サーフのルールと心得

この連載はヒラメ釣りを中心とするサーフルアーフィッシングについて、自分が考えていること、実際にやっていること、失敗したこと、上手くいったこと等をなるべくわかりやすい文章にして、随時公開して行こうという趣旨のものです。釣り、連載ともにスタイルにはこだわりを持ちたくないので、今後は話が八方に飛び散りながら進んで行くと思いますが、何卒よろしくお願いします。
2回目となる今回は「サーフのルールと心得」についてです。

堀田光哉 (ほったみつや)

テレビ、インターネット、雑誌やDVD等でヒラメ釣り、もといサーフでのルアー釣りの魅力や楽しさを発信し続けるアングラー。ヒラメ釣りブームの仕掛人であり、現在も熱くブームが燃え盛るようガンガン燃料投入中。

周囲のアングラーに配慮する

情報共有には注意が必要

こんにちは。堀田光哉です。
タックルを揃えたり、釣り方を知ることも重要ですが、まずはサーフの釣りの事情を知っておく必要があります。
昨今は携帯端末による情報のヤリトリが当たり前となり、アングラーの動きがとても早くなりました。釣れた!という情報はすぐに拡散され、釣れた場所にはあっという間にアングラーが集まって来ます。多くは仲間内で情報が駆け巡るため、意図せず現場でグループ化することが良くあります。
情報の共有自体は決して悪いことではありませんが、グループ化は他のアングラーや一人で楽しむアングラーにとってはプレッシャーになることを知っておきたいものです。グループで釣り場を占有せず、グループ外のアングラーや投げ釣り師にも十分な配慮をしつつ、サーフのルアー釣りを楽しみたいものですね。

ライフジャケットの着用は義務だ

波打ち際に立つという意味

ゴミを捨てない、違法駐車をしない、立ち入り禁止区域に入らないのは当たり前ですが、最近目立つのがライフジャケットを着用せずに釣りをしているアングラーです。
サーフでの転倒は命取りです。

転倒時に波に引き込まれたら、ウェーダーの足だけが浮いてしまって立ち上がれません。ライフジャケットの着用がなければ、最後には溺れるのです。

波をまともに受けて転倒することもありますが、多くは波打ち際を歩いている最中に転倒します。別に何かにつまずく訳ではありません。
波打ち際を歩くとき、片足をあげた瞬間に強い波が来ると一発で転倒するのです。現に何度もそういう光景を目にしていますから、ライフジャケット未着用のアングラーが心配でなりません。

誰かを悲しませないためにもライフジャケットの着用は必ずお願いします。

波を常に見ることが大事

安全確保が最優先

もちろんライフジャケットを着ているからといって大丈夫ではありません。
波に対しては、何時も必ず前を向いていてください。波に背を向けることは危険です。また安易なウェーディングは避けるべきです。

サーフの釣りの場合、凪いでいても膝下までのウェーディングに留めてください。それ以上の深さに立ちこむと、引き波で転倒することがあります。引き波時は、足の周囲の砂が引き波とともに流され、足元が不安定になるからです。とくにウネリのある状況では足元を掬われやすいため、十分な注意が必要となります。

ちょっと怖いなあ、と感じたら即撤退してください。サーフは逃げません。海況が回復してから釣りに行けば良いのです。

基本はリリース。持ち帰りは最低限に

持ち帰りのルールを知る

サーフの釣りではヒラメを始め、マゴチや青物、スズキなど食べて美味しい魚が釣れます。キープ(持ち帰り)前提で釣りをするのは自然なことですね。
自分はリリース優先ですが、時には釣った魚をキープすることがあります。ただ自分なりに基準を作ることで無駄なキープをしないようにしています。ひとまず近所に配る分は考えません(笑)。キープするなら自分で食べる分だけにしますし、基準以下の小型魚は必ずリリースします。
ひとつの目安としてヒラメだと40cm以下はリリース。マゴチや青物は50cm以下はリリース。スズキはオールリリースですね。自分としてはこれが最低限守るべきレベルであり、各個人でそれ以上のサイズを基準にしても良いかと思います。
とはいえ、苦労して釣った最初の1匹だけは、サイズに関係なく持って帰るのもアリでしょう。出会いに感謝し、自力で釣った達成感を噛み締めつつ、大切にいただきたいものです。2匹目以降はしっかりとルールを守りたいですね。