さらに遠くへ、より正確に、もっと投げやすく!!投竿選びの基礎知識

知っておくべき細部のこだわり

COLUMN22 だから必要、キャスコングリップ

キャスコングリップとは、キャスターの能力とロッドのキャスティング性能を引き出すための一体構造の高剛性グリップ。手にフィットし、キャストの方向をコントロールしやすくする非円形断面となっています。一体構造タイプと特殊ラバーの別体タイプをシリーズに応じて採用しています。

キャスコングリップがもたらすメリット

キャスコングリップは握った手全体に接触する形状により、ムダな力を入れることなく竿を振ることが可能です。また、投入動作の過程においてグリップを握る位置は手のひらの中で変わっていきますが、キャスコングリップはそんな変化にも対応する形状となっています。何投しても手にマメができないとおっしゃるベテランキャスターが多いのも、常に無理なくホールドできる形状の恩恵でしょう。

そして、ロッドの理想的な軌道をリードし、スィング面を作りやすいグリップ構造はフォームの安定、コントロールの向上にも直結します。さらにスイング方向に対する竿の向き(ガイドの方向)が意識できることにより、スイング時のロッドのネジレの発生を抑えられ、結果としてキャスティングのパワーを逃がしません。

※ちなみに、リールシートはキャスコングリップの前面(幅が狭い面)と同じライン上にセットするのが基本ですが、各自の投法に合わせて角度を変えるエキスパートもおられます。

グリップのチューニング

一体構造タイプのキャスコングリップにはハードサテン、もしくはラバーコートによる滑り止め加工が施されてあります。また、別体タイプも滑りにくい特殊ラバー製です。このためキャスコングリップにスリップ防止のテープなどを使用する必要はありませんが、手の大きさに応じてグリップを太くするなどの目的で多少のチューニングを施すベテランもおられます。

たとえば、キススペシャルの場合は付属のグリップカバーを活用するパターンがあります。他に皮やラバーのカバーを用いるのもポピュラーですし、テニスラケット用のグリップテープを巻くスタイルは特に人気があるようです。各自の感性に合ったカスタマイズも飛距離アップにつながるかもしれません。ただし、あまり厚い素材を使うとキャスコングリップの本来の性能が生かせないこともありますのでご注意ください。