HIROHUMI IZUMI 泉 裕文 シマノインストラクター

泉 裕文プロフィール 大阪湾をホームに活躍するシーバスエキスパート。岸壁ジギングなど数々の日中攻略メソッドを生み出すデイゲームのパイオニアとしても知られている。港湾、磯、サーフ、川とフィールドを問わず、確実に獲物を仕留める豊富な知識と経験の持ち主だ。

X AR-Cでハイレスポンス化して復活!
ナイトゲームの切り札、ゴリアテ Hiの正攻法

ゴリアテがX AR-Cを採用しゴリアテ Hiとしてリボーン。「待ってましたわ(笑)」と満面の笑みを浮かべるのは、シーバスゲームのフロントランナー泉さんだ。「僕にとってゴリアテはナイトゲームの切り札」。HIになってどう変わったのか? 効果的な使い方は? 新旧ゴリアテを知り尽くす泉さんが徹底解説。

 

95F

[品番]XM-195Q(95mm/12g/フローティング)
[カラー]12色
[本体価格]1,900円

125F

[品番]XM-112Q(125mm/17g/フローティング)
[カラー]12色
[本体価格]2,000円

ゴリアテの復活、うれしいですわ(笑)

ゴリアテの信頼と実績
「デッドスローでよく泳ぐ。
生産が終了しても
使い続けてましたわ(笑)」

「ゴリアテはナイトゲームで使ってました。何が良いかというと、デッドスローでもしっかり泳ぐ。立ち上がりの早さ、泳ぎのキレの良さは、数あるリップレスミノーの中でもズバ抜けてましたからね」
そのゴリアテが生産中止に。
「中止になっても僕は使ってましたよ。中古で見つけたら全部買って(笑)。それくらい僕にとっては、なくてはならないルアーなんですわ」

ゴリアテとゴリアテ Hiの違い
「X AR-C採用でよりハイレスポンスに。
飛距離もかなり出ます」

ゴリアテ Hiは、X AR-Cを採用。
それによって変わった点は?
「ゴリアテとゴリアテ Hiのデザインは、すごくよく似てる。ヘッドがスコップのように下がって低重心。軽い力で良く泳ぐ。そこは変わっていないところ。一方で、浮力の高いAR-Cシェルに、着水と同時にバネでウェイトを遊泳位置に瞬時に戻すAR-Cシステムを載せたおかげで、圧倒的にレスポンスが向上している。より軽い力で泳ぐようになったのは大きな進化」
X AR-Cといえば、飛距離アップも
期待できるシステムですが?
「旧ゴリアテは、お世辞にも良く飛ぶとはいえませんでした(笑)。ゴリアテ Hiは、シマノ独自の重心移動のAR-Cシステムに加え、ボディもAR-Cシェル化された、X AR-Cシステム搭載で、風が吹いても安定して飛距離が出ます。投げやすい。実釣性能は確実に上がってますね」

X AR-Cシステムによるハイレスポンス化5つの恩恵

  • より軽い力でキビキビ泳ぐ
  • デッドスローリトリーブに対応
  • アクションの立ち上がりが早い
  • 波打ち際で波に押されても泳がせやすい
  • 弱い流れを噛むだけでアクションが起動

「旧ゴリアテもこれらの特性は優れていたけど、ゴリアテ Hiはゴリアテの長所がさらに伸びたという感じです」

ゴリアテ Hiが有効なシチュエーション
「シャローエリアと川のナイトゲーム
僕が使うのは、この2つの局面です」

ゴリアテ Hiは、ルアータイプで言うと
フローティングのリップレス
シャローランナーミノー。
「シャローをスローに引けるということで、僕はナイトゲーム特化型ルアーとして使ってます。夜はスローが効く。しかもスレるほどデッドスローが喰うと、僕は思ってますからね」
使うシチュエーションは?
「軽い力でキビキビ泳ぐので、内湾のサーフや干潟などのシャローエリアで活躍します。ゆっくりと移動距離は短いけれど、その中でたくさん動くルアーはバイトが多い。あとは川でドリフト。ナチュラルに流しながら、ちょっと流れを噛むとプルプルッと泳ぐ。これが効くんです」

ゴリアテ Hiのレンジの目安

「僕が使うレンジの目安は、95Fが水面下20cmまで。125Fは水面下40cmまで。どちらもロッドを立てれば、水面直下をスローに引けます」

シャローエリアでの使い方

「遠投して水面直下を引くときは、ルアーが沖にあるときはロッドを立て気味。ルアーが近づいてきたら水面から飛び出さないように竿先を徐々に下げ、足元付近はラインと竿先に角度がつくようにロッドを横に向け、ガイドも横に向けて、アワセの態勢をとりながら巻きます」
ゆっくりただ巻きが基本。
ベイトに合わせてサイズを
使い分ける
「シャローエリアで使うときは、デッドスローで巻くだけ。近距離は95F。遠投して広く探るときは125F。とくに125Fは弱めのロールでシルエットを見せて、スレた魚を寄せて喰わせることができます。アクションは95Fのほうがロールが強めなので、ベイトフッシュがイナっ子のときに有効。イワシやサヨリのときは125F。何を食べているかわからないときは両方試します」
スローなただ巻きで
バイトチャンスを自発的に演出
「ゴリアテ Hiは、ただ巻きの等速直線運動中に横から流れを受けるなど、水流変化が絡むと勝手にフラつきます。これが自動的に喰うキッカケを与えることになります」。

