目標最低ラインのナナマルを死守!
-赤澤康弘、島根県大田沖で100cmに挑戦!-

赤澤康弘×鈴木斉 “大鯛”特別対談でも語っていたように、赤澤康弘さんの現在の目標はメーターオーバーの真鯛一択。怪物級の大物を狙って獲るためのタックル&タクティクスを究めるため、考えつく限りの準備を行う毎日だ。
そんな赤澤さんが大田市・温泉津(ゆのつ)の盛漁丸を訪れ、大鯛にチャレンジした。

●前回記事はこちら
大鯛を狙う戦略とは!?

2日目
ファーストコンタクトでナナマルをゲット

2日目は早朝から船を出して沖のポイントに向かう予定だったが、起きてみるとまさかの突風と雷雨で待機状態に。どう見ても出船可能な天候ではなかったが、空が白み始めると奇跡的に風が収まり、6時20分には港を出ることができた。そしてポイントに着いての第1投で、赤澤さんはいきなり目標をクリアする72cmの真鯛をキャッチした。

2日目は出船が遅れたが、朝の時合にギリギリ間に合い目標サイズの72cmをキャッチ。予想通り歯は鋭く尖っていたが事前の対策により難なくランディングすることができた。

鯛ラバはタイガーバクバク150gのレッドゴールドにイカタコカーリーのレッドとグローオレンジを装着したもの。フォールスピードは7~8、巻きは5。前日の感触から絞り込んだ通りの戦略で朝のベストタイムをものにした。

ナナマルの真鯛をリリース。この環境でさらなる大鯛に育ってくれることを願う。

「ナナマルを釣ったときは150gのヘッドでボトムを素早く切って底物をかわし、巻きスピード5、底から8~10回の巻きで喰わせました。一度ゴン!と当たって乗らず、2回目にフッキング。コツコツと喰い込んだのではなく、ゴン!という強いアタリが連続で来た。掛かった瞬間に真鯛と確信しました。巻きスピードが速いのでそもそも小さいアタリは出にくいのですが、そのぶん真鯛も気合を入れて喰ってくるということ。そんな真鯛にアタリ負けをしないよう、ハンドルノブの握り方にもこだわりました」。

ドラグはきつめ。アタリが来て、一瞬ジッとラインを出されて乗らないのは何らかの理由で一瞬力が逃げているということ。だからドラグは気持ち強めに締めていた。

「そして、時合はやはり朝夕のマズメですね。今日は雷と突風で出船が遅れましたが、もう少し早く出ていればまた違ったかもしれない。現にあの次の流しでは、もう潮の流れが変わっていましたから、時合の最後にギリギリ間に合った、ということかもしれないですね」。

その後、ぱたりとアタリが途絶えるなかでイトヨリやアオハタ、マイカ、ヒラメといった他魚をヒットさせた赤澤さんは、終了直前にロクマル級を1本追加。難しい条件のなかでハチマル、キューマルの大鯛を釣ることは出来なかったが、最低目標のナナマルは一歩も譲ることなく達成した。

朝の時合も過ぎ、陽も高く昇ったタイミングでロクマルを追加。他のゲストを避けて真鯛をヒットするため、ボトムを素早く通過させる作戦が見事にハマった。

チャレンジはまだまだ続く

「今朝はグローオレンジと赤が入った集魚ワームを使いました。ヘッドはゴールドと赤のコンビネーション。いずれも朝の時合に効く色です。日が昇ってからは、初日にアタリを多くもらった赤×黒、赤×コーラのワームをチョイス。結果的にはこのあたりが水深に関わらず良かった気がします」と赤澤さん。

ヘッドサイズの選択は水押しの強さと、ドテラがきつくなったときにラインが立ってくるかどうかが目安だ。今回は水深プラス20~30m払い出して着底するケースが目立ったが、とくに初日は風が強かったので、なるべくラインを立てた状態で釣るため重いヘッドを多用していた。
また、2日目は潮がそれほど速くなかったこともあって120gを多用したが、やはり釣れる真鯛のサイズは若干落ちてしまった。
「次回はドデカいヘッドに水押しの強いワームの2本掛けで、さらに一発を狙ってみようかと思っています」。
初めて訪れた温泉津での2日間は、真鯛以外にもいろいろな魚が喰ってきて面白い釣りだったが、釣りたいのはあくまでも100cmオーバーの大鯛。赤澤さんのチャレンジはまだまだ続く。

「再チャレンジでハチマルをキャッチ!」

この取材の一か月後、再び温泉津を訪れた赤澤さんは今回の記録を15cm上回る87cmをキャッチ。

ロッドは新製品の炎月エクスチューンのフルソリッドモデル、B66MFSを使用。鯛ラバはタイガーバクバク150gレッドゴールドにイカタコカーリーの赤とスカイフィッシュのブルーグロー(一節カット)を装着、水深80mのボトムから3~4m上げたのち、スローに巻いて喰わせたという。

「ヒットパターンは前回とほぼ同じ。引きは強烈でしたが、フルソリッドの柔らかい曲がりは魚を刺激しないのか、それほど暴れずに上がってきました。クッション性が高いため魚の突っ込みやアワセに対してもいい意味のタイムラグがあり、とても使いやすいですね」。