SUZUKI HITOSHI 鈴木 斉 シマノインストラクター

鈴木 斉 プロフィール シーバスやオフショアゲームなど、ソルトウォーター全般に精通するプロアングラー。豊富な経験と磨き抜かれた技術、鋭い観察力が武器だ。

甘美な波紋がランカーを狂わす!
水面直下型ルアー“AGAKE”

構想から実に4年。「表層を泳ぐが、飛距離に妥協しない」。このシビアな要求に、一度は頓挫しかけた開発が、X AR-Cコンセプトにより再び動き出す。開発テストではランカーを仕留めまくったというこのルアー。鈴木斉さんが徹底解説!

 

表層で独特の曳き波を発生しながら待ち伏せ型ランカーのバイトを誘発するウェイクベイト。X AR-Cシステムで飛びとアクションのレスポンスを両立。

●全長:120mm ●重量:18g ●潜行深度:〜30cm
●カラー:全12色 ●価格:2200円
※画像はプロトタイプです。

ただ巻きで水面にモコモコ波紋を発生!

ウォブンロールアクションのAGAKEは、表層付近の引き波とフラッシングでシーバスにアピール。「ターゲットは、弱って流されてくるようなベイトを待ち伏せし、効率良く捕食しようとする狡猾な大型の個体。ネーミングは、ホームフィールドのランカー続出スポットの地名がモチーフです」。“ランカーを狙って獲る!”という強い思いが込められている。

ネーミングの由来は某沼のポイント名!

鈴木さんがこだわった4つのポイント

AGAKEのコダワリ01レンジ

水面直下20cm以内を攻められる!

ランカーは水面直下を意識することが多い。「弱って流下する小魚を楽に捕食できますからね。潜りすぎると反応しないことが多く、安定して表層付近をトレースできるように設定しています」

AGAKEのコダワリ02波紋

水面に発生させるモコモコ波紋が効く!

スローリトリーブや流れの中のドリフトで魅惑の引き波を発生。「独特のリップ形状とボディバランスにより、強すぎず弱すぎない絶妙な波紋でシーバスへ存在をアピールします」

AGAKEのコダワリ03飛距離

高浮力と飛距離をX AR-Cで両立!

テスト時の平均飛距離は、50m超! 「バネの力を使ったAR-C重心移動システムと高浮力な発泡素材、AR-Cシェル。飛びとアクションが両立するX AR-Cシステムはウェイク系ルアーに最適!」

AGAKEのコダワリ04フッキング率

ボディとフックの位置を最適化。
フッキング率が大幅に向上!

「表層系のルアーは出ても乗らないというケースが多い。それを克服すべく、ボディを後部にかけて細くしつつ、フックとボディの間隔も開け気味に。絶妙な浮力も弾きにくさに貢献しています」

河川でも止水域でも、

簡単にモコモコ
波紋を演出!

ランカーを誘い出せる!

最終テストでは、
80cmオーバーが続出!

全国のフィールドでそのポテンシャルが発揮されるかを検証すべく、各地でテスト釣行を実施。ハイプレッシャーな九州の球磨川では、ロコアングラーが攻めあぐねるタフコンディションの中、AGAKEの表層攻めオンリーでランカーが連発!

AGAKEが活躍するのは、どんなシチュエーションですか?
「シーバスが表層を意識しているなら、いつでも威力を発揮してくれますよ。特に、ランカーはベイトを効率良く捕食しようとする傾向があり、流されてくるベイトを待ち伏せしていることが多い。例えば、季節の変わり目や急な雨の影響で、水温が急変してボラが弱って表層を漂っているタイミングや、落アユのシーズン。川にコノシロの群れが入っているときも大チャンスです。流れのある川はもちろん、干潟や潟湖でもスローなただ巻きだけで特有のモコモコとした波紋を発生してアピールしてくれます」
 同系統のルアーはすでに存在するが、AGAKEの武器は圧倒的な飛距離と動きのレスポンス。そして、抜群のフッキング率だ。
「開発には4年かかりました。特に、飛びとアクションの両立が大きな課題でしたが、新技術“X AR-C”の登場がターニングポイントになりましたね。アングラーの技量や地域を問わず結果が出るようにテストを繰り返し、究極の完成度が実現したと思います」

河川= ドリフト時は“巻かず”に流す!

