アルシエラ マダイ[ARCIERA MADAI]

IMPRESSION インプレッション

コマセマダイを進化させるグラスとカーボンのハイブリット。

インプレッション

松本 圭一 KEIICHI MATSUMOTO

アルシエラ マダイの大きな特徴はUDグラスチューブラーにスパイラルXコアとハイパワーXをコンポジットしたブランクス。グラス素材は真鯛釣りに対して、とても優れた特徴を持っています。
それは置き竿時の仕掛けの安定性や素材独特の柔軟性に由来する喰い込みの良さ、そして急な引き込みにも跳ね返らず追従する点などが挙げられるでしょうか。アルシエラ マダイはこれらグラス素材ならではの長所を残しつつ、スパイラルXコアとハイパワーXにより、ネジレを排除した軽量なブランクスに仕上がっています。
このブランクスがどのようなメリットをもたらすかと言えば、たとえばコマセワーク。狙いの水深でコマセを1mおきに撒いて帯にしたい、あるいは底で一気に撒いてすかさずビシを引き上げる。このような細かい操作が、ロッドにパワーロスがないため格段にやりやすく、Xシートエクストリームガングリップのサポートを受けながら多彩なコマセワークを使いこなすことが可能になります。
またグラス素材は引きに対する追従性は良いのですが、曲がりの限界点がわかりにくいというのがありますね。「引いてる、引いてる。あーやられちゃった」ということが起こりやすい。アルシエラマダイは、こういったシチュエーションでもスパイラルXコアとハイパワーXのフォローが効くので曲がりの限界点が高く、さらにそれが見極めやすい。ここからはドラグで対処だな、少し竿先を下げよう、といった先手を打つ感覚が掴みやすいですね。
ラインナップは軽快に手持ちをこなす40 235と置き竿にも対応する40 250、各RIGHT/LEFTの4アイテム。でも使い方は40 235で置き竿もOKだし、40 250でずっと手持ちができる。どちらも懐の深さを持っているアイテムです。ムーチングアクションは支点が手前にくるため持ち重りが軽減されるので、長くてもしっかりビシを振れるし、誘いの操作性にも問題はありません。また40号という硬さに関してもコマセマダイで最も汎用性が高く、どこの海でも使いやすい。店頭で両者を手にして、お好みで選んでいただければ良いと思いますよ。