止めても誘い続ける“煌めき”
自発的なフラッシングが放つ生命感

フラッシュブーストが喰わせの間で見切らせない

「僕のエギングはデイゲームがメインで、以前からアオリイカにフラッシングが効くと思っています。だから下地がシルバーやゴールドのエギを好んで使っていました」

– 湯川さんにとって、フラッシュブーストは待望のシステムと言えそうだ。
「フラッシュブーストは、メタリックな下地テープの光り方とはまったく違います。銀や金の下地はダートさせたり、ステイやフォール中にエギが揺れて光の当たる角度が変わらないとギラッとは光らない。でも喰わせ間での姿勢の乱れはNGです。フラッシュブーストは止めても自発的に煌めいて誘い続ける。喰わせの間で今までにない見せ方ができます」

– その効果は実釣テストで確信しているということだ。
「フラッシュブーストを明らかに“生命感”として見ていると思います。実釣テストで見える範囲に寄せたイカに対して、フラッシュブーストと普通のエギで同時にアプローチすると、フラッシュブーストに反応するイカのほうが多い。各地で何度、試しても」

– フォールやステイ中に自発的に揺れるミラープレートが、小魚の内臓の動きに見えるのか。足を動かすエビに見えるのか。アオリイカに聞かなければわからないが、エギングでもっとも重要な喰わせの間でフラッシュブーストの特長がいきるということだ。
「今までのエギでは釣れなかったイカが獲れます」

セフィアクリンチ フラッシュブースト

001 Fモテモテピンク

 

フラッシュブーストがデイゲームで強力な武器になる

フラッシュブーストを有効に活用するために必要なのが光。「デイゲームは、晴天の明るい日中ほどイカは捕食行動に出にくく、活性が低い時間帯が長い。その状況でフラッシュブーストは、日中の光量を利用したフラッシングでイカのスイッチを入れられます。ナイトゲームでも常夜灯などの明かりが絡めば活躍します」

 

喰わせの間で違和感を与えずフラッシュブーストの“動き”で抱かせる

エギングは、アオリイカに喰う間を与えるフォールやステイこそ重要。「ジャークはイカへのアピールで、アタリが出るのはフォールやボトムステイ。フラッシュブーストは、エギが安定した姿勢をキープしつつ反射プレートが揺れてキラキラ光る。喰わせの間で生命感のある動きで誘って抱かせることができます」

【Color variation】
ケイムラや布巻きなしなどフラッシングをいかすカラーをラインナップ

布巻きの有無で反射の強弱を使い分ける

「フラッシングをいかすために、布巻きのないカラーをラインナップしたのもフラッシュブーストの特長です。実釣テストでは、布巻きがなくても問題なく釣れました。光量が少ないときや、潮が濁り気味でより強いフラッシングがほしいときに有効です。ケイムラは薄暗い状況で紫外線を受けると青白く光って視覚にアピールする。光量が少ないマズメや曇天、あるいは深場にエギを沈めたときに、フラッシュブーストと視覚的なアピールで相乗効果が期待できます」

イカの活性を上げて寄せる!
フラッシュブーストが好機を創出

切れの良いダートでフラッシュ!アピール力の強さも魅力

布巻きのプロトモデルを使ったテストでも、順調に結果を出す。「布巻きの有無やカラーだけではなく、明らかにフラッシュブーストの光に反応して喰ってきました。デイゲームがますます楽しくなるエギです」

– クリンチフラッシュブーストの実釣テストで、湯川さんが驚いた現象の一つが魚の反応の良さだ。
「クリンチフラッシュブーストは、フラッシングが強い。どこに行っても色々な魚がアタックしてきました。これは同じフィッシュイーターのアオリイカにも同様の効果が期待できます」

– ジャーク時のフラッシングによるアピール力の強さは、クリンチフラッシュブーストのもう一つの魅力だ。
「サイズは2.5号、3.0号で、これはクリンチカエル跳びアッパーと一緒。ウェイトもバランスもほぼ同じで、キレの良い連続ダートが得意です。さらにフラッシュブーストのフラッシングで、より遠くのイカにエギの存在を気づかせることができる。あとフラッシュブーストのフラッシングは、イカの活性を上げる効果もあると僕は感じています」

– これも実釣テストで実証済み。
「潮の動きに変化がない、普通のエギにまったく反応しないときにフラッシュブーストを入れると、イカがビューンと勢い良く出てきて喰う、という経験を何度もしてます。どこに居たんだ? という感じで」

– 今までは反応がないとイカが居ないと思っていただけで、クリンチフラッシュブーストに替えれば、釣れるイカが居る可能性があるということだ。
「バイトシーンの水中撮影をしたいのに、カメラがクリンチフラッシュブーストをとらえる前にイカが抱いて撮れない、ということも一度や二度ではなかったです」

アオリイカの活性を上げて寄せ、誘い続けて抱かせる。クリンチフラッシュブーストの有効性を確信させる逸話だ。

 

