スイスイドロッパーを使ったオモリグなら速い潮流でも自然にアピール!

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上下に良く動いて誘うスッテとは異なる、横の動きをメインとするオモリグ専用となる新しいエギが登場。エギらしいゆっくり&水平姿勢コンセプトがナチュラルにイカを誘う!
速い流れの中でも止まって抱かせる!
「コロコロスッテのようなメタルスッテを使ったドロップリグは、群れが多くて活性が高い場面では、効率的にケンサキイカを獲っていけます。でも、ドロップリグで反応がない、大型ケンサキイカを狙いたい。そんな時はスイスイドロッパーを使ったオモリグがおすすめです」
– オモリグで使うという話ですが、ドロップリグとどう違うんですか?
「名前通りメタルスッテではなくオモリを使い、100cm程度と長くとったリーダーの先にエギをセットします」
– リグとしてはまったく異なる形状だ。では実際、釣りにどう影響してくるんですか?
「ドロップリグは上下に誘う縦の釣りがメイン。オモリグはどちらかというと潮になじませてエギを水平にして誘う横の釣りといえます」
– 釣り自体もかなり変わってくるんですね。
「特にスイスイドロッパーはゆっくりフォールします。じっくりイカに見せることができるし、水平姿勢をキープしやすいので乗りも良い。より自然にアピールしてくれるので大型のケンサキイカに効果が高いんですよ」
群れが大きいときの効率的な数釣りはドロップリグ。それに比べるとよりナチュラルな動きのオモリグ×スイスイドロッパーは、タフコンディション時にも効くうえに大型も釣れる。2つの使い分けが重要だと富所さんは語ってくれた。

ドロップリグに比べて約100cmと長いリーダーが特徴的なオモリグ。その長さとスイスイドロッパーが、より自然な動きを演出してくれるのだ。
オモリグとドロップリグとの違い
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エギの動きが止まって抱きやすい
ドロップリグに比べてリーダーが長く、速い潮流でもエギがしっかりと潮になじんでくれるのでイカが抱きやすいのが特徴。また、大きくゆっくり動くので大型に効果的だ。
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アピール力が高めで数釣りに○
浮きスッテとメタルスッテを使ったドロップリグは、上下に誘ってイカの群れに通す縦の釣り。群れの数が多い場合に良く、数釣りに効果的なリグだ。今回、富所さんは浮きスッテの代わりにスイスイドロッパーを使用。
【使用エギ】
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オモリグで使うのはスイスイドロッパー。サーフボードのキールのようなウェイト形状がスムーズに潮上を向きやすく、速い流れの中でも水平姿勢を保ちやすいのでイカが乗る率もアップ!
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オモリグで使用するアシストリーダー。ラウンドスナップ採用でトラブルレス仕様。

サイズはイカの大きさに合わせて選ぼう
スイスイドロッパーは1.5号、1.8号、2.5号の3サイズ。それぞれイカの大きさに合わせて使い分けていく。小型が多い場合は1.5号だが、大型狙いなら2.5号がおすすめ!
【使用メタルスッテ】
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コンパクトなシルエットを採用し、イカのサイズに関わらず対応できる。
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ショート、ロング、パラソル、ダブルエダスの4種類をそれぞれ状況によって使い分ける。リーダーが短いショートはイカが小さめのとき、ロングは中間サイズ、パラソルは大型狙い。ダブルエダスは2本の浮きスッテやエギを取り付ける場合に使用。

※写真は新色の赤白ケイムラ
新色追加で、タフな状況にも対応!
セフィアのメタルスッテシリーズ中スタンダード的存在のコロコロスッテに、6つのニューカラーが追加となった。イカの活性が低い状況で威力を発揮する夜光やケイムラをラインナップ!
長いリーダーを活かした大きいシャクリで誘っていこう!