川での使い方
アップは95F。糸フケを巻きながら流すだけ。
ダウンは流れを噛んでも暴れすぎない125F

「川のドリフトは、時計の文字盤で例えるとクロスが12時で上流が9時だとしたら、10時から2時は95Fを使います。流れに乗せて糸フケを巻いてノーテンションで流すだけで、波に揺られてテロテロとロールします。ボディが短いほどレスポンス良く動きますからね。逆にダウンクロスからダウンだと水を噛んで暴れすぎてしまう」

暴れると釣れない?
「活性が高い魚は釣れます。でも多くは、流したほうが喰わせやすい。1時から3時の方向は、水を噛んでも暴れすぎない125Fが得意です」

実釣時のヒットパターン
「デッドスローで
しっかり泳ぐから
流れがなくても
喰わせられる!」

実釣は、晩秋の兵庫県瀬戸内海に面したサーフ。連夜、シーバスが浜の岸辺にベイトフィッシュを追い込み、ボイルが発生する状況で、それを狙う釣り人が後を絶たない。
「ボイル連発で釣れそうやけど、釣り人が多くルアーを見慣れていて反応しにくい。スレた魚にゴリアテ Hiが効くのをお見せしますわ」。

 だが、泉さんはルアーを投げずに水面を観察。
「プレッシャーが高い状況でルアーを投げると、魚がスレる。シーバスがベイトを追い詰め、ベイトの群れがかたまって、ボイルが出る定点をまず見極めます。そこでボイルが連発して、シーバスがエサに狂って最高潮に達したときに一撃します」

十数分後、泉さんはその言葉どおり60cm超のシーバスをゴリアテ Hi 125Fで仕留めた。
引っかかるのは、それだけ活性が上がっていればほかのルアーでも釣れるのでは? ということだ。
「このサーフはため池のように流れがない。普通は喰わせづらい状況です。で、スレた魚にスローが効く。デッドスローでキビキビ泳ぐゴリアテ Hiが、口を使わせるんですわ」

カラーセレクト
「実績の高いカラーをラインナップ。
魚が居るのがわかっていたらナチュラル系です」

「カラーラインナップは、昔から実績のあるベーシックな12色。僕のカラーセレクトは、色で魚を寄せたいときは、コンスタンギーゴやオレンジベリーなど、ボディのどこかにオレンジがあしらわれたカラーでちょっとアピール。明らかに魚は居る。あるいはスレ気味のときはナチュラル系を選びます。実釣でもお腹にアピール色のないメッキイワシで喰いましたわ」

WEB LURE X MOVIE
~X AR-C搭載でゴリアテ復活!シャローシーバス攻略~

泉 裕文セレクトタックルデータ

「ティップがしなやかなロッドが向く」

「僕がシーバス釣りで使うロッドに共通していえるのは、ティップがソフトということ。アタリがとりやすく、バイトを弾きにくい。流れを噛めばティップが入り、抜ければティップが戻って、水中の流れの変化もとらえやすい。S902ML/F-3テクニカルパスファインダーの適度に繊細なティップは、ゴリアテ Hiにマッチします。レングスも足場の低いサーフや川で飛距離が出て、取り回しやすいですからね」

RODEXSENCE S902ML/F-3 -Technical Pathfinder-

「夜のシャローエリアや川でオールラウンドに使えるのが、テクニカルパスファインダーですね。しなやかなソフチューブトップ搭載で、感度と喰い込みの良さを両立してます。ゴリアテ Hi 95Fは、運河や水門周りなど小場所も撃ちますが、近距離戦はタフテックα搭載でさらにティップがしなやかで乗りが良いS900L/F-Sソリッドチェイサーも使います」※写真はS903ML・MH/Fです

製品情報はこちら
REELEXSENCE LB C3000MPG

「ゴリアテ Hiは、速巻きすることはまずない。ギア比4.6のローギアのエクスセンスLB C3000MPGが向きます。ただ巻きでゆっくりと等速直線運動がさせやすい。EXSENCE LBはEXSブレーキを採用してブレーキ力を滑らかに調整できる。かけた魚をよりバラしにくくなりました。夜のシャローはランカーが喰う。浅いから横に走る。飛ぶ。激しいファイトをいなせます」

製品情報はこちら
LINEMission Complete EX8 0.8号

「シャローのオープンエリアや、河川の表層は、根ズレで切られたりすることは少ない。飛距離と操作性を重視するなら0.6号もありですけど、シャローのナイトゲームはランカーが出る確率が高いのでワンランク太めです」

製品情報はこちら
LEADEREXSENCE Leader EX Fluoro 12ポンド

「リーダーは結節強度が高く、根ズレに強いほうが安心。エクスセンスLBのEXSブレーキを駆使すれば、12ポンドでも不安なくランカーとのファイトが楽しめます」

製品情報はこちら

おすすめ関連記事