実釣フィールド / 紀伊水道伊島周辺(徳島県)

紀伊水道は和歌山県、徳島県、兵庫県淡路島に囲まれる海域で、今回は阿南市の中林漁港から出船。
伊島周辺は太平洋に面した紀伊水道の入り口で、一年を通じて様々な種類の魚が獲れる豊かな漁場。ライトジギングの好適地だ。

DAY2 “アカキン ”のメタルジグとロッドの総入れ替えで荒海に挑む!

軟らかいロッドでメタルジグを動かしすぎないように調整

– 実釣2日目の実釣エリアは、初日と同じ阿南市沖の伊島周辺。天候は予報どおりの大雨と南寄りの強風。そして壁のように大きなウネリが迫り来る。
「大荒れですね。今日は、昨日在庫を切らした濁り潮で実績のあるアカキン系のメタルジグをしっかり持ってきました。あと、ロッドを昨日より軟らかいタイプに替えました」

– 軟らかいロッドに替えた目的は?
「昨日はモーティブのB610-3など3番のロッドがメインでしたけど硬すぎた。今回の活性が低い状況で、シャクリでメタルジグが動きすぎました。今日は跳ね上げすぎないようにロッドは2番メインでいきます」

鈴木さんは3セットのタックルを用意し、大雨とウネリの中、実釣を開始。

大雨の中、海面付近を飛ぶ鳥。釣況は好転するか!?

想定外のゲストの登場でオシアコンクエストCTの力強い巻きを実証

– 海は、航行中に船酔いでグロッキーの同船者が出るほどの時化。島の波裏に入るとウネリは多少落ち着くが、雨は時折雨脚を強め、大粒の雨が身体中を叩く。
「目を開けられないほどの土砂降り。でも、昨日は居なかった鳥が、海面付近を飛んでいる。ベイトフィッシュがいるのかもしれませんね」

– 初日より釣況は良くなっているのか!? 鈴木さんによると、ベイトフィッシュが動けば青物の活性が上がるということだ。そして実釣を開始して間もなく、同船者にフグがヒット。その直後に鈴木さんにも魚信が。
「ボトムでドンッときました。けっこう大きそうです。でも走らない。なんだろう?」

– オシアジガー∞モーティブB610-2が満月のように曲がる。
「ロッドが曲がって引きを吸収。でも粘り強くて、復元力もあるから伸されることはないです。だからオシアコンクエストCTでグリグリ巻ける。剛性が高いからライトジギングで大物をかけても安心してファイトできます」

– 重量感のある引きを吸収してリフト。浮上してきたのは大きなエイだ。リリース後、釣りを再開すると、今度はエソがヒット。
「フグにエイにエソ。潮が効いていないということですね」

初日同様、釣況の好転はみられない。

 

オシアコンクエストCTが大物獲りの次元を上げる

体盤長(尾を除く長さ)が50cmを超えるエイと格闘中の鈴木さん。「重いけどリールの剛性が高く、カッチリしてるから楽に巻ける。ドラグも滑らかで、レベルワインド連動だから瞬間的に走られてもライン切れの心配が少ない。ライトジギングで大物狙いの次元を上げるリールです」。そのほかにもカウンターやフォールレバーを搭載し、ライトジギングで活躍。

詳細は前編を参照。

誘いと喰わせのメリハリを効かせて青物の反応を探る

バットとティップでシャクリを使い分ける

– 船が水深43mの瀬の上に入り、同船者にハマチがヒットすると、鈴木さんはサーディンウェーバー200g05Tアカキンからキングスラッシャー135g 01Tフルシルバーに交換。
「この海域で実績の高いメタルジグとカラーで、僕もハマチを狙います」

– だがアタリが出る時間は一瞬で終わり、新たなポイントに入ると、ポロッと誰かが釣るという状況が続く。
「通常、ハマチはバタバタッと連発するんですけど、今日は釣れても単発。活性が低いんでしょうね。あと今日はフワフワーッとフォールさせるようなアクションに魚の反応が良い。釣れている人のシャクリを見ても喰わせの間をきっちり入れてます」

– 喰わせの間というのは、シャクリ後のフォールを長く見せる?
「長い、短いで反応に差が出ることはもちろんありますが、大切なのは誘いと喰わせのメリハリ。バットを使ったシャクリでメタルジグを切れ良く動かし、ティップを使うシャクリでヒラヒラッと落として喰わせます」

– その効果が現れたのが水深28mの瀬の上。ドリフトスラッシャー120g 06Tアカキンシャイナーが魚の歯で傷だらけにされ、リアフックが切られる(写真)。
「オシアコンクエストCTはカウンターで水深を正確に把握して、根がかりが回避しやすい。でもウネリが高い上に浅いので、一瞬根がかりかと思ったらサワラでしたね。フワフワッとフォールしてボトム付近で喰ってました」

 

【誘い→バットを使うシャクリ】
ショートピッチで切れ良く動かす

「バットにメタルジグのウェイトをのせてシャクります。シャクリのパワーが伝わりやすく、ショートピッチでメタルジグの切れの良いアクションを引き出します。バンバン動かして、幅広いレンジを探るときにも効果的です」

