名手・立野義昭&富所潤の巻掛&テンヤローテーション【テンヤタチウオ攻略】

四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで狙う。
今回のターゲットは大阪湾の人気ナンバーワンターゲット、タチウオ。今回は、そんなタチウオをシマノ最新アイテムを用いて名手・立野義昭氏と富所潤氏が徹底攻略。大型もまじって納得の釣果になった当日の状況をレポートします。

  • ▲ 大阪・泉佐野発、洲本沖



 「ギューン、ピタッ」、電動リールの巻き上げが止まるほどの強い引きを見せるドラゴン。


そんな大型を狙って、富所氏と立野氏とともに泉佐野の上丸に向かったのは9月27日。当日は、北風が強い予報だったが、そこは大型船の上丸。問題なく出船できた。


 当日の朝イチは水深が90メートル弱と、洲本沖にしては少し浅場のポイントに入った。


 風が強く波気があったことから、2人のロッドセレクトは「サーベルマスター SSテンヤ」の新調子、73MH185。レングスが長めで穂先が軟らかいため、しっかり波気を吸収してくれる。


 底を取って10メートルほどですぐに立野氏にヒット。上がってきたのは幅指3本。型が魅力の洲本沖にしては、やや寂しいサイズだが、活性は高そうだ。


 隣では富所氏も「こっちもきましたよ」と声が上がる。上がってきたのやはり幅指3本級。


 このエリアでは、このサイズがメインだ。


 立野氏は活性がよいので、手返しをアップするため、テンヤを「サーベルマスター 船テンヤ ゲキハヤ」へとチェンジする。


 ゲキハヤのよい所は、エサの交換が楽なことに加えて、手が汚れないこと。


 さらに、クリップ自体が発光するものもあるので、よりアピール力が高くなることだ。


 こうなると、速掛けを得意とする立野氏は連発。どんどん、タチウオを釣り上げていく。


 一方、富所氏も連発。コチラはバラシの少ない「巻掛(まきがけ)」を実践している。


 巻掛は、掛け損なってもテンヤが大きく跳ねたりせずに、タチウオが掛からなくても次のアタリにつながりやすいのが利点だ。


 ある程度の数が釣れたところで、船は深場のポイントに向かう。潮が速く、大型が出やすいポイントだけに大型の釣果に期待できる。


 ここでは、富所氏に大型がヒット。強い引き込みを見せるタチウオを丁寧にやり取りして上がってきたのは115センチ。


 同時に立野氏も「こっちもイイのがきましたよ」とヒット。フォースマスター 600の中間速で安心のやり取りで、こちらも上がってきたのは1メートル超の良型のタチウオ。


 富所氏が115センチのタチウオのお腹をチェックすると、入っていたのは幅指2本級のタチウオ。


 そこで、立野氏がカラーをタチウオシルバーに変更すると、アタリがすぐにでて、どんどん釣果を伸ばした。


 その後も船中で大型もまじって好調に釣れて大満足の釣果で納竿した。


 今後も釣果に期待できるだけに、テンヤタチウオに、ぜひチャレンジをしてみてほしい。

▲ 立野氏は、エサにもこだわりが満載。船宿で配られるエサを集魚材などでしっかりと締めて、金属のバットに入れて鮮度が悪くならないように温度もしっかりとキープしている。

3パターンの誘いを活性に応じて使い分け

気になる名手の誘いパターン

①ストップ&ゴー


  • この日の立野氏のストップ&ゴーは1秒間にハンドル2回転。それにステイは2秒前後という誘いがメインだった。
    このほかに、巻き系の誘いでは微速巻きなども使用していた。微速巻きはスピードはフォースマスター 600で4などを使用していた。微速巻きの際は7対3のロッドで違和感なくタチウオを追わせるとアタリが継続していた。




②ワンピッチジャーク


  • ジャーク系の誘いの基本はワンピッチ。ワンピッチジャーク×3に、最後にハンドル1回転が基本パターン。
    ジャークは活性に応じて強弱を付けて、誘い幅をかえることでアタリを引きだすことができる。




③ジャーク&フォール


立野氏が活性が低く渋い時に多用するというのが「ジャーク&フォール」。
ワンピッチジャークを2回した後、3回目のシャクリは巻きを入れずにシャクリの頂点から水平の位置までテンションフォールで竿先を下げていく。
冬場の喰い渋りのシーズンに活躍してくれそうな誘いだ。



富所流「巻掛」のススメ



乗せ掛け自在のロッドが大活躍!!