【有効なシチュエーション】
シャローエリアをラン&ガン
春の藻場の大型イカにはステイが効く

「僕はフラッシュブーストをあらゆるシーンで投げると思いますが、2.5号、3.0号というサイズを考えるとシャローをラン&ガン。自分の得意なスタイルで、強いフラッシングで遠くの活性の高いイカを寄せることもできるし、居ても喰わないイカの活性を上げることもできます。アタリが増える秋イカシーズンも間違いなく効くし、春も良い。とくに浅い藻場に付くスローな大型イカにステイが効く。フラッシュブーストのステイが喰い渋る大型イカを誘い続けます」

 

フラッシングとキレの良い連続ダートでアピール力にも優れる

クリンチフラッシュブーストは、既存のクリンチカエル跳びアッパーと同じ2.5号と3.0号をラインナップ。「カエル跳びアッパーと共通の低重心ウィービングシンカーを搭載し、ウェイトも同じ。ボディの形状やバランスもほぼ一緒で、カエル跳びアッパー並みにレスポンスが良く、運動性能が高い。キレの良い連続ダートで広範囲をサーチしやすいです。バランスが良いので様々なジャークに機敏に反応して動きます」

 

 

【Clinchシリーズの使い分け】
2.5号&3.0号を使う状況は迷わずフラッシュブーストをセレクト

– クリンチフラッシュブーストのデビューで、クリンチシリーズがさらに拡充。エギのローテションはどう変わる?
「シャローのラン&ガンや秋イカ狙いなど、2.5号や3.0号を使うケースは、今後はフラッシュブーストを最初に使います。反応がなければカエル跳びアッパーや同ラトルを試します。ラトルの音と同じで、フラッシングを嫌がるイカがいるかもしれませんからね」

– サイズが異なるエクスカウンターとのローテーションは?
「例えば、潮が緩んでイカの活性が下がったときや、春の藻場はエクスカウンターシャローでフォールをゆっくり見せますが、そこでフラッシュブーストのステイにどう反応するか。フラッシュブースト3.0号が流されすぎずに潮に馴染ませてフォールできる状況なら、エクスカウンターとの使い分けも有効です」

 

【使い分け1】シャローエリアのラン&ガンや秋イカ狙い

シャローエリアをテンポ良く探るときはフラッシュブースト。活性の高いイカはもちろん、活性の低いイカのスイッチを入れて釣ることができる。フラッシングを嫌うイカが居る可能性もあるので、カエル跳びアッパーでフォロー。

(左)セフィア クリンチ フラッシュブースト / 001 Fモテモテピンク

(右)セフィア クリンチ ラトル / 013 キビナゴギン

 

【使い分け2】潮の流れが緩いときや春の藻場

日が高くなり潮の流れが緩んで活性が下がったときや、春の藻場で有効なのがエクスカウンターシャローのスローフォール。これで反応がなければ、フラッシュブーストのステイを試す。

(左)セフィア クリンチ エクスカウンター シャロー / 001 ピンクギン

(右)セフィア クリンチ フラッシュブースト / 001 Fモテモテピンク

【使い分け3】潮に馴染ませてフォールできるなら

エクスカウンターラトル3.5号に反応なし。フラッシュブースト3.0号が流されすぎず、潮に馴染ませてフォールできる状況で投入。シルエット、動き、沈降速度、ラトルの有無、フラッシングなど、誘う要素を大きく変えることができる。

(左)セフィア クリンチ ラトル エクスカウンター / 005 キンアジ

(右)セフィア クリンチ フラッシュブースト / 001 Fモテモテピンク

Sephia XTUNEが一新!
ロッドとラインにも気になるニューモデルが!

20-21Sephia の注目は、クリンチフラッシュブーストだけではない。 ロッドのXTUNEと新登場のPEライン、リーダーは湯川さんの腕に応える高性能。初・中級者の上達と釣果アップをサポートするロッドの新シリーズにも注目だ。

Sephia XTUNEがより軽く、シャープに進化

エキスパートから高い支持を得るエギングロッド、Sephia XTUNEが一新。スパイラルXコアに高強度素材のT1100Gを追加したブランクスや、エッジ形状のカーボンモノコックグリップなど、スペックが大幅に進化している。
「既存のXTUNEは、粘り強い曲がりが特長。新しいXTUNEは7機種すべて使いましたが、その曲がりを残しつつ、さらにシャープになってます。自重以上に軽く感じ、振りも軽い。キャストもジャークも思い切り振り抜けます。ハイエンドのリミテッドに、また一歩近づいたと言えますね。軽量化されたコルクグリップのルックスも気に入っています」

セフィア エクスチューン

S86M

 

ジャークのパワーロスを防ぎ、耐久性も高いエギングスペシャル

「僕は0.6号を使っていますが、Sephia8+に変えたらラインを巻き替える回数が減りました。糸巻き量が足らなくなって替えるくらい。とにかく耐久性が高い。耐摩耗性を上げるヒートシンクコーティングのおかげです。超低伸度加工のタフクロス2でジャーク時のパワーロスを防ぎ、高感度。強さも操作性も感度も高いPEラインです」

耐摩耗性に優れ、ワンランク上の強さを発揮

「一言で言うと根ズレに強く、引っ張り強度が高い。一般的なフロロカーボンリーダーよりワンランク上の強さで、僕は普段、3号をメインに使いますが、これなら2.5号でも問題ないでしょうね。適度なしなやかさがあってノットも組みやすい。Sephia8+PEを結んで自分史上最強のラインシステムが組めます」