SHIMADA JINSEI 嶋田 仁正 シマノインストラクター

嶋田 仁正プロフィール 山陰・中国地方や東京湾、関西を射程に入れ活動する稀代のランカーハンター。90cmオーバーの通算捕獲数は、200尾以上。豪快かつ大胆なイメージの強いアングラーだが、刻々と変化するフィールドの状況を的確に把握し、繊細にアジャストしていくスタイルが本領。

2つのNEWルアーで緻密に攻め抜く!
巻く、流す、止める!
リバードリフトの王道

河川のシーバスを狙う際に欠くことのできないテクニック、「ドリフト」。ナイトゲームでは、橋の周辺に生じる明暗部へアプローチするのが基本だ。2018年、そのリバードリフトをより濃密に愉しめる2つのNEWルアーが登場!「川鱸」の達人である嶋田さんに、その全貌と使い方を訊いた。

 

レンジ、スピード、波動の“正解”をサーチせよ

「欲しかったルアーが、遂に完成! これまで以上に河川で橋の明暗部を緻密に攻められますね」
嶋田さんの言う“欲しかったルアー”とは、スライドアサシン100SとMDレスポンダー129Sのこと。既存のエクスセンスルアーでは補えない領域があったということですか?
「多くの状況をカバーできてはいたんですが、僕は根っからの欲張りな性格なんですよ(笑)。性質の異なるルアーを使い分けることによってコンスタントに釣果を出せれば、これほどシンプルで楽しいことはないですからね。レンジとスピード、波動を現場の状況にジャストマッチさせるには、アングラーの技量で補うには限界があります。より確実に釣果を挙げたいと考えるならば、素直にルアーのポテンシャルを使い分けるべきでしょう」
実釣は、広島市内で秋に敢行。夕方前に移動を開始し、日が落ち水位が上がってくるタイミングで、橋周辺の明暗部へ向けてアプローチを開始した。
「河川では、王道のシチュエーション。地形や流れの変化、常夜灯の光などの影響で集まるベイトをシーバスが狙っています。典型的な狙うべきスポットとしては、明暗の境目。シーバスは暗い側に定位して、流下するベイトを待ち伏せしているイメージです」
流されるベイトをイメージして、ルアーをドリフト?
「そうですね。ただし、流れの強弱やベイトの量と種類、シーバスの活性などによって、反応する位置やレンジは変化。波動の強弱やリトリーブ速度でも反応が大きく変わります。だからこそ、より細かく攻め分けるためのルアーの選択肢が必要ということなんですよ。すべての条件がバチっと合うと、グッドサイズが連発する状況も少なくありません。それが、明暗部狙いの醍醐味のひとつ」
急激な気温低下の影響か、ベイトが少なく、シーバスの活性は明らかに低い状況。嶋田さんは、タックルケースからスライドアサシンを取り出した。
  • [品番]XL-210R(100mm/23g/シンキング)
  • [カラー]12色
  • [本体価格]2,000円
  • [品番]XM-129R(129mm/22g/シンキング)
  • [カラー]12色
  • [本体価格]2,400円
「流速やレンジによって、
細かくルアーを使い分け。
選択肢は多いほど有利」
実釣は、秋に広島市内の河川で実施。「橋周辺の明暗部をアプローチします。季節の変わり目で、ベイトのポジションやシーバスの活性がコロコロと変わるタイミング。様々なルアーの特性を理解して、シチュエーションに応じて細かくルアーを使い分けることが大切。2つの新作が加わったことで、より緻密な攻めが可能になりました」