名手のタックル&テンヤセレクト

サーベルマスター Xチューンテンヤ

  •  2020年のサーベルマスターエクスチューンのNEWロッドは、触れたら掛けることのできる即掛けロッド。穂先は先だけがキュッと曲がり込み、タチウオがモゾモゾと触るアタリでもハッキリと分かる目感度、手感度ともにバッチリのロッドに仕上がっている。


     エクストリームガングリップ搭載で、1日釣りをしても疲れ辛くなっている。また従来の9対1調子モデルのH160と比べると、長くなっただけではなく、波を吸収しやすいのでテンヤの姿勢が安定しやすく、当日のような波気がある日や、波の影響を受けやすいヘ先の釣座でも使用しやすく、9対1調子の極先調子のロッドながら、オールラウンドに使用することができるようになっている。



  • ▲ 91H173の穂先

  • ▲ 91H173にタチウオを掛けた状態



サーベルマスター SSテンヤ

  •  サーベルマスター SSテンヤには7対3調子ながらバットにはしっかりパワーを持たせた「73MH185」が新しくラインナップされた。


     7対3調子のロッドのため、アタリを弾きにくく、微速巻きなどでも違和感なくタチウオが追ってくる。また、当日のような波気がある状況でも船の揺れを吸収してくれるので、使いやすいロッドに仕上がっている。


     また、軟らかいだけのロッドではなく、バットパワーはしっかりしているので、乗せの釣りも掛けの釣りもできるオールマイティなロッドになっているので、最初の1本にもオススメのロッドだ。


     当日は富所氏、立野氏ともコチラのロッドをメインに使用していた。



  • ▲ 73H185の穂先

  • ▲ 73H185にタチウオを掛けた状態



サーベルマスター 船テンヤ ゲキハヤ





 エサ付けラクラクで大人気のサーベルマスター 船テンヤ ゲキハヤには従来の「スーパー夜光」、「紫ゼブラ夜光」に加えて、新色が3色追加された。「タチウオシルバー」、「フラッシュピンク夜光」、「フラッシュゴールド」の3色だ。それぞれ30号、40号、50号のラインナップがある。


 この日はタチウオがタチウオを共喰いしているパターンも多く、小さなタチウオを吐き出すこともあった。そんな時は「タチウオシルバー」の出番。タチウオの光沢を再現したカラーで、その姿はまさしくタチウオ。当日新品を使ったという立野氏のテンヤのヘッドがタチウオのバイトで傷がつけられているシーンも見られた。


 タチウオパターンを意識するなら、ゲキハヤのクリップは着脱できるので、釣れたタチウオをカットして、それをエサにするのもアリだ。



フォースマスター 600


  •  一昨年の発売以降「タッチドライブ」や「スピードクラッチ」、「NEW海底・魚群水深表示」など、さまざまな画期的な機能で大人気となっていた「フォースマスター 600」シリーズが新機能を追加してパワーアップ。


     新しく追加されたのは「中間速設定」。この機能は、タッチドライブの誤操作などで一気に最大速度まで巻き上げてしまうということがないよう、タッチドライブを最大限まで強く押し込んでも、設定しておいた「中間速」で止まるという仕組み。


     初期設定では「17」に設定されており、タチウオ狙いであれば17を基準に型が小さければ速度を上げる。比較的型が揃う時期であれば、中間速の速度を下げて安全に取り込むといった使い方が可能で、急な引き込みを見せる大型タチウオもラクに取り込める。


     立野氏は左巻きの601DHを、富所氏は右巻きの600DHを愛用している。



  • Get the Dream

    シマノ電動リールをさらに詳しく紹介する「Get the Dream」はこちら