音で気づかせる!音で活性を上げる!ラトルの有効性

ラトルでアピールのバリエーションが増える

– エギングで使うルアーは、エギしかない。釣り人がジャーキングでエギに命を吹き込み、フォールで抱かせる。エギングはシンプルだが、奥の深い釣りだ。
「エギングで釣果を出すには、まずイカにエギの存在を気づかせます。エギがイカにアピールする要素の一つに、エギのサイズが挙げられます。大きいほど目立つし、波動でもアピールできます」

– 湯川さんのエギングは、デイゲームがメイン。視覚的なアピールでいうと、カラーもある。
「派手なカラーは目立ちます。それが効くときもあれば、ナチュラル系が効くときもあります。同じように音を出すほうが効くときもあれば、音がないほうが釣れるときもある。つまりクリンチラトルの登場で、アピールの要素が増え、エギの選択肢が広がるということです」

– そもそもアオリイカは、音を感知しているのでしょうか?
「大学の研究者の方の研究によると、アオリイカは耳石と触腕で、それぞれ周波数の異なる音を感じているそうです。詳しい話は長くなるので割愛しますが、実釣で良くも悪くも音の影響を体験しているので、音の効果は間違いなくあると思います」

– 良くも悪くも、というのは?
「イカがエギの音に警戒することがあります。あとは、魚が頻繁にアタックしてきたり」

– では、音のプラス要素は?
「ラトルでイカにエギの存在を気づかせやすくなります。音に好反応なイカは、音で活性が上がることも多い。そういうときは、クリンチラトルが明らかに釣れますからね」

 

セフィア クリンチ ラトル

(左)003 ピンクCANDY / (右)008 バナナチャート

2017年のデビュー以来、全国各地で実績をあげているSephia Clinchにラトルバージョンが登場!切れの良いダートで広範囲をテンポ良くサーチできるカエル跳びアッパーと、ワイドなダートで大型イカを誘き出し、ナチュラルなフォールで抱かせるエクスカウンターのラインナップはそのままに、ラトルでアオリイカにアピール。フォール中も音を奏でるフォールラトルで、イカを誘い、抱かせることができる。

 

2つのラトルルームにガラスラトルを内蔵

クリンチラトルは、腹部と後部の2つのラトルルームにガラスラトルを内蔵。
後部の仕切板は曲面に、前部の仕切板は段差を持たせることで、シャクリはもちろん、フォールやステイ中も音を出す内部構造を持つ。

常に音が鳴り続けて、誘う FALLRATTLE(フォールラトル)

 

Sephia Clinch全4アイテムに
ラトル完備

カエル跳びアッパーとエクスカウンターの全4アイテムにラトルを採用。カエル跳びアッパーは、低重心のウェービングシンカーを搭載。テールを絞ったボディ形状で引き抵抗が軽く、安定した連続ダートが得意。エクスカウンターは、背面で水を受け、ジャーク時の浮き上がりを抑えるボディに、水噛みの良いダッキングシンカーを搭載。横方向へのスイープなダートが引き出せる。サイズによってアクションが違うのもクリンチシリーズの特長だ。

上からエクスカウンター 3.8号、エクスカウンター 3.5号、カエル跳びアッパー 3.0号、カエル跳びアッパー 2.5号

フォール中も、ボトムステイでも音を奏でてバイト誘発

エギの姿勢変化が音を響かせる

– イカに対してアピール効果をもたらすエギのラトル音。クリンチラトルの音へのこだわりは?
「音量は大きすぎず、小さすぎず。音質もカタッとか、カサッと甲殻類の殻のような乾いた音で、僕は好きです。あとクリンチラトルの音へのこだわりは、なんといってもフォールラトルです」

– フォールラトルとは?
「通常、ラトル入りのエギは、ジャークして動かしたときに音が鳴ります。これはクリンチラトルも同じです。違いは、フォール中も音を出すという点です」

– 沈みながら音を奏でる?
「クリンチラトルは、前述のとおり、腹部と後部のラトルルームにガラスラトルを内蔵します。たとえばジャーク後、フリーで落として、途中でラインテンションをかけてカーブフォールにすると、エギの姿勢が変わってコロッとラトルボールが転がって音が響きます」

