ノッコミ真鯛とは?

餌を積極的に捕食する産卵を控えた真鯛

春になると産卵を意識した真鯛が浅場に集まり、産卵前の荒喰いをするようになる、浅場にどんどんマダイが集まってくる様子を「ノッコミ」と表現した言葉だ。ノッコミの時期は3〜6月にかけてが一般的。

エリアによってばらつきがあるが、今回釣行した玄界灘では、3月後半くらいからノッコミが入ってきて、6月くらいまでは好調に釣れることが多い。ノッコミは、1年でもっとも太っていて大型の真鯛が狙えるシーズンだ。

Day1 鯛ラバで気をつけていることは、巻スピードよりも“引き心地感!”

玄界灘では50〜60クラスがアベレージ

実釣スタート。まずはタイガーバクバク150gで様子を見る。

– 5月上旬、鈴木斉さんは福岡県の漁港にやってきた。ここから沖に出て、玄界灘エリアで鯛ラバでノッコミ真鯛を狙う。シーバスやオフショアのジギング・キャスティングのイメージが強い鈴木さんだが、鯛ラバも大得意だ。
「今がまさにノッコミのシーズン真っ只中。船長の話では良い真鯛が釣れているらしいので楽しみですね。サイズは、50〜60cm・2kgくらいが、玄界灘ではアベレージ。70オーバーや80オーバーも頻繁に釣れているので、それを狙いたいですね。90オーバーだって夢じゃないと思いますよ」

午前のうちは反応が少なく、午後になってようやく釣れ始めた。

– 漁港から出船し、期待を膨らましながら待つことおよそ2時間。ポイントについて釣りを開始たのは午前9時。水深は90〜100m。まずは炎月タイガーバクバク150gからスタートする。巻き取りのスピードは、どのように調節したら良いのだろう?
「巻くスピードも大切ですが、それよりも自分が意識しているのは引き心地ですね。自分がリールを巻いている時の感覚で、ちょうど良い引き心地を感じるところがあるんです。抵抗感なくスカスカの巻ごちはダメだし、抵抗感がかかりすぎてもダメ。潮の重さが乗って、ちょうどよくタイラバがアピールしているなという巻きスピードで巻いてくると、当たりが出ることが多いですね。その絶妙な引き心地を見つけるために、巻きスピードを変えたり、鯛ラバの重さを変えたり、鯛ラバのヘッド形状を変えたり。いろいろなことを試していくんです」

– この日の乗り合い船には8人のアングラーが乗っていたが、朝から当たりが少ない状況が続いていた。当たりが出始めたのは午後になってから。13時20分、記念すべき今回の釣行1尾目をキャッチした。
「150gから120gに変えたらすぐにヒットしましたね。速い巻きのリアクションで喰ってきました。鯛ラバは軽いほうが速く巻くことができますからね。やりました!」

1尾目、タイガーバクバク120gで。良型だが、これでも玄界灘のアベレージサイズ。

 

使用鯛ラバ

フォールでも巻きでもフラットヘッドが震えてアピール

その名の通りフラット形状ヘッドの鯛ラバで、スローなフォールで誘うことができる。フォールでも巻きでも、ブルブルとヘッドが揺れるウォブリングアクションを発生させ、アピール力は高めのタイプ。今回の実釣りでは、このフラットバクバクの速巻きにマダイが好反応。警戒心の強い大型のマダイにも威力を発揮するモデルだ。

ここから釣りを組み立てるオーソドックスタイプ

誰でも使いやすい、ラウンドタイプの遊動式鯛ラバ。 斜めのフラット面が安定した泳ぎを実現している。独自の遊動用スルスルパーツで、ネクタイ交換が用意だ。ドテラ流しや潮が速い時も対応できる、万能型のアイテムだ。

 

春はボリュームよりも微波動です!

ノッコミ真鯛はシンプルな微波動が釣れる!

