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  • もう何年も前に小型電動リールを駆使して「巨魚」を仕留めている高橋哲也だから、このクラスともなれば言わずもがな。ましてやMUTEKI MOTOR+とカーボンクロスワッシャのドラグで強化された、新しいフォースマスターならば……。
    「3000番で小さいのは釣らないよ。コイツを使うなら10kg以上のブリ、ヒラマサとか青物がメインになってくる。20kgの最大ドラグ力を持ってれば、ちょっとした調整で締めても馬力が出るからね。モーターのレスポンスも速い。速ければいいってもんじゃないけど、速いのがいいのは仕掛けを着底させて、すぐドンッと掛かるようなとき。(底から魚を切るため)早く合わせた方がいいときは有利だよね。3000番で小さい魚を狙うメリットってある?」
    ここまでパワーが上がると、特に仕掛けに制約のある場合は竿とのセッティングに独特の考え方も生まれてくる。小さなハリで大物を狙わざるを得ないとき、竿をライトにして駑級のパワーを誇るこのリールを組み合わせる手もありなのだ。
    「竿とリールのセッティングと、自分の力加減が合うときは取れるんだけど、仕掛けによってはバランスを崩すと取れないことがある。カンカンカン、という乾いた感触のときは5秒以内に切られてしまう。瑞々しいときは切れない。おっきい魚を獲りたいのに竿とリールの両方を強くしちゃうとバレることがある。道具が軽くなることがライト、っていう単純なもんじゃないよね。逆に泳がせ釣りでチェルマーレの“コルタ”に6000を付けてたのが、この3000でもいけるようになるよ。竿が短くてリールも小さいけど決してライトじゃない。むしろ、とても強いんだよ」

  • 子供の頃からクロダイ釣りに熱中していた松田竜也は、かつて釣具店に勤めていた時代、松本圭一の影響でイカ釣りを始めることになる。以来、数多くの電動リールと共に海で過ごしてきた。
    「ただ強いだけなら今はどのリールも強いと思います。でも、このリールは強さに加えて、巻いてるとき、仕掛けを落としてるときの安定感が違いますね。スプールインモーターだから糸を出しても軸はあまり細くならない。だから巻上げや仕掛け落下の際の変化が少ないんですね。僕が使い比べた中では一番です」
    このフォースマスター3000は松田をはじめイカ釣りのエキスパート達をプロトの段階から戦慄させてきた。最後の最後まで続けられた酷暑のテストでは、200mを超える水深から良型スルメイカの12点、13点掛けを軽々と浮上させたのだ。
    また、今回もスプールインモーターを採用しているが、ことイカ釣りにおいてはツノを操る際の負担を軽減できる長所がある。モーターおよびスプールの真下にリールの脚がくるから重量バランスがよいのだ。スプール回転性能も3000番クラスの釣りを想定するなら必要かつ十分、いや、それ以上のレベルと言っていいだろう。
    「スプール回転の軽さはシマノならではですね。水深がある場所では一度迷っちゃうとアタリが分からなくなってしまうこともありますが、仕掛けを落とし込んでいるときのイカのアタリ、触りがとても伝わりやすくなっています」と松田は唸る。
    それは“フォール感度”とでも呼ぶべきものだろうか?これら高い機能と凄まじいばかりのパワーを備え、もはやこのリールは射程を水深300mにまで伸ばそうとしているのだ。

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