– つまりフォール中に音を出すから、フォールラトル?
「そう。あとボトムステイでも。エギが着底するとエギの浮力でテールが上がる。このときの姿勢変化でも音を出します。ボトムステイ中は、わずかな潮の流れでエギが揺れて、音をプラスしてイカを誘えます。とくに音に興味を持って寄ってきたイカは、フォール中やステイ中の音が、バイトを誘う要素の一つになるはずです」

– 喰わせの間でも音の有効性を発揮できるのが、クリンチラトルの一番の特徴だ。
「今までにないラトル入りのエギ。獲りきれなかったイカが抱く可能性が高まります。フォールラトルで釣果アップを狙ってほしいですね」

 

エギの姿勢変化でもラトルボールが転がり、音を出す

例えば、ダート後、水平姿勢から前傾すると、ラトルルーム内で散っていたラトルボールが前部に転がり音を発生。エギの姿勢の変化でも音を出すのが、クリンチラトルのラトルシステムの特長だ。

 

How to フォールラトル

①クリンチラトルは、ジャークするとアクションとラトルサウンドでイカにアピール。ジャーク後のフォールは、②フリーフォールでクリンチラトルは前傾姿勢で沈む。③人差し指でラインの放出を止め、ロッドの角度を調整して軽くラインテンションをかけ、カーブフォールにスイッチ。前傾から水平に近づく姿勢変化でラトルボールが転がり、フォールラトル発動。④フォールラトルでイカが抱く!⑤「フリーフォールでエギに興味を示したイカが、カーブフォールへの切り替えによる姿勢変化と音で抱くイメージです」

フォール中も音で誘えるフォールラトル

一般的なラトル内蔵のエギは、ジャークしてエギを動かすと音が鳴る。「クリンチラトルもジャーク中に音を出します。オリジナルのラトルシステムにより、フォール中やボトムステイでもエギの姿勢変化で音を響かせる。喰わせの間に音による誘いをプラスできます」

クリンチとクリンチラトルの使い分けは“イカに聞く”

– イカの活性が高いときは、アピール力のあるクリンチラトルが効きそうですが?
「その傾向はあります。でも好奇心旺盛な秋イカが、音に警戒して後退することもあります。クリンチとクリンチラトルの使い分けは、イカに聞くのが基本。どちらかに反応がなければ、もう一方を試します」

ボトムステイで揺らめくエギが音を放ち、イカを誘う

遠投するほど水中のラインの抵抗は大きく、ラインを引っ張りながら沈むエギの前傾は緩め。着底するとラインの抵抗から解放されて、シンカーを支点にエギの浮力でテールが上がる。このときの姿勢変化でラトルボールがコロッと転がり、音を発生。「ボトムステイ中は潮の流れでエギが揺れるときにも音を出す。ボトムに置くだけで音で誘えます」

クリンチラトルの登場で攻め手が増え、ゲーム性が高まる

音の有無、動き、色 エギの選択要素が拡大

– クリンチは、ノンラトルとラトルの2タイプが出そろったわけだが、とくにクリンチラトルが有効な状況はあるんだろうか?
「そこが一番難しいところで、正直に言えば、先ほど話したとおり、イカに聞くしかないです。たとえばシャローの見えイカが、クリンチのカエル跳びアッパーには反応しないのに、ラトルに替えたら、沈み根からほかのイカまでものすごい勢いで出てきたとか」

– 見えるイカへのアプローチは、反応がわかりやすいですね。
「結局、見えないイカも一緒です。潮が重くて、これは喰うでしょ!というタイミングでクリンチに反応がない。ラトルに替えたら簡単に釣れたとか。当然その逆もあります。要は、どちらか一方では、釣り残していた状況が必ずあるということです」

– クリンチとクリンチラトルを併用することで、釣果アップにつながる。では、クリンチラトルの使い方は?
「使い方もクリンチと一緒です。シャロー撃ちで、エギをキビキビ連続ダートさせるならカエル跳びアッパー。前進を抑えたダートでボトムをじっくり探ったり、回遊待ちで大型イカを狙うときはエクスカウンターです」