THE BEST CHOICE!PART.1

KEYWORD 比重
流速を問わない、絶妙な比重感。明暗付近の
シーバスを狂わせる理想的なS字アクション!
浮き上がらずに水平
姿勢でナチュラルに誘い続ける
「橋の明暗付近のドリフトで扱いやすいシンキングペンシルの代表格。ヘッドリップのおかげでレンジをキープしやすいし、低速リトリーブでも姿勢は水平気味。ドリフト時にアップからダウンへと切り替わる際も、極めてスムーズにターンして違和感を与えずに口を使わせることが可能です」
優れた性能を決定付ける心臓部
「立ち上がりの良さやほぼ水平のスイム姿勢、ワイドなS字アクションなどを実現できたのは、ヘッドリップ構造を採用したおかげ。ボディに発泡素材のAR-Cシェルを使っていることもあり、沈み過ぎて使いにくいというシンキングペンシルのウィークポイントを見事に解消しています」
CHECK IT OUT! ヘッドリップ構造
ワイドなS字でナチュラル&ハイアピール
「しっかりと水を掴んでワイドなS字スラロームを描く点が大きな特徴。その軌道はジグザグに近く、弱ってフラフラと泳ぐべイトの動きを忠実にイミテート。しっかりと存在をアピールしつつ、波動はナチュラルというところがキモですね」
[ただ巻きの軌道イメージ]ワイドなS字スクローム!
「感度も優秀。フォールで
喰わせるのもアリですね」
「極端に言えば、リップ付きのミノーを巻いているような使用感。川の流れの強さの微妙な違いをしっかりと感じることができます。流れの強弱の境目は、橋の明暗部攻めで外せないスポット。スライドアサシンを流すだけで、ナイトゲームでもイージーに把握できると思います」
自然なターンでナチュラルに
誘い続けられる
「明暗部でのターン時はルアーが流れを受ける強さが変わるため、一般的なシンキングペンシルでナチュラルに誘い続けるにはアングラー側でラインテンションを微調整する必要があります。スライドアサシンは、ヘッドリップが安定して水を掴み続けるため自然にターンが決まり、喰わせのアクションをシームレスにキープできます」
POINT!水平気味の姿勢を保ち、自然なターンが決まる!
明暗の境目付近でターン!細かく刻むのが基本
「シーバスは、明るい側から流れてくるベイトを境目の暗い側に定位して待ち伏せ。ワンキャストで明暗のラインを通すのではなく、手前から順番に細かく刻みながら、明暗の境目でスライドアサシンをターンさせるのが釣果を伸ばす秘訣です。まずは表層付近を攻め、反応がなければ少しずつレンジを下げて探りましょう」

王道 TECHNIC

立ち位置を変えながら
手前から順番に
明暗ラインをドリフト

場を荒らさずにしっかり誘い続けられる

「活性は低め。こういう状況では、ナチュラルな波動のシンキングペンシルが有利です」
2ヶ所目の橋へ移動し、潮位が下がると同時にウェーディングを開始。すると、すぐにスライドアサシンのドリフトに反応が!
「やはり、いましたね。ミノーで反応がないときでも、シンペンなら口を使う」
ナチュラルな波動のシンキングペンシルは、タフコンディション時に欠かせないルアーローテーション候補だ。
「ミノーに比べると、シンキングペンシルは抵抗がなくすぐに沈んで扱いにくいという印象をお持ちのアングラーも多いかもしれませんが、スライドアサシンの使いごこちは別格です」
ヘッドリップが水を掴むため、レンジをキープしやすい。
「あとは、独特のワイドなS字スラローム。広い範囲にアピールしつつ、波動は控えめ。明暗の境目を細かく刻んでいっても場が荒れにくいため、1尾獲ったあともバイトが続きます」
まさに、有言実行。嶋田さんは、1尾、また1尾とコンスタントに釣果を挙げていく。
「スライドアサシンのスイム姿勢は、ほぼ水平。あらゆる面で、シーバスへ違和感を与えない工夫が凝らしてあります。ドリフトでターンする際にもバランスが破綻せず、自然に誘い続けられる点も大きな武器のひとつですね」
「良く飛んで、高強度。
ランカーと真っ向勝負できますね」
「貫通ワイヤーで強度は充分。太軸のフックに替えてもアクションが変わらないため、ランカーと本気で対峙できますね。橋の明暗部攻めでは、ルアー飛距離と精度も大切な要素。AR-C重心移動システムのおかげで、より高精度なアプローチを実現しています」

