流れがあることでメバルの活性が上がります。『ライズショット37F』、『37SS』は飛距離が出るの遠投して、軽量ジグヘッドリグでは届かない流れのヨレにドリフト。ジグヘッドを重くすると届いてもナチュラルに流し込むことはできないですからね」

堤防の敷石の際をヨタヨタ泳がせてキャッチ
実釣時は流れが緩くドリフト釣法は不成立。「どこでも瀬戸内のように流れがあるとは限らない。流れが緩いときは、障害物の際や明暗の境付近をデッドスローリトリーブ。ヨタヨタ泳がせて喰わせます」
『37F』で反応がなければ『37SS』
「『37F』と『37SS』の使い分けは、ライズがある、もしくは何もわからず探りを入れるときは『37F』。反応がなければ『37SS』。スローシンキングのSSは水面下で潮になじませるようにドリフトできます」

【丹羽式“クリア系カラーの使い分け”】
「点か範囲か。グローの光り方も重要です」
「カラーセレクトは、私は純然たるクリアのクリアクリスタルから使うことが多いです。よりアピールしたいときはラメ入り。水になじませたいときは色が入るカラーを選びます。あとナイトゲームでは、クリアクリスタルは頭にグローボールが入っていて点発光する。チャートイカはテールが光る。クリアオレキンは前後の2カ所が光って、グローに反応するメバルに対してより効果を発揮する。発光が点なのかエリアなのかでもメバルの反応が変わるので、グローの使い分けも重要です」
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07Tクリアオレキン
※写真は『Rise Shot Stick60S AR-C』 -
08T チャートイカ

【Soare Rise Shot 37F/37SS】
丹羽流タックルセレクト
ロッド:Soare SS S76ML-S
リール:Soare BB C2000SSPG
ライン:Sight Laser EX エステル / 0.3号
リーダー:Soare リーダー EX フロロ / 3lb
捕食意識の大型メバルにプラグのアピール力が効く(新保)
遠投して広範囲をサーチ これもスティックの強み
丹羽「『ライズショット スティック』は新保さんの代名詞的ルアー。解説は尺メバルハンターにお任せしますわ(笑)」。
– と言われるほど、新保さんは小型シンキングペンシルで大型メバルを捕獲。実釣でも夕マヅメに伊豆のゴロタ浜に立っていた。
「釣り場は、ベイトが集まりやすい流れ込みがあるゴロタ場。新月回りや月の出が遅い夜の闇の時間帯に、干潮から上げなど潮が変わるタイミングが絡むと、尺メバルが釣れる確率が高まります」
– ナイトゲームが良い?
「朝夕マヅメも釣れますが、尺メバルは夜、捕食をしに浅いゴロタ浜に上がってきますからね」。
– 夜のゴロタ場で、なぜスティックが効くんですか?
「まず、飛距離が出ます。50mは楽に飛ぶ。シャローに上がった尺メバルは食欲旺盛で、ルアーを見つけたらアグレッシブに喰う。スティックは、飛距離が出て広範囲に探れますからね」

使用ルアー:Soare Rise Shot Stick 60S AR-C

トウゴロウイワシやナミノハナが波間を泳ぐ状況で、30cm軽く超える大型メバルがヒット。カラーは04T ビューティーイワシ
– 飛距離を出すならフロートリグなどによる攻めもありますが?
「もちろん、それもありです。ただ、プラグの強みはアピール力。スティックは、ワイドにテールを振りながらロールして小型シンペンのわりにアピールは強めです」
– 遠投して、広く探って、尺メバルがルアーに気づきやすい?
「そう。あと遠投して長い距離をゆっくり巻いていると、自動的に払い出しや流れのヨレなど、ベイトがたまるような流れの変化に入っていく。アクションが大きめで巻き感がわかりやすく、引き抵抗が変わった瞬間、ゴンッと来ることが多いです」
– 使い方はゆっくりただ巻き?
「水面下30㎝以内のイメージで巻きます。ゴロタ場以外にも小磯や沈み根が点在するサーフなどで尺メバルが狙えます。スティックは全国各地で活躍しますからね」
釣り場は障害物のあるシャロー。
流れ込みがあればベター
「夜、捕食で上がる尺メバルを狙うので、釣り場はシャローエリア。沈み根や岩などメバルが身を隠せる障害物が必要で、流れ込みがあればベター。ベイトが集まりやすく、流れ込みからエビや昆虫など陸上からもベイトが供給されます。沈み根など地形の確認や安全確保のために必ず明るい時間に下見をしましょう」