– クリンチと同じ操作感で、ラトルの効果がプラスできる?
「できます。あとラトルのエクスカウンターは、切れの良いダートがさせやすく、アクションの違いを意識した使い分けもできます」

– ラトルのエクスカウンターは、切れの良い連続ダートもしやすい?
「テンポ良くジャークできます。あとクリンチとはカラーが違うから、色の使い分けも可能。カラーローテーションの幅が広がります。クリンチラトルの登場で、音の有無、動き、カラーとエギの選択要素が増えました。ゲーム性が高まり、今まで以上にエギングが奥深く楽しめます」

(左上から)008 バナナチャート、003 ピンクCANDY(右上から)006 アボカドケイムラ、010 トリコロール、007 ナスビパープル

クリンチとのカラーローテーションも有効

クリンチラトルは14色。スタンダードなピンク系やオレンジ系もあるが、独自のカラーもラインナップ。「バナナチャートやピンクコアなど、ド派手な色も用意。カラーでもクリンチと使い分けができます。カラー選びの基本は、視認性の高さと遊び心。ちなみにトリコロールは、床屋さんのサインポールのイメージです」

 

【Clinch Rattle エクスカウンター / 音の有効活用例】ボトム攻略や回遊待ち

ボトムをじっくり探るときは音の効果をフル活用。大型イカの捕食を誘う

「春の藻場周りや、潮通しの良いエリアでの回遊待ちで大型イカを狙うときは、ボトムをじっくりていねいに探りたい。糸フケを瞬間的に張ってゆるめる、前への移動距離を抑えたジャークを多用しますが、当然、アクション中に音を発生。意識的に高く跳ね上げれば、フォールラトルも活用できます。ボトムステイも長めに置いて音を出す。音に好反応するイカは、音で活性が上がりやすいはず。フォールやボトムステイ中の音も活用してバイトを誘います」

 

【Clinch Rattle カエル跳びアッパー / 音の有効活用例】シャローのラン&ガン

連続ダートで音を鳴らし続け、ストップで動きと音のアクセントをつける

「シャローのラン&ガンは、シモリが点在する水深1mを切る浅場を攻めることもあります。エギを沈めるとすぐ根掛かりするので、着水したらショートピッチジャークで連続ダート。クリンチラトルは、音を鳴らし続けてアピールできます。アクション後は、ラインテンションをかけてストップ。エギに気づいて寄ってきたイカに喰う間を与えますが、ストップした瞬間、エギの頭が下がって音が鳴る。連続ダートとはリズムを変えた音のアクセントを演出できます」

タックルデータ

ロッド:セフィアLIMITED S85ML

“真の軽さ”を追求したSephia LIMITED

シマノのエギングロッドの最高峰、Sephia LIMITEDが8月にリリース。求めたのは“真の軽さ”だ。「自重が軽いだけでなく、手にしたときに自重以上に軽く感じます。キャストもシャクリも振りが軽い。軽いから感度も高い。ブランクスはしなやかで絶妙な張りがあり、操作性も優れる。タクトを振るように、軽快にクリンチラトルの音を奏でることができます。3機種あり、S83Lは取り回しやすくカエル跳びアッパーによるラン&ガンにマッチします。オールマイティなS85MLに、エクスカウンターで大型イカを狙うならS86Mがおすすめ。合わせるリールは、より軽快な操作感を求めるならヴァンキッシュC3000。最高峰のロッドにはステラC3000も似合います」

ライン:セフィア8

視認性の高い高機能エギングPEライン

エギング専用PEラインも新登場。
「僕は0.6号を使いますが、8本編みでコーティングされていて非常に滑らか。ガイド抜けも良く、強度も十分あります。10m×5色に1mピッチのマーキングが入り、視認性も高い。ラインの動きが見やすく、フォールラトルの操作で生きます。」

リーダー:セフィア フロロリーダー

「リーダーも新製品。セフィアショックリーダーの2.5号です。」