シンキングペンシルが切り開く世界

収束中だがまだまだ荒れたサーフから、一枚を引き出した熱砂ドリフトスイマーⅡ
そもそもどんな性質を持ったルアーなのか。
デビューが17年9月なので、未だに性能や存在に気がついていないアングラーがいるかもしれません。
そこで今回は熱砂ドリフトスイマーⅡを深く掘り下げます。

堀田光哉 (ほったみつや)

テレビ、インターネット、雑誌やDVD等でヒラメ釣り、もといサーフでのルアー釣りの魅力や楽しさを発信し続けるアングラー。ヒラメ釣りブームの仕掛人であり、現在も熱くブームが燃え盛るようガンガン燃料投入中。

熱砂ドリフトスイマーⅡとは

進化を遂げたドリフトスイマー

こんにちは。堀田光哉です。
最近、好んで使っているのが熱砂ドリフトスイマーⅡです。
9月にデビューした、ドリフトスイマーの2代目ですね。初代が2012年デビューですから丸5年を経て、ヒラメ釣りの世界に復活したのです。

初代は2代目の原型であり、現在の外洋系シンキングペンシルの先駆け的存在でした。固定重心の90mmサイズでよく飛び、フォールは水平姿勢を維持しつつ、ボディを震わせながら沈下。貫通ワイヤーを採用していますから、座布団ヒラメだけでなく、大型青物のヒットにも余裕で対応できるという性能です。そう、初代はすでに外洋系シンキングペンシルとして完成されていたのですね。

しかし熱砂の他のルアーを見ればわかる通り、ヒラメ釣りの世界はここ5〜6年でヘビーウェイト化が進みました。そんな流れを汲んでリニューアルしたのが熱砂ドリフトスイマーⅡなんですね。だから基本性能は初代からほぼ引き継いでいます。新しくなったのは、サイズが伸びてシルエットがスリムになり、自重が30gにアップし、さらによく飛び、アクションが大きくなったことでしょうか。

使いたいときが使いどき

場所を選ばず使える

熱砂ドリフトスイマーⅡは、抵抗となるリップがないためによく飛びます。遠方狙いでは熱砂スピンビームや熱砂シースパローに次ぐ飛距離ですね。ミノーやワームでは届かない距離を攻めるときに出番となります。

リップ(突起物)がないことのメリットはまだあります。
ボトムを擦りにくくなり、浮き上がりがミノーよりも早くなるために水深1m以内のシャローをスローにトレースすることが可能になるのです。

またフォールによる着底確認さえ可能なら、水深に関係なく使用できます。サーフの場合、深いといっても限界はありますが、流れが強くなければ、
水深4〜5mのポイントでも活躍します。シャローから深場まで攻められるオールラウンド的なルアーでもあるのですね。逆に流れを受けつつ、流れの中を漂わすように使うことも可能です。張らず緩めずというラインコントロールさえ上手くできれば、いわゆるドリフト釣法とも相性は抜群に良いですね。

つまりは遠浅サーフでも、急深サーフでも、磯混じりの浅いサーフでも、サーフのタイプに関係なく使えるというわけです。
便利なルアーなので、使い方をマスターすれば、とても強い味方になりますよ。

優れた性能がアングラーを助ける

勝手に釣れてしまうことも

シンキングペンシルというと、その多くは引き抵抗が少ないために挙動の把握がしにくく、何をやっているのかわからないという話をよく聞きます。
熱砂ドリフトスイマーⅡは違います。大ぶりなアクションと重めの自重により、適度な引き抵抗があるためにリトリーブでの挙動把握がしやすく、沖出しの弱い流れも感じることができます。凪の日の渋い状況でも流れを明確に感じられるためにヒラメの居場所を特定しやすいのですね。

引き抵抗の重みを感じる筋があれば、そこへ繰り返しキャストをしてください。ただ巻き、ストップ&ゴーという誘い方で十分です。
弱い流れでもアクションしますから、とくに流れの強弱を意識せずともヒラメのバイトを引き出すことができるのですね。
使用前には必ず、足元で熱砂ドリフトスイマーⅡを泳がせ、沈ませ、よく泳ぐスピード、沈下姿勢、沈下スピードを把握しておきましょう。

毎度のことですが、ただ巻きで反応がなければジャーク&フォールも試してみたいところです。弱い沖出しの流れはもちろん、離岸流、沖の瀬、河口、根周り、ブレイクライン、ベイトの居るスポット等で使ってみてください。高確率で良い結果がもたらされるでしょう!

ヒラメへの近道。それは熱砂ドリフトスイマーⅡを使うこと