レンジキープできる速度でただ巻き
スティックの使い方は、遠投してゆっくりただ巻きが基本。「巻きスピードは風や流れの強さ、向きに応じてレンジキープできる速度。ティップの高さでレンジを微調整します。潮目や沈み根の際など見える変化を狙うほかに、遠投して巻いていると自然に流れのヨレなど、流れの変化に入っていく。巻きながら喰わせどころをサーチできます」

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カラーはベイトに合わせてセレクト
「ゴロタ場にはナミノハナやトウゴロウイワシ、時季によってはチアユなど小魚が多い。小魚っぽい色をメインに使い、流れ藻がたまる流れのヨレは、藻に付くエビを想定してシマシマエビです」
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シェイクやリフト&フォールによる誘いも有効
「ただ巻きに反応しないときはシェイク、あるいはリフト&フォールで誘ってから、リトリーブに戻して喰わせる手もあります。スティックは水平姿勢でヒラヒラとロールしながら落ちるので、フォール中のバイトも期待できます」

大型細軸フックが遠くのバイトを鋭くとらえる
「シャローにさした尺メバルは活性が高く、体当たりするような喰い方をします。フックはルアーサイズのわりには大きめの#10の細軸。遠投した先で外がかりするようなバイトでも貫通しやすいセッティングです。ゲストのヒラスズキが喰っても安心の強度があります」

【Soare Rise Shot Stick 60S AR-C】
新保流タックルセレクト
ロッド:Soare SS S83L-T
リール:Soare BB C2000SSPG
ライン:PITBULL 4 / 0.4号
リーダー:Soare リーダー EX フロロ / 8lb
※写真のロッドはプロトタイプです。
飛距離とキレの良いアクションで魚種限定解除です(新保)

使用ルアー:Soare Rise Shot Flat 50S AR-C
立ち上がりの早さが穴釣りも可能に!
「『ライズショット フラット』は、飛距離が出て、トゥイッチでキレ良くダートする。メッキ、カマス、小型青物、根魚など、様々な魚種が狙える。ソアレはメバル、アジのイメージが強いですけど、フラットは魚種限定解除の象徴と言えるルアーです」
– 新保さんは、そのフラットを結んだロッドを手に、日中のゴロタ場に向かった。
「岩の間に潜むムラソイを狙います。一般的にはジグヘッドリグを使う、いわゆる穴釣りです」
– 穴釣りでフラットを使うメリットは?
「ワームにはないフラッシングで穴からムラソイを誘き出しやすいです。あとトリプル2フックなのでフッキングが良い。基本、足元を狙うので根掛かりの心配も少なく、手軽に楽しめます。でもやり出すとつい夢中になっちゃう。そのくらい面白い釣りです」
ライト五目ゲームが手軽に楽しめる
「AR-C重心移動システムで飛距離が出て、キレの良いアクション。遠投して、ただ巻きやトゥイッチで広く探るとメッキ、カマス、小型青物など季節やエリアによって様々な魚種が釣れます。日中に堤防などで手軽にライト五目ゲームが楽しめます」


穴釣りは引き波で泳がせたり、
8の字を描いてピンスポットを探る
「フラットはバネで重心を戻すから、固定重心のミノー並みに泳ぎ出しが良い。沈み根際で引き波の流れを利用して泳がせたり、岩と岩の間のスペースでサオ先で8の字を描くように引くなど、ピンスポットでも機敏に泳いでムラソイを誘い出せます」

【Soare Rise Shot Flat 50S AR-C】
新保流タックルセレクト
ロッド:Soare SS AJING S58L-S
リール:Soare BB C2000SSPG
ライン:PITBULL 4 / 0.4号
リーダー:Soare リーダー EX フロロ / 8lb
※写真のロッドはプロトタイプです。
ジグヘッドリグ的な誘いとフォールでアジが狙える!(丹羽)
沈みやすさを利用してディープ攻略が可能
– 丹羽さんは、アジ狙いでフラットを投入。
「フラットは、飛距離が出て、流れに強く泳ぎが破綻しにくい。さらに沈みが速く、瀬戸内の流れの速いディープエリアにドリフトで攻め込んでいけます」
– 流れの速い深場でアジ狙い?
「そう、ジグヘッドリグ的に。ドリフトではI字系プラグ。流れを受けたときだけプルッと動いてフラッシング。その瞬間、ポンッと喰う。流れがなくてもチョンッと誘って、スッと落とす。ジグヘッドリグと同じ使い方で、目先を変えて喰わせることができます」
– なるほど。ジグヘッドリグ的というのは、意外な使い方ですね。
「あとメタルバイブ的にも使えます。フラットは水面下8mくらいまで狙える。ディープレンジにクリアカラーを入れられるのは大きい。メタルバイブでは喰わせ切れなかった魚が獲れます」

