50kgクラスとのファイトで強い巻き上げとスムーズなドラグ性能を確認

GTの暴力的な引きに対応、ラインを放出するツインパワーSW14000XG。ドラグは強いだけでなく、バラつくことなく均等に、スムーズにラインを放出してくれるのが理想的だ。

注目はなんといっても新しく生まれ変わったツインパワーSW。福井さんが使用したのはSW14000XG。とりわけ重視している、というドラグ性能の印象から紹介していこう。

 

「強い、軽い、というのは当たり前のように合格点です。使った感じはもうステラSWと同じですよ。そのうえで僕が重視しているのはドラグ性能。ラインが均等に出てくれることが大事なんです。GTの場合、ルアーが掛かったらすぐに異物と判断するみたいで、首を振りながら潜っていきます。ラインの出方もジーッではなく、ジッ、ジッ、ジッという感じで短く出ていくことが多い。暴力的な首振りに合わせてスムーズにラインが出てくれないと、PEラインが瞬間的に熱を持ってしまいラインブレイクにつながります。さらにドラグの設定値が3kgでも8kgでも変わらずに均等にラインを放出してほしいんですよね。新しいツインパワーSWは50kgクラスとファイトしても、十分に満足できる性能でしたよ。大きいGTになると20秒、30秒とドラグを効かせる場面が出てきます。どうしてもドラグが熱を持ってしまいますが、その熱を効率的に逃がしてくれるヒートシンクドラグはありがたいですよね」

ツインパワーSWのラインローラーは防水性能が飛躍的に進化。「ラインローラーはすごく負担が掛かる部分。だから防水性がアップしたことは本当にありがたい変更点だと思います」とは福井さん。

トカラ釣行では50kgオーバーを含め、何本ものナイスサイズのGTをキャッチした福井さん。ツインパワーSW14000XGに搭載されたインフィニティドライブによる、パワフルな巻き上げ性能にも驚いた、という。

「ルアーを引いているときは、基本的にハンドルを回しません。ジャークしてルアーをアクションさせ、ロッドを戻しながらラインスラックを取るためにリールを巻きます。このときに巻き上げ力が強く、軽いと体力を取られない。ひたすら投げ続け、巻き続けるのがGTフィッシング。ここがメインの動作で、リールが一番仕事をする時間が長いのがここです。回収作業も巻き上げ力が強く、軽いとありがたい。とくにルアーのフックにラインが絡んだようなときやミスキャストしたときに速く回収したいですから。ツインパワーSW14000XGは凄く楽でしたよ。ファイトに関してもルアーを引いているときと一緒で、グイッとロッドを立てるときはリールを巻きません。ロッドを戻すと同時にラインを回収しますが、このときに巻き上げが軽い方が楽。結局、ファイトのときは縦に使い、ルアーを引いているときは横に使うかという違いだけで、やっていることは似ています。その両方でツインパワーSW14000XGの巻きのパワーはステラSW並みでしたね」

  • ルアーをアクションさせ、回収するためのリーリングの負荷は決して大きくはない。しかし、その回数は多い。インフィニティドライブ搭載によるツインパワーSWの巻きのパワーや軽さは、体力温存に大きく貢献する。

  • ロッドを立てて魚を浮かせ、寝かすと同時ラインを巻き取る。ファイトは力だけの勝負ではないが、ツインパワーSWの巻きのパワーや軽さはアングラーの強い味方になってくれる。

グラップラーType C 3ピースはキャストもファイトもハイクオリティ

トカラ釣行ではこれも新しくリリースされるグラップラーType C 3ピースを使った。アイテムはS82H-3。適合ルアーウェイト最大150g、適合ライン最大8号のHパワーモデルだ。

力強くロッドを曲げ込みキャストする福井さん。3ピースという継数をまったく感じない、と驚きをまじえて印象を語ってくれた。

グラップラーType C 3ピースS82H-3の曲がりを確かめるようにファイトを展開する福井さん。

「キャスト性能は高いし、軽くて操作性もいい。心配なところは何もなかったですね。魚を掛けてからも同じ。50kgクラスでも何の苦もなく上がってきましたし、危なげないファイトが出来ましたよ。これで仕舞寸法が短い3ピースですからね。あれだけキチンと曲がって、折れもしないんだったら、もうロッドは全部3ピースでいいんじゃないですか(笑)。今回のグラップラーType Cのようなクオリティがあれば、もう時代は3ピースって言ってしまってもいいでしょう。僕自身、海外釣行も多いですが、海外の国内線などを使うと、ロッドだけ積めなかったので来てません、なんて平気で言われます。航空機での移動を考えると本当に3ピースはありがたい」

ヘッドディップ175F AR-Cに新色登場。アングラーと魚、それぞれから見やすい色とは?