– ノッコミ時期の鯛ラバのチョイスで気をつけていることは?
「春はボリュームよりも微波動、シンプルなほうが良く釣れますね。産卵時期で鯛が神経質になっているんだと思います。春はスカート、ネクタイ、ワームに関しては、ボリュームをつけすぎないようにしましょう。逆に、秋はもっとアピール力のあるものでいいと思います」

ネクタイもスカートも外し、パーツをすべてカットしたワーム1本をチョン掛け。これも春先によく釣れるセッティングだという。

「ノッコミシーズンで釣れない時の最終兵器ですよ!」

 

鯛ラバの基本アクション

落として巻くだけの簡単操作。だからこそ奥が深い

鯛ラバを着底させて、一定のスピードで巻いてきて、約8割ほど巻いてきたらまた落として巻いてくる。潮の流れなどで、ラインが斜めになってきたら回収して、鯛ラバを入れ直す。鯛は直線軌道で動くものに反応が良いので、まっすぐ一定に巻いてくることがコツだ。その日の状況に応じて、巻くスピードはいろいろと調節していこう。

 

潮が緩い状況で、フラットバクバク120gの速巻きテクが炸裂!

潮が緩く、バーチカルに誘う場面が多くなった午後、鈴木さんはこの日のヒットパターンを発見。それがフラットバクバク120gの速巻だ。流れを受けてウォブリングアクションするフラットバクバクは、潮の緩い状況でもしっかりとアピールしてくれる。

バーチカルに 誘うときは フラットバクバク!

 

【リトリーブスピード】フォールレバー&カウンター付きの鯛ラバ専用リール

滑らかなリーリング性能で精度の高い等速巻きをサポートし、フォールレバー付きで一定のスピードを保ったフォーリングを可能にする。また、フォールスピード・巻き上げスピードが表示され、同時に水深も把握することで、ヒットパターンを正確に把握できる。

  • 炎月 プレミアム
  • コンクエストCT300PGもフォールレバー機能付き。フリーで落とすよりもバックラッシュしにくく、安定して落ちていくのでライン絡みといったトラブルも少ない。

ヒットパターンを数値化することで、釣れた状況の再現・共有が可能になった

フォールレバー付きリールならフォールバイトも取りやすい

– この日はあまり潮が動かず、魚からの反応が少ない状況であったが、結果的に4尾の良型をキャッチすることに成功。全体的に、やや速めの巻きスピードが効いた。
「今回のスピードでいうと、4〜6で当たりが多かったですね。リアクション的な、少し速めの巻スピードです。炎月プレミアムにはスピード表示機能が付いていて、0〜9、Hと巻きスピード・フォールスピードが表示されます。同じ機能のリールを使っていれば、隣の人に、釣れた情報を共有できるのが良いところですね」

– ゆっくり巻く、速く巻くといった表現には、当然個人差がある。しかし、この機能を使えば、釣れたときの状況を数値化することでパターンの再現化が可能になるのだ。さらに、フォールレバー機能も重要な要素。
「フォールに関しては、ストーンと落としたほうがいい時もあるし、ちょっとテンションを掛けながら落としたほうがいい時もあります。基本的には、テンションはあまり掛けないように落とすこと。スプールを軽くサミングしているくらいがちょうど良いでしょう。フォールレバー付きなら、軽く一定にテンションを掛け続けることができますよ。サミングだとどうしても等速に落としていくことが難しいし、落ちていく鯛ラバの姿勢がブレて、ライン絡みをしたりするんです。フォールレバーなら、フォール中のアタリに集中できるし、当たりがあったらすぐにレバーを返して巻き合わせをすることができますよ」

今回の釣行は2日間で、2日目はまさに爆釣の1日。玄界灘の魚の豊富さを物語る釣行になった。その模様は、後編で詳しく紹介する。

タックルデータ

その1

リール:エンゲツ プレミアム151PG
ロッド:エンゲツ エクスチューンB610ML-S LEFT
ライン:タナトル8 0.6号
リーダー:オシアリーダーEXフロロ 3号

その2

リール:エンゲツ プレミアム151PG
ロッド:エンゲツ エクスチューンB610ML-S LEFT
ライン:タナトル8 0.6号
リーダー:オシアリーダーEXフロロ 3号

その3

リール:オシアコンクエストCT 300PG
ロッド:エンゲツ エクスチューンB610M-S LEFT
ライン:タナトル8 1.0号
リーダー:オシアリーダーEXフロロ 4号

釣れる!鯛ラバ大百科
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