フラッシュブースト

フラッシュブースト

ボディ内部にスプリングで固定されたプレートが、振動に反応して1秒間に約6回という高速ピッチでフラッシングを発生。決して止めることのできない連続反射がベイトフィッシュの生命感を演出し、魚の闘争本能に火をつける。これが動きを止めても誘いを止めない「フラッシュブースト」の全貌だ。

狂鱗

狂鱗

本物のイワシの鱗を最先端の技術で再現した「狂鱗」は、鱗の一枚一枚が独立して輝く画期的なホログラム。生命感にあふれる色彩や輝きはもちろん、重なり合う鱗の立体感にまで踏み込んだ新時代のリアルだ。魚を狂わせる鱗、だから「狂鱗」。あと一歩でルアーを見切ってきた大型魚も、この輝きは見切れない。

新たな扉を開く切り札

新感覚フラッシュブースト 動かしても止めても魚を誘う!

ルアーフィッシングの基本はルアーを魅力的に動かすこと。
味も匂いもないハードルアーの場合はその傾向がいっそう顕著だ。
しかし、もしも止めておくだけで自動的に動くルアーがあったら、誘いのパターンは確実に増えるはず。

フラッシュブーストはそんな可能性を現実のものとする新機構。
動きを止めても終わらないフラッシングがターゲットを誘う。

 

鱗の輝き、胸鰭の動きなどベイトフィッシュの生命感を演出

フラッシュブーストは鏡のような反射板をルアーの内部にスプリングで固定した構造。
このスプリングが着水の衝撃やルアーのアクションなど、わずかな振動を増幅して反射板を揺らし続けるのが止まらないフラッシングの秘密。インジェクション成形による樹脂製ルアーだからこそ実現可能な技術である。ではいったい、このフラッシングは魚の眼にはどう映っているのだろうか?鱗のキラキラ感、胸びれの小刻みな動き、あるいは心臓の鼓動だろうか。おそらくそれらすべてを含んだ生命感が答え。食性と攻撃本能の両面から、魚はこの動きを無視できないはずだ。

フラッシュブーストは止めているときのほうがよりその効果を実感しやすいが、ルアーを動かしているときも、この細かいフラッシングが魚を呼び寄せていると考えるのが自然だろう。止めて誘う時はもちろん、波や風で揺れている間も内部の細かいプレートがキラキラと動いて生命感を演出する。それがフラッシュブーストだ。

フラッシュブーストを搭載したオシアヘッドディップ200Fとエクスセンスシャローアサシン99F。静かな海面はもちろん、波や流れに任せたドリフトの状態でも効果を発揮する。

 

明滅速度は0.16秒 わずかな振動を動きに変える

0.16秒。この数字はシャローアサシン99Fに内蔵されたフラッシュブーストのユニットが、1回のフラッシングに要する時間である。つまりこのユニットに組み込まれた金属板は、1秒間に約6回、光を放つという計算になる。しかもこのフラッシングはアングラーの意思や水面の状況に関わらず、自らその動きを止めることはない。いや、もっと正確に言えば、ルアー本体を破壊しない限り、誰にもその動きを止めることはできないのである。

この動きがベイトフィッシュの生命感をアピールし続けると同時に、目障りな存在としてターゲットを挑発。食性、攻撃性の両面から捕食スイッチを刺激する。

 

大型のマグロが6本ヒット!このルアーで釣れるのは必然だ

フラッシュブーストのプロトを搭載したヘッドディップ200Fの最終テストは、シマノの開発スタッフに鈴木斉さんを加えた4名で決行。

– 初日早々、鈴木さんがマイワシカラーのプロトタイプで大型をキャッチしてみせ、開発チームはホッと安堵。その後鈴木さんの指導の下、開発チームも釣りに参加し、なんと大型のマグロばかりを2日で6回もヒットさせるという驚異的な結果を叩き出したのである。
「目の前で大きなマグロがドッカンドッカン跳ねているのを見ると、どうしてもルアーを動かしたくなってしまうんですね。僕がそれを見て開発チームに言ったのは『動かすな!でも誘え!』と。せっかく入ったナブラから離しちゃダメということなんです。ヘッドディップは水面での安定感が高いため、風や潮に引っ張られてナブラから外れてしまうことが少ないうえ、止めていてもフラッシュブーストが誘い続けてくれるんですから、釣れるのは必然なんです」(鈴木さん)

 

反射板がボディに内蔵されていることのもう一つの効果

ここで紹介しているマグロのナブラ撃ちを筆頭に、昨今のソルトウォーターシーンでは魚にルアーをじっくり見せて喰わせるメソッドが一般的になりつつある。河川のシーバスをドリフトで攻略しているアングラーや、磯やサーフで引き波を利用したステイの誘いを多用するアングラーならその効果をよく知っているはずだ。

その際、釣り人側は基本的にアクションを加えることはないが、実は微妙なラインメンディングをはじめ、流すレーンをコントロールしたり、ルアーが魚の視界から消えない程度の動きを与えたりして、捕食のスイッチを入れる工夫は必要になる。

フラッシュブーストはそのうえで、人間の手の感覚では到底表現できない微細なフラッシングを演じるのである。しかもこれは従来ならプロップやブレードなどの外部パーツを装着することで補足していた部分だが、フラッシュブーストはボディに内蔵されているため、空気抵抗や水流を受けて飛距離を落としたり、操作を邪魔したりすることがなく、ラインや流れ藻に絡んで効果を損なう心配もない。そういう意味でもまさに革命的なアイデアなのである。

“本物を超えるリアル”を追究した狂鱗の実力

リアリスティックの概念を変える革命的ホログラム狂鱗  真実の輝き!