使用ルアー:Soare Rise Shot Flat 50S AR-C
シェイク後、ラインを張らず緩めずに近いフォールでバイト
実釣時は流れが緩い状況。「ボトム付近まで沈めてシェイク。ラインを張らず緩めずに近いカーブフォールで喰わせの間を入れて、アタリをとりました。ジグヘッドリグ的に使えるので、ワームとローテーションしてバイトを伸ばせます」
クリアなメタルバイブ的にディープ攻略も可能
「フラットのもう一つの特長は沈降性能。素早くフォールし、小型ミノーとして異端児の水面下8m前後まで攻略できます。沈めてリフト&フォールやシェイク&フォール。メタルバイブで狙うレンジをクリア系カラーで攻め込めるのも強みです」

【Soare Rise Shot Flat 50S AR-C】
丹羽流タックルセレクト
ロッド:Soare SS AJING S610SUL-S
リール:Soare BB C2000SSPG
ライン:Sight Laser EX エステル / 0.3号
リーダー:Soare リーダー EX フロロ / 3lb
※写真のロッドはプロトタイプです。

ブリッジライクシートを搭載して一新!
プラッギング対応モデルもあり
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『Soare XTUNE』、『Soare CI4+』で好評の『ブリッジライクシート』を『Soare SS』にも採用。軽量でフィット感が良く、操作性と感度が向上。上位機種と遜色のない握り心地で水中からの信号を伝えてくれる。
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クセのないマイルドなブランクスに『ハイパワーX』をまとい、ダルさを排除。小口径ガイドを採用し、ティップのブレの収束も早い。スムーズに曲がって、振り抜けはシャープな使用感に仕上げられている。
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ロッドを立てて操作することが多いアジングモデルはダウンロック(上)。メバル狙いでティップを下げて操作することが多いSSは、アップロックでスクリューの緩みを防止。細部まで上位機種の仕様を継承する。
より扱いやすくシャープに! 上位機種に肉薄する性能
実釣で使ったロッドは、フルモデルチェンジされた『ソアレSS』シリーズ。お二人の使用感も気になるところだ。
新保「一番の変更点は、ブリッジライクシートの搭載で握りやすくなって、軽さも感度も上がっていますね。普及価格帯のロッドですが、性能は上位機種に肉薄しています。アジングモデルも含めて、SSはパツンパツンに張りがあるというより、全体的に曲がってくれる。使い手を選ばず、扱いやすいと感じるはずです」
丹羽「今までの『ソアレSS』より持ち重り感が減って、シャープな印象を受けました。あとSSのブランクスはクセがなくスムーズに曲がりやすい。でも『ハイパワーX』の採用でダルさはなく、しゃっきり感がある。ラインナップが豊富で、『XTUNE』や『CI4+』の上位機種にはない調子のアイテムもあります。エキスパートの方でも、こんなロッドが欲しかったという一本が見つかるはずです」
お二人の注目&推しアイテムは、下のとおりだ。
新保流 Recommend item

※写真のロッドはプロトタイプです。
【Soare SS S83L-T】
『ライズショット スティック』で大型メバル狙いにトライしやすい
「SSの特徴のマイルドさがあって、キャストしやすく、遠くのバイトをオートマチックにのせやすい。ゴロタ浜で31.5cmのメバルを釣っていますが、パワー的にも十分。ビギナーの方でも『ライズショット スティック』による大型メバル狙いが楽しめます」
【Soare SS S73SUL-S】
しなやかなティップが『ライズショット37F』にマッチ
「SSの中でもっとも軟らかく、吸い込みの弱いバイトに対してもティップがスムーズに追従。この特性は『ライズショット37F』のトップゲームでも有効です。魚が出て、焦ってサオでアワせるとすっぽ抜ける。グルグルッとリールを巻く、巻きアワセを入れるとティップが追従してグッと重みがのります」
【Soare SS AJING S58L-S】
適度な張りと取り回しやすさは穴釣りにも向きます
「軽量ジグヘッドリグを操作して、繊細なアタリをとってかけるアジングの基準機といえるモデルです。ティップは適度に張りのあるハイレスポンスソリッドで、取り回しの良いショートレングスはムラソイの穴釣りにも向きます。500番クラスのリールがマッチします」
丹羽流 Recommend item
【Soare SS S76ML-S】
『ライズショット』シリーズとの相性が良い
「プラッギングに向くパワーと調子で、『ライズショット37F』や『37SS』など、『ライズショット』シリーズとの相性も良い。軽めのメタルジグも使えるので、初めてハードルアー用のロッドを手にする方にもおすすめです」
【Soare SS S86M-S】
『ウルトラシュート』を使う遠投入門機です
「アンダー1gのジグヘッドリグを50m先へ送り届けることができる飛ばしウキの『ウルトラシュート』に対応したアイテムです。曲がるので投げやすく、9フィートの『SoareCI4+ S900M-S』より取り回しやすい。遠投釣法入門者の方にもおすすめです」
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※写真のロッドはプロトタイプです。
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【Soare SS AJING S610SUL-S】
巻きのアジングで性能を遺憾なく発揮します
「アジングモデルではSoare初のSULで、一言で言えば曲がるサオ。『XTUNE』や『CI4+』にはない調子で、エステルラインと組み合わせるとアタリがわかりやすく、バイトを弾きにくい。横の動きを見せる巻きのアジングで、今までのロッドではバイトを弾いたり、バラしていたアジが獲れます」
フルモデルチェンジして待望の500番を追加

