撤収か、続行か。海況判断の方法

波やウネリ、風の影響を大きく受けやすいサーフの釣り。
良くあるのが釣り場に到着したものの、海が荒れていたなんてこと。
残念な海況の日に当たってしまったとき、アングラーはどう対処すべきか。
判断基準の指針や、とるべき行動をご紹介しよう。

堀田光哉 (ほったみつや)

テレビ、インターネット、雑誌やDVD等でヒラメ釣り、もといサーフでのルアー釣りの魅力や楽しさを発信し続けるアングラー。ヒラメ釣りブームの仕掛人であり、現在も熱くブームが燃え盛るようガンガン燃料投入中。

海況が直結するサーフの釣り

海況は日替わり。良い日ばかりじゃない

こんにちは。堀田光哉です。
釣りをする上で避けて通れないのが海況の良し悪しです。
風が吹いたり、波が高かったりする海況だと、場合によっては釣りができないこともあります。

とくにサーフの釣りは風、波、ウネリの影響をまともに受けるために、他の釣りよりも条件による制約が厳しい釣りと言えます。
実は今回の撮影がそんな状況の日に当たってしまいました。

風こそ吹きませんでしたが、初日から低気圧のウネリによる大波で釣りには厳しい状況。いやはや参りました。撤収か、入釣か。こんなときはチェックして判断するのが賢明です。天候が変わりやすい秋のシーズンにはよくあることです。これから冬に向けて、風が吹き始め、波が高まる日がますます多くなります。今時期は凪の日があれば、とにかくサーフへ出向きたいですね。

実釣は可能か否か

ブレイクラインにルアーが届けば続行

見た目で波が高いのはわかりましたが、最終的な釣りの成否の判断のために安全を確保できる距離を保ちながら、サーフへ入釣してみました。
まずはブレイクラインが近い場所を目視で探しながらサーフを歩きます。立ち位置と波の立つ場所が一番近い場所を見つけ、とりあえずキャストしてみます。安全な立ち位置が確保できた上で、コンスタントにブレイクラインまでルアーが届くか否かで、続行か撤退かは決まるのです。

数カ所をチェックしましたが、どこも波足が長く、ブレイクラインが遠いためにルアーがポイントまで届かない状態です。
この状態では釣れる確率がグッと下がるだけでなく、危険も伴います。波が落ち着くまで時間をおくか、移動、あるいは撤収という選択肢しかないのですね。

撤収こそ正しい選択

サーフの釣りは逃げ場がない

結局のところ、撤収することにしました。ウネリや波には勝てませんし、何にせよ安全第一です。
こんな日は他のことに時間を費やしたり、他の釣りを楽しむのが良いですね。

サーフの釣りを楽しむのなら、こういった悪条件を受け入れられる心構えも必要です。
移動しないのか、と思われるかもしれませんが、ウネリや風、波が同じである限り、同一方向に向いたサーフは、どこも状況は変わらないモノです。エリア一帯が影響を受けてしまうのですね。逃げ場が極端に少ないのが、サーフの釣りの現実でもあります。

海は変化しているか

時間経過後の海況チェック

この後、4〜5時間をおいてサーフをチェックしました。潮位が変わることと時間経過により、海況が良くなっていないか見に行ったのです。
事前にスマホやパソコン等で波情報、風情報を調べておくのも大事なことです。

しかし状況は簡単には変わりません。太平洋のウネリは静かになるまで時間が掛かるものです。ときには1週間以上ウネリが収まらず、釣りにならないこともあります。禁漁期間と考えて納得するしかありませんね。そんな時はアングラーらしく、釣具屋さん巡りが楽しいと思います。

待つのも釣りのうち

荒れ後は期待できるのか!?

こうなると荒れ後に期待するしかありませんが、荒れ後は事情が変わります。サーフの地形がリセットさせるのです。
どう変化するかは凪いでみないとわかりません。多くは地形が潰れてしまうことが多いですが。

いずれにしても荒れ後は海岸線に凹凸があり、流れが発生している地形を探し出すことが先決です。ベイトの気配があれば、それに越したことはありません。というわけで次回に続きます。結果的にはヒラメを手にするのですが、その過程をご紹介します。

状況を受け入れるのもサーフアングラーの心得だ