「オモリグはその日の群れの中でも大型が狙っていけるんですが、イカの群れ自体が小型だとこのサイズも抱いてくるんです」
大きく誘ってからは止めて水平に流す
– オモリグ×スイスイドロッパーのリグの仕組みがわかったところで、次は実際の操作方法を解説。
「リーダーが長いので振り幅を大きくしてロッドをシャクることで、しっかりとエギにアクションを付けていきます」
– ドロップリグのときは上下の振り幅も短め。でも、オモリグは垂直近くまでロッドを高くあげていったのだ。
「シャクリは一回のワンピッチジャーク。それをチョーン・・・チョーン・・・チョーン・・・と2〜3回シャクってあげます。そうするとエギがグ~っと持ち上がったのが、ゆっくりフォールしていきます。潮にのって引っ張られた状態になっていって、水平姿勢になって一番良い状態で潮へなじんだ時にイカが抱いてくるんです」
– シャクリ幅も大きいが、リールも一回転以上!?
「一回転半くらいの大きな誘いになります。それでもエギは直進性がありますのでブレにくいから潮になじみやすいんです」
– そう解説している際にもアタリが!
「ドロップリグからオモリグに変えてすぐに来ましたね。これで胴長25cmくらい」
– 一杯目はアベレージサイズ。この日は小型の群れが多かったのか、しばらくしてきた二杯目は・・・。
「ん~、これはかなり小型(笑)。オモリグは大型が狙えますが、もちろん小型だって反応します。エギのサイズはイカの大きさに合わせて変えていきますが・・・今回は1.8号や1.5号の出番も多そうかな?(苦笑)」
より大きな振り幅のシャクリ!
オモリグはロッドの角度が90°に近い大きいシャクリ幅!
「細かい誘いではリーダーの長さからエギがあまり動かない場合がありますので、大きいシャクリが必要になってきます」
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ドロップリグのシャクリ幅は短めでOK。「状況次第では大きくシャクる場合もありますが、リーダーが短いので細かくシャクってアピールさせます」
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ワンピッチジャークで大きくシャクってからエギが止まったときに抱く!
オモリグのシャクリ方はワンピッチジャーク。そのシャクリ幅は大きいためリールは一回転半巻く。そのシャクリを2~3回繰り返して誘っていこう。そしてエギがスローフォールして潮になじんでいくと水平に止まった姿勢となり、そのタイミングにイカが抱く!

エギの直進性を利用して水平姿勢で誘う!
浮きスッテなどは大きくシャクったあとにフラフラと上下に動きやすい。しかし、エギには直進性があるので流れに乗りやすい。さらにスイスイドロッパーのウェイトはキール形状で速い潮でも潮上へ向きやすく、より水平姿勢をキープ!
反応がなければエギ&メタルスッテのカラーをローテーション!
どのカラーが効く!よりもローテが大事
「同じエギやスッテで釣れていればそのままで大丈夫。ですが、反応がなくなってきたならシャクリをちょっと多めにしたりするのも良いし、エギやスッテのサイズを変えたり、変化を付けていった方が良いですよね」
– 釣れていたのにピタっと反応がなくなるなんて場面はありがち。特に周りは釣れているのに自分だけ・・・となると、焦りも出てくる展開だ。
「釣り方以外には、カラーのローテーションもわかりやすい解決方法ですよね。どのカラーが効くっていうのはその日の状況次第ですから、まずいろいろなカラーをローテーションしていくことが大事です」
– スイスイドロッパーは全8色。これをローテしていけば大丈夫ですか?
「十分だと思います。あと、ドロップリグで使うコロコロスッテも新色が追加されました。夜光やケイムラといった渋いときにも効果のあるカラーなので、様々な状況に合わせやすくなっています。あとタックルですが・・・」
– 釣れていたのはベイトタックルですね?
「スピニングタックルでキャストするのも良いし、オモリグならどちらでもOKです!」


使うタックルはベイト、スピニングどちらでもOK!
「今回使用したのはスピニングとベイトタックルの2本。オモリグはどちらでも使えますが、スピニングタックルはキャストに向いていますね。Sephia SS、Sephia CI4+どちらもしなやかなティップだけどバットはしっかりしていますので、大きなシャクリをするオモリグにはピッタリです」
Sephiaコロコロスッテに新色追加
よりローテーションの幅がアップ!!

パイロットスッテのコロコロスッテに、新しいカラーが追加!ローテーションの幅も多くなった。「NEWカラーはノリが悪い時におすすめですよ!」