【喰わせ→ティップを使うシャクリ】ポーンッと跳ね上げフワフワ落とす

「サオ先を高めにかまえ、長めのストロークでシャクってティップを曲げ、その反発でメタルジグをポーンッと跳ね上げます。メタルジグは水平姿勢気味にフワフワ、ヒラヒラッとフォールするタイプが向きます」

 

実釣2日目の主な使用メタルジグ

サーディンウェバー200gは初日にタチウオを釣ったメタルジグで、2日目はアカキン 系のカラーを用意。「水平姿勢気味にヒラヒラ落ちるタイプで、ボディの幅があるのでアピール力は高め。また、キングスラッシャーのフルシルバーは、伊島周辺で実績が高いメタルジグです」。このほかにドリフトスラッシャー120g、200g、キングスラッシャー150gも使用。

メタルジグをしっかり沈めてアクションを重視

多魚種がポツポツ釣れる状況で打開策を絞り込む

– 午前10時をすぎると雨は上がるが、ウネリは収まらない。実釣は同船者にシイラ、シオハマチがポツポツ釣れる状況で推移する。
「シイラが釣れるということは水温が高いんでしょうね。ボトムでカンパチ系が釣れたり、中層ではサワラがアタる。魚の活性が高ければどちらも釣れるんでしょうけど、今日はやる気のある魚が少ない。狙いが絞れないのが、逆に釣りを難しくしています」

– フグやエソも釣れている。潮の流れが緩いのも釣りを難しくする一因?
「コンクエストCTのリールの感度でも、流れの変化が感じとれないですからね。流れが効けばベイトフィッシュが動いて、青物の活性が上がるはずなんです。あと分厚いウネリにラインが引っ張られて、軽いメタルジグは沈まない。重めをしっかり沈めて、リアフックは付けない。アクション重視で釣果を狙います」

沖上がりは14時。残された時間は少ない。

誘いと喰わせのメリハリとカラーセレクトが奏功

良型の真鯛がドリフトスラッシャー120gにヒット!

– 11時40分すぎに水深43m前後のエリアに入るとフグがヒット。魚探にイワシの反応が出るとハマチらしき魚も喰うがフックアウト。
「船中でポロッと釣れる状況で、やっと自分の番が回ってきたのに・・・。でもメタルジグのウェイトやカラーは合ってる。フロントフックだけでアクションを重視しているから反応したんだと思います」

– 船は小移動を繰り返しながら付近一帯を探り、12時10分をすぎると鈴木さんのオシアジガーLJ- B63-2がドーンッと一気に絞り込まれる。
「ボトムから3回、バットでシャクリ上げた後、サオ先で跳ね上げとフォールを繰り返し、3セット目のヒラヒラヒラッとフォールさせたところで喰いました」

– 誘いと喰わせのメリハリが効いた。ゴンゴンッとロッドを叩くような好ファイトは、フグやエソとは明らかに違う。だがオシアジガーLJの粘り強い曲がりと、オシアコンクエストCTの力強い巻きに獲物は戦意を喪失したのか、水中にぼんやり現れた魚影はピンク色だ。
「真鯛ですね」

その口にはドリフトスラッシャー120g 06T アカキンシャイナーのフロントフックががっちりフッキング。
濁り潮に効果的なアカキン。色の選択も予想どおりだ。

 

鉛筆サイズのタチウオのイメージ使用

「ドリフトスラッシャーはボディが薄く、軽いシャクリでギラギラッと横を向いて飛んでくれます。この動きはイワシの群れに付いた魚に効果的ですが、今回はイワシではなくタチウオのイメージ。軟らかいロッドのサオ先を使ってシャクると縦に動く。フワーンッと跳ね上げて、テンションを抜くとヒラヒラッと落ちる。鉛筆サイズの小さなタチウオのイメージで使いました」

初めてでも手軽に楽しめるのがライトジギング本来の姿

秋冬も全国各地のフィールドでライトジギングの醍醐味が味わえる!

– 実釣は、真鯛を釣った後も釣況が好転することなく沖上がりの時間を迎えた。
「今回は、台風通過直後の濁り、水温急低下の影響で予想以上に難しい状況でした。しかも2日目はウネリにも悩まされて船は大揺れ。意思に反してイトがフケたり、フケなかったして、繊細にシャクりたくてもできなかったですからね」

– それでもコンディションが悪い中、魚をキャッチできました。その要因は?
「難しい状況ほど適当にシャクっても釣れないと思います。メタルジグのタイプやカラー、誘いと喰わせのメリハリなど、色々試したほうが良い、ということです」

– 逆に言えばテクニカルに楽しめる!?
「そうですね、上級者の方は。でもライトジギングは、はいヒット! バレた。はいヒット! と船中で魚の反応が続いて、色々な魚種が連発することも多い。初めてでも手軽に色々な魚が釣れて、ファイトも楽しいのが本来の姿。伊島周辺はブリ系、サワラ、真鯛など一年を通して多魚種が狙えます。全国各地に同じようなフィールドは多い。秋が深まれば台風の心配もなく海況は安定傾向。秋冬もライトジギングの醍醐味を味わってほしいですね」

ライトジギングはアタリの数が多い楽しい釣り。 オシアコンクエストCTで大型青物にトライ!

※写真はルアーXウェブマガジン2018.8.30掲載「オシアコンクエストCT インプレッション」の釣果。
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