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ステファーノグランプリ2018決勝大会参戦記

勝山、久比里、剣崎松輪と3カ月にわたって行われた「ステファーノグランプリ2018」が12月5日に決勝の日を迎えました。私は勝山会場で予選を通過しながらも、久比里、剣崎会場へも選手として参加しモチベーションを高めて必勝を期しました。今回は決勝大会へ向けての戦略、当日の状況、反省点などを含めて紹介します。

▲ ドキドキの釣り座抽選

▲ 山天丸左舷トモ2番。まずまずの席だったが

 決勝大会の舞台は三浦半島久比里。まず釣り座は当日の攻め方を決める大切な要素、くじ引きから闘いが始まっているといえます。私が引き当てたのは山天丸の左舷トモから2番目、予報では終日北風ですから下げ潮となる午前中が有利な展開です。

 釣り座に着いてみると、右から飯田純男さん、小林直樹さん、宮本英彦さんと、手の内を知り尽くしたメンバーが並ぶことになりました。

 釣り場は予想どおり鴨居沖。ここは比較的平らな海底で、所どころにツブ根が点在する竹岡沖に似た形状。ここ数日釣果が上がっているポイントです。

 当日のタックルは「ステファーノ攻H177SP」に「ステファーノ100XG」の組み合わせ。仕掛けは図Aにあるスタンダードなパイロット仕掛けでスタートし、縦の釣り、横の釣り、アタリの出方やサイズなどで釣り方や各パーツを変えていく作戦です。

使用タックル製品情報

ステファーノ攻H177SP
ステファーノ100XG
当日の仕掛け

▲ まずはパイロット仕掛け(図A)から始める

 25メートルダチで釣り開始。やはりトモのほうから中大型がアタリを出す展開で、活性が低いせいかハッキリとアタリを出すカワハギは少ないようです。

 それでもトモから抜けてくる小型はエサ追いがよく、小バリ、小粒なエサは変えず(図B)、縦の釣りを通し、朝の時合を生かして4枚をキープしました。

 開始から3時間が経過して潮止まりが近くなるとカワハギの活性が低くなり、アタリを出さない、エサ追いも悪い状態となり、釣れない時間が訪れます。

 そこで今度は横の釣りにチェンジ。活性が高くファーストコンタクトで掛けられる個体を広範囲に探していく作戦です。この日はエサ取りも少なかったので、集寄+中オモリを付けて底付近をスローなカーブフォールを織り交ぜて攻めていきます。

 ところが3枚を追加したあと、カワハギの型がいいせいかハリ折れ、ハリス切れ、スッポ抜けのバラシを連発。そこでハリを軸太へ、サイズもアップしますが、吸い込みが悪いせいかさらにバラシ連発でなすすべなし。早く潮が変わるのを願うばかりとなります。

 上げ潮が効き始めた後半戦に入ると15メートルダチの浅場に移動、ミヨシ側の選手にもアタリが出始めます。朝とは逆にトモから抜けてくるカワハギはいないので、横の釣りのロングキャストに徹します(図C)。

当日の仕掛け(縦の釣り)

 全般的にカワハギの活性が上がってきますが、ベラやトラギスのエサ取りも同様で、気を抜くとすぐにエサを取られてしまいます。

 そこで40センチのアシストを付け足し、高い位置から揺さぶりを入れながらのカーブフォール、またはゼロテンでアタリがきたらフォールさせずに掛けアタリを取っていく釣り方に。つまりエサ取りがこないタナで誘いのインターバルを長く取る作戦で、小型のカワハギを6枚キープしました。

▲ 活性の低いカワハギをていねいに掛けていく

 アタリの遠のいた終盤は再び25メートルダチに移動。これまでの釣り方を通すものの、型がいいせいか6枚掛けてキープできたのは2枚。合計15枚となったところで競技終了。

▲ 隣に飯田純男さん、小林直樹さん、宮本英彦さんと並ぶ激戦の釣り

▲ 良型交じりでバラシも連発。課題を残す結果となった

 トモの石田昌伸さんが20枚でトップ、私は船中4位の成績で大会を終えました。最後のバラシ連発が悔やまれるところですが、結果は出せないまでも自分なりのテーマ「カワハギからのコンタクトで釣り方を組む」ことは達成できました。

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PROFILE プロフィール

鈴木 孝(すずきたかし)

1963年生まれ。カワハギをはじめ、マルイカ、湾フグなど「アタリをとる釣り」に精通。東京都江戸川区在住。釣り歴45年以上。幼少のころから様ざまな釣りに親しむ。船釣りは中学生のころから自宅から近い浦安の吉野屋に通い詰め、ハゼ、シロギス、カレイなど江戸前の小物釣りを楽しむ。現在はカワハギを中心にマルイカ、アナゴ、フグなど釣行は年間70回以上。カワハギ歴は約15年以上。2007年ごろから競技に重点を置くようになり、様ざまな大会に出場するようになる。主なタイトルは2015シマノステファーノグランプリ優勝。シマノインストラクター、チームステファーノ&くろしおマスターズ所属。