C2000SSHG / C2000SSPG
ライトゲーム用スピニングリールの普及機Soare BBも一新された。
新保「目玉は500番の追加。『Soare SS AJING S58L-S』など、ショートレングスの軽量ロッドにマッチします。BBでも巻き心地は滑らかで、スティックを遠投して巻くときも、流れの変化を巻きの変化で感じやすいです。『コアプロテクト』(500を除く)が採用されて、防水性も上がっています」
丹羽「微調整が効くドラグも注目すべき進化ですよね。極細で低伸度のエステルラインの破断を、ロッドの曲がりとドラグでカバーできます。アジングの場合、アジの口切れを考慮するとドラグを強く締めることはない。低ドラグ力の領域で微調整できるのは、バラシの軽減にもつながります」
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『HAGANEギア』や防水機構の『コアプロテクト』(500を除く)など上位機種の機能を受け継ぐ。アジのバラしを軽減する微調整が効くドラグなど、優れた基本性能を備えたライトゲーム専用機だ。
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スプールはブランキングで軽量化。アジのゼイゴをイメージさせるデザインで、実用性の中に遊び心が込められている。

「尺メバル狙いで安心して使えます」(新保)
「ピットブル4で一番細い0.4号でも、飛距離、強度、感度の面で安心して使えます。しかも扱いやすくて、価格はフロロと同程度。気軽に巻き替えて、初期の強度で釣りができるのもピットブル4の魅力です」

「高感度、高視認性で繊細な釣りをサポート」(丹羽)
「高比重でアンダー1gの軽量ジグヘッドリグを潮になじませやすく、視認性が高いから微かな灯りでラインの変化が感知しやすい。繊細な釣りをサポートし、0.3号以上を使えばジグヘッドリグとフラットのローテーションも可能です」
アジ、メバルの高実績ワームにも新色が追加
漂うようなスローフォールがアミパターンで効くスローダイバーと、小魚っぽいシルエットとライブテールの微振動がマイクロベイト捕食時に有効なモモアジに4色が追加。丹羽さん、新保さんの活用法は?

Recommend item #01

新保「日中に障害物の陰に潜む魚を狙うときに使いたいですね。 グローが強すぎず、茶色がかったナチュラルな色なので喰わせやすい」
丹羽「グロー感が弱く、ナチュラル感が際立つカラー。マルチに使えて、カラーチョイスで迷ったときにおすすめです」
Recommend item #02

新保「ハイアピールで視認性が高い。2g前後のやや重めのジグヘッドを使ってカーブフォールや、水面下をサーチするときに良いです」
丹羽「イワシを喰べているときは、実績としてチャートが強い。グローを入れてナイトゲームでとくに良く釣れるチャートです」
Recommend item #03

新保「オレンジ系は僕の鉄板カラーで、夕マヅメから有効。グローと金が入ると明暗の境がぼやけ気味の灯り周りでとくに効きます」
丹羽「オレンジは街灯の色質を選ばない。金ラメはいつもより濁り気味のときに有効。夜、濁り気味のときに使いたい色です」
Recommend item #04

新保「ベイトライクな見た目で、日中も夜も色で迷ったら投げます。ラメのフラッシングもあり、小魚を食べている魚にも魅力的な色」
丹羽「オレンジは街灯の色質を選ばない。金ラメはいつもより濁り気味のときに有効。夜、濁り気味のときに使いたい色です」