ルアーをもっと本物に近づけるにはどうしたら良いかというテーマのもとに、シマノと鈴木斉がタッグを組んで完成させた狂鱗。その名の通り、魚を狂わせる魔法の鱗が2019年のソルトシーンを席巻する!

 

本物のイワシから鱗を採取 開発はそこから始まった

百戦錬磨の大型魚を狂わせる本物感を武器に、テスト段階から数々の実績を打ち立てている狂鱗。その実力は別記した通りだが、開発過程で特筆すべきは、既存のホログラムパターンでは表現し得ない「本当のリアリズム」を追究するため、釣具メーカー自身が新たなホログラム作りに着手したことだろう。

プロジェクトのファーストステップは、生きたイワシから鱗を採取してスケッチに起こすことだった。次にそのイラストのアウトラインをデータ化し、イワシの拡大写真に重ねて本物の鱗が配置されている実際の間隔を再現。そのうえで鱗の一枚一枚が独立した形でしっかり輝くよう特殊な技術を導入。こうした地道な作業を積み重ねて生まれたのが、本物を超えるリアル"狂鱗"なのである。

狂鱗は角度によって色彩が七変化するだけでなく、質感や立体感の部分でもリアルを再現。一枚一枚の鱗はそれぞれが独立しているため、隣り合う鱗同士でもコントラストが発生。まるで生きているような輝きを演出可能だ。

  • (左)スケッチを実寸でアウトライン化
    (右)イワシの拡大写真を元に実際の鱗の配置を再現

 

ヒラスズキの反応を見て疑いようのない実力を確信

実釣テストはオフショアのみならず、サーフキャスティングや河川のシーバスゲームでも行なわれ、着実に成果を挙げていたが、そのなかで特に開発チームが重要視したのがヒラスズキの反応だった。

眼球が大きく視力に優れたヒラスズキが、澄んだ潮の条件でも狂鱗を見切らずにバイトするのか?しかしテストの結果は上々。写真撮影を忘れるほどの連続ヒットを記録する日もあった。青物に加えてヒラスズキも見切られることなくバイトに導く事実を目の当たりにし、狂鱗ホログラムの実力が市場に送り出すにふさわしい性能であることを確信するに至ったのである。人間も、魚も認める革命的なリアルホログラムの完成である。

 

衝撃的なバイトに遭遇して狂鱗と命名

– ホログラムの開発も終盤に差し掛かり、さて名前はどうしようかと全員が悩んでいたある日、鈴木さんとシマノスタッフは玄界灘での実釣テストにおいて衝撃的なシーンに遭遇した。鈴木さんが、その時点でまだ名称も決まっていなかった狂鱗ホロを貼ったオシアペンシル別注平政をキャストすると、突然大型のヒラマサが奪い合うように姿を現した。
「命名は考えたというより閃いた感じ。鱗という文字を入れたいというところまでは漠然と決まっていましたが、皆いくら考えてもこれだというものが浮かんでこなかったんです。そんなある日のテストで、このホロを貼った別注平政に20㎏クラスのヒラマサが4~5匹で喰いに来て、狂ったように奪い合った。その光景を見て、狂鱗という言葉が閃いたんです。魚が狂うウロコ。魚を魅了する輝き。言葉の響きも強いし、その意味もイメージしやすい。これはいいなと、その場で決まりました。『狂鱗』は机上ではなく船上で生まれた名前。まさにヒラマサに導かれたネーミングなんです」(鈴木さん)

 

各分野の専門家の知恵を結集してデザインを決定

ホログラムは受ける光によって輝き方が変わる。テストにはこのことを熟知したホログラムの専門家も加わり、さらに熟練の職人が手作業で調整してようやく専用の鱗柄が完成。さらにそれをインストラクターが実戦に投入することで意見が加えられ、最終的なデザインに落とし込まれている。だから狂鱗ホログラムを搭載したルアーを手にしたら、まずは水中にルアーを浸けてその美しい輝きを実感してほしい。

そこにはまるで、生きているかのような生命感を放つルアーが存在しているはずである。もちろん、強度や耐久力も確認済み。数多のプロの手によってテストされ、最新の技術を投入してカタチにした狂鱗を、思う存分、フィールドで投げ込んでもらいたい。

 

魚が違和感なく襲いかかる本物らしさにこだわっています

– では最後に、狂鱗ホログラムに対する鈴木さんからのメッセージを紹介しよう。
「僕がこだわったのは、生きたベイトフィッシュのように虹色に輝き、魚が違和感なく襲いかかる本物らしさ。それからルアーの動きに影響を与えない薄さと耐久性です。相手がデカくなるほど偽物では騙せませんが、狂鱗はどんな大物にも自信を持って使えます」