さらに遠くへ、より正確に、もっと投げやすく!!投竿選びの基礎知識

知っておくべき細部のこだわり

COLUMN24 トラブル防止のメンテナンス&ケア

基本的に投竿は頑丈です。通常の使用によるキャスティングや実釣による負荷で折損するようなことはありません。トラブルが発生する原因のほとんどは、どこかにぶつけるなどのアクシデントによる損傷、そしてメンテナンスの不足によって各部に異状が出ているケースでしょう。常に快適なキャスティングを続けるには適切なメンテナンス、アクシデントを避ける注意深いロッドの取り扱いが大切です。

基本は釣行後の水洗い&乾燥

メンテナンスの基本は釣行後の水洗い。釣り場で竿についた塩分、その他の汚れを洗い流し(油汚れが付いている場合は中性洗剤も使います)、その後は陰干しで十分に乾燥させてから仕舞うことです。

なお、竿の表面をコート剤などで処理することはおすすめしません。特に精密に設計されたコミの部分はそれを使うことでトラブルが起こる可能性があります。

ちなみに、たとえば遠征時ですぐに水洗いができない場合、簡易的にアルコールティッシュで竿の汚れを落とすベテランもおられます。手早く汚れが落とせ、乾燥も早いので気軽に水道が使えない環境では合理的な方法でしょう。特にコミの部分は微細なゴミが付いているだけでもトラブルにつながるので念入りに清掃したいものです。

なお、ガイドやリールシートの金属部分は塩分が付いたままだと錆が出るので要注意。錆はライントラブルにつながり、部品自体の破損も招きます。チタンガイドは錆に強いですが、それでも海水に含まれる鉄分などが付着して“もらい錆”という形で錆がつきますし、チタントップのパイプ部分はステンレスなのでメンテナンスは欠かせません。

竿を傷付けない心配りが大切

竿を保管する際は購入時に付属の竿袋に入れ、高温多湿の場所を避け、強い力がかからない状態にしておきます。これは移動時の車内でも同様で、さらに何本かの竿を積んで長距離移動する場合にはハード、セミハードタイプのロッドケースを利用することをおすすめします。

また、竿袋を立てて置く場合はデリケートなコミの部分が床や地面に当たらないようにすることです。シマノ並継投竿の竿袋は内部が3つに別れています。各パートは必ず別の場所に入れてロッドやガイドが接触しないようにしてください。

釣り場で準備をする際にも同様の配慮が必要です。駐車スペースでクーラーに継いでいない竿を立て掛けて、片側を地面に当てるのは禁物。ロッドベルトで束ねた竿を持ち歩くときなどは、ガイドと竿、もちろんガイド同士も当たらないように注意してベルトを巻きましょう。さらに合わせのオス部や玉口内部に砂等が付着しないように、合わせ部を地面から浮かせるような状態にしてください。