ラインに引っ張られるイメージで操作!

攻めるスポットは、流れが絡むブレイク付近や地形の変化。「ハイレスポンスなAGAKEなら、川の流れの中ではリトリーブせず流れにラインが引っ張られる力を利用する程度のアプローチでOK。しっかりと波紋を出してアピールしてくれます」

止水域= ロッドを立て気味でリトリーブ!

潟湖などでは、シャローのアシ際付近や深場と通じるブレイク周辺を重点的にチェック。マヅメ前後のベイトの動くタイミングが狙い目だ。「止水域ではスローなリトリーブを主体にアプローチ。ロッドワークで常に表層をキープしましょう」

特にハマるのは
「晩夏~秋にかけての
落ちアユパターン!」

憧れのランカーが、現実に

ルアーやタックルは日々進化。AGAKEは、その象徴とも言える存在だ。「X AR-Cシステムがルアーのポテンシャルを飛躍的に高めたことで、誰でもランカーにアプローチできるようになりました」

ウェイクベイトの最終進化系型とも言えるAGAKE。その真価を実感できる具体的な使用方法を教えてください。
「全国共通のストロングな釣りとしては、河川の落アユパターンが挙げられます。晩夏から秋にかけて、産卵行動を終えたアユは弱って流下。ランカーは流れの筋に絡む淵や瀬で定位して、表層付近を流されるアユが直上に来る瞬間を狙っています。攻め方は、スポットの先へキャストし、コースを調整しながらドリフトでスポットを通過させるだけ。遠投性能とアキュラシーに優れたAGAKEなら、狙ったスポットを正確に攻められるし、弱ったベイトの波紋をオートマチックに発生。今まではハイレベルなアングラーだけの釣りだった落ちアユのパターンが、昼夜を問わず誰にでも簡単に実践できます」
 落ちアユパターンをはじめ、シーバスが表層を意識する状況で威力を発揮するAGAKE。ポテンシャルを活かした表層攻めで、手強いランカーを攻略だ!

弱ったアユを待ち構える ランカーシーバスを、AGAKEなら獲れる!

狡猾な大型の個体は流れが絡む地形の変化に付いて、産卵後に弱って流下するアユを待ち伏せ。「AGAKEを流れに乗せて波紋を出しながらスポット直上を通すだけでバイトを誘発。カラーは日中ならフラッシング系、夜ならパールベースの膨張色がおすすめです」

WEB LURE X MOVIE
~リバーシーバス攻略~
デイゲームでランカー連発!92cmをキャッチ!

AGAKE タックルデータ

ROD NEW EXSENCE S906M/RF “Grand Versatiler 906”

「ロッドに求められるのは、バイトを弾かない適度な弾性のティップと、ランカーに負けないバットパワー。また、軽さも重要な要素です。S906M/RFは、感度や操作性の面でもAGAKEにマッチします」。“Grand Versatiler”のペットネームが象徴するとおり、バイブレーションやブレード系の釣りにも対応する極めてバーサタイルな1本だ。

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REEL NEW Vanquish 3000HGM

「ウェイクベイトの釣りにおいて求められる要素のひとつが“感度”。NEWマグナムライトローターやマイクロモジュールギアを採用したヴァンキッシュはこの釣りに最適。剛性面の心配も皆無です」

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LINE Mission Complete EX8

「流れの強弱の微妙な変化をいち早く察知し、ランカーと安心してファイトする。感度や強度、操作性の面でPEラインのセレクトは重要です。取材では、PE1号+25LBリーダーをメインに使用」

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