ヘッドディップ175F AR-C
 

水面下を泳ぐヘッドディップ175F AR-C。新色のキョウリンレッドは、水面下でもその存在をアングラーに強くアピールしてくれる。

GTゲームでは実績大のオシア ヘッドディップ175F AR-C 。これにマグロ、ヒラマサ、GTを念頭においた新たな5色が追加された。なかでもキョウリンレッドとキョウリンブラックは福井さんのリクエストカラーだ。

福井さんリクエストカラーの2色。上が強鱗をまとったキョウリンレッド。下がよりアピールの大きい狂鱗仕様のキョウリンブラック。

「ヘッドディップ175F AR-Cは飛行姿勢がもの凄くいい。だから飛距離が出ます。アクション的にはけっこう潜るんですよね。30cmくらい潜ってアクションしていることも多いですね。本当によく仕事をしてくれるんです。奄美やトカラはもちろん、国内外どこにGTを狙いに行っても、これだけは安定して釣れます。凄くいいルアーだと思います。今回、僕がリクエストさせてもらったのは2色。キョウリンレッドは強鱗、キョウリンブラックは狂鱗仕様です。基本的に魚ってキラキラするものに反応するんですよね。ダイビングをやっていた時代の話なんですが、鏡を持って潜ったことがありました。射し込む光を反射させて岩などに当てると魚がワーッと寄っていくんですよ。毎回というわけではないのですが、基本的にはキラキラするものが大好きなことは確かです。ウロコが一枚一枚キラキラする強鱗&狂鱗は、すごく理にかなっているな、と素直に納得できます。キョウリンレッドは自分が好きな色。蛍光オレンジに近いカラーです。ライフベストのカラーに近い色で、ルアーを引いていると凄く目立って軌道が分かりやすい。

2020年の初夏、釣行ロケでキャッチ&リリースした50kgオーバーのGT。十分にビッグサイズだが、目標は70kgオーバー。アングラーとして釣ってみたいし、キャプテンとして釣らせてみたい、と福井さん。

GTゲームではサワラなどの歯モノにラインを切られることも多いんですが、切られたときにルアーを見つけやすいカラーでもあります。サバみたいな背中の模様は、昔から好きなので入れてもらった感じです(笑)。キョウリンブラックはキョウリンレッドの真逆で、人間にとっては見づらいですが、魚にとっては見やすい状況のときもあるカラーだと思います。それでリクエストさせてもらいました」

WEB LURE X MOVIE2021 OCEA×トカラ列島GT 福井健三郎

タックルデータ

REEL:TWINPOWER SW 14000XG

パワーと耐久性により磨きをかけ、新しく生まれ変わったツインパワーSWシリーズ。軽くパワフルな巻き上げを実現するインフィニティドライブの搭載。熱に強くなった最新ドラグ、ヒートシンクドラグの採用。耐久性を向上するXプロテクトのラインローラー部への搭載など、スピニングリールの頂点を脅かす存在として登場。14000XGはGTゲームにおけるメインパターン、ダイビングペンシルのロングジャークに最適なアイテム。

ROD:GRAPPLER Type C S82H 3ピース(PROTOTYPE)

オフショアビッグゲームに対応する本格仕様のトラベルロッド。上位機種の設計ノウハウを継承し、綺麗な曲がりを実現した軽量3ピース設計。軽く、強いブランクスを生むスパイラルX、ネジリ剛性をアップしブレにくさも叶えるハイパワーXを搭載。ターゲットに応じて4本のアイテムから選択可能だ。

LURE:OCEA HEADDIP 175F AR-C

GTゲームでは実績大のオシア ヘッドディップ175F AR-C 。これにマグロ、ヒラマサ、GTを念頭においた新たな5色が追加された。

LINE:OCEA 8 6号

次世代の原糸『X-Filament』を採用し、タフクロスⅡ製法で編み込んで強力の安定化を追究したソルトウォーター用PEの進化形。その性能は直線強力で当社比最大25%アップ、摩擦後の強力維持率93%というタフネスを誇ると同時に、5号以上の号柄には特殊シリコン樹脂を用いた『ヒートシンクコーティング』を採用。熱伝導率が低く耐熱性に優れるうえ、滑り性も向上している。ジギング、キャスティングを問わず、『ツインパワーSW』のドラグ性能をフルに引き出すハイクオリティライン。

 

LEADER:ナイロン100LB