THE BEST CHOICE!PART.2

KEYWORD 高い足場 ハイピッチローリング
流速を問わない、絶妙な比重感。明暗付近の
シーバスを狂わせる理想的なS字アクション!
高速ロールで大規模な
ベイトの群れに負けない存在感
「レスポンダー129F特有のハイピッチなロールアクションでミッドレンジをトレースするためにデザインされたアイテム。強過ぎないタイトな波動が特徴で、港湾部や河口部で大規模なマイワシの群れに付く個体を狙う場合のほか、東北エリアのハタハタパターンでも有効なルアーです」
スクエアリップで
バイブレーションに近い巻き感
「ロングリップで強めのアクションをするミノーの多くは、引き抵抗が大きくアングラーへの負担も大きい。MDレスポンダーは、スクエアリップが適度に水を逃がすことによって快適な巻き感を実現。バイブレーションプラグをリトリーブしている感覚に近いですね」
ドリフト&ステイ!
明暗部で喰わせの間を演出
「MDレスポンダーは、ただ巻きだけでなくドリフトによるアプローチも有効。アップクロスでキャスト後、ダウンに入ったらリトリーブを止めてステイ。明暗の境目を離れずに“点”でアクションしつづけ、喰わせの間を演出します。ルアーへの追いが良くない状況で効果的なテクニックですね」
POINT! ドリフト直後にステイ!その場に留まりロールアクションで誘い続ける
足場の高いシチュエーションでも
狙ったレンジをトレース可能
「ウェーディングができない足場の高い河川や港湾部では、MDタイプのルアーの使用頻度が高いですね。X AR-Cの採用で、高レスポンスにもかかわらず飛距離はアベレージで65mを達成。2フック仕様で太軸フックへの換装にも対応した仕様です」
「デイは高速ロール、ナイトはスローに」
「MDレスポンダーは港湾部のデイゲームで高速リトリーブする使い方にもドンピシャですが、個人的にはナイトゲームのドリフトなどで、スローに誘うアプローチにこそ必要なルアーだと思っています。低速リトリーブほど、レスポンスの良さが活きる!」

強すぎないタイトな波動のミディアムダイバー

「活性は低め。こういう状況では、ナチュラルな波動のシンキングペンシルが有利です」
スライドアサシンへの連続的なバイトが落ち着くと、嶋田さんはルアーをMDレスポンダーにローテーション。
「アクションの質を変え、レンジを下げてアプローチします」
MDレスポンダーは、ロングビルのミディアムダイバー。スクエアリップを採用したことにより、快適な巻き感を実現している。
「一般的なロングリップのルアーは巻きごこちが重いタイプが多いですが、MDレスポンダーの高速リトリーブはバイブレーションを巻いているときの感覚に近い。キャストを繰り返しても、ストレスを感じません」
このルアーのポテンシャルが発揮される具体的な状況を教えてください。
「デイゲームでは、イワシの群れを意識するような個体に高速リトリーブでアピール。あとは、ナイトゲームでのドリフトですね。水をしっかりと掴むので、スローに漂わせるような使い方でもタイトなロールアクションを発生するのが特徴です」
ドリフト時にリトリーブを止めてバイトを誘うのもMDレスポンダーならではの使用方法だ。
「ダウンの流れに入ったらリトリーブをストップ。ハイレスポンスなルアーのため、スポットに留まりつつアクションを続けます。これが喰わせの間を生み出し、ナーバスになっている個体のバイトを引き出します」
実釣の最後には、
ランカークラスの捕獲にも成功!
取材は2晩に渡って実施。ポイントを絞り込んだ嶋田さんはひとつの橋を丹念に攻め続け、80cmオーバーをキャッチした。「スライドアサシンとMDレスポンダーで攻めきった後に、サルベージソリッド70ESでフォローして攻略!」

NEW SIZE

立ち上がりにこだわったサルベージソリッドに
シリーズ最小の60mmが追加!

  • [品番]XV-260R(60mm/12g/エキストラシンキング)
  • [カラー]12色
  • [本体価格]1,180円

嶋田仁正セレクトタックルデータ

上位機種に匹敵する高性能なタックル
「今回は、フラッグシップの組み合わせ以外に新モデルの2アイテムも導入。新しいディアルーナは新設計のブランクスで従来のモデルに比べて10%以上も軽量化。マッスルカーボンを採用し、強さも兼ね備えています。NEWエクスセンスCI4+は軽さはもちろん、Xプロテクトの採用で防水性能が大きく向上。上位機種に匹敵する充実のフィーチャーとマットブラックの上質な外観も気に入っています」
ROD

REEL

[本体価格] 28,500円

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