Vol.10 和歌山県上野港 冬のオキアミ五目

阪本智子×今井浩次 Kansai船釣り倶楽部

Vol.10

和歌山県上野港 冬のオキアミ五目

FISHING TACKLE
海春 KAISYUN BeastMaster2000EJ

今井浩次・吉田昇平

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ターゲットを絞らず、色んな魚を狙う五目釣り。魚の引きや釣れ方がさまざまなことはもちろん、食卓に並ぶ顔ぶれも豊富になることが面白いところ。真鯛や青物が好調と聞きつけ、和歌山県中紀・上野港から出船したのであった。

ポイントは近いが
釣果はにぎやか
大物を期待し
ハリスは5号に。

五目とは、種々のものが入り混じっていることを指す言葉だ。例えば食べ物だと五目御飯や五目寿司、五目焼きそばなどがある。
では、釣りの場合はどうか。相手選ばす釣れるものなら何でもOKといった釣りを五目釣りと呼ぶ。そういう釣りは節操がないと言われそうだが、僕は五目釣りが大好きだ。その訳は、色んな魚の引きが楽しめるし、釣って帰った魚で色んな料理が楽しめるからだ。
そこで今回も、タチウオ三銃士の一人、吉田昇平さんと一緒にオキアミをエサに天秤仕掛けで五目を楽しむことにした。この釣りは、タナの設定次第で底にいる魚から中層の魚まで狙えるのが魅力である。
さて、色んな魚が釣れる場所が良いので、釣り場をどこにするか一番悩んだが、和歌山県御坊市上野に白羽の矢を立てた。水温が18度近くあるので釣れる魚は結構にぎやかだ。真鯛を筆頭にメジロやハマチ、アジやイサギ(イサキ)にサバ、タナを上げればイサギも喰うし、運が良ければ石鯛やコロダイも混じったりする。
「こいつは春から縁起がいいや」そんな釣りができるかどうか、大いに期待しての出船となった。
ポイントは近い。あっという間に到着し、アンカーを下ろした。長さ3ヒ口か4ヒ口の吹き流しの仕掛けは4号にするか、それとも5号か迷ったので船長に聞くと「メジロが喰うことあるから5号にしとき」とのこと。おぉ、ええやないか!この一言で5号に決まった。

時間帯の変化と
タナの調整で
二人仲良く
五目達成!?

夜明け前のまだ真っ暗な時合いに真鯛やアジがよく口を使うので、出船は午前5時過ぎと早い。この日も一投目から二人の竿にマアジが喰ってきた。こいつは塩焼きがいいかな。これはナメロウにしようと料理を思い巡らしながら釣るのも楽しい。
タナは船長の指示通り底を10m切ってスタートしたが、エサが取られるようならどんどんタナ上げていくのがこの釣りのセオリーだ。
午前6時50分、切目崎の方向に暁光が差し始めた。まるでそれが合図だったかのように真鯛が喰い始めたのだ。口火を切ったのは左舷のミヨシから竿を出していた船長だった。大きさは35cm余りだが、越冬に備えてたらふくエサを食べたのか身が厚くて、紅(くれない)色に染まるきれいな真鯛だった。「タナは何m?」と聞くと、「底から18m」と即座に答えが返ってきた。そのタナに合わせて待つことしばし。先に竿を曲げたのは吉田さんだった。と同時に僕の竿にもアタリ。
吉田さんの真鯛は30cmを超えていたが、僕のは25cmほどのチャリコ(小鯛)だった。ただ、これを皮きりに潮が走り出すまで真鯛やアジが退屈なしにアタリを送ってくれた。そして、周りがすっかり明るくなるころには、アジのアタリが止まり、ぐずぐずしたアタリで喰ってきたのがサバフグ、散々走り回って上がって来たのでてっきりハマチだと思った魚が40cmオーバーのゴマサバというハプニング。メジロかハマチでもいいから青物が1匹釣りたいといろいろタナを探ってみたが僕はダメ、吉田さんはちゃっかり2匹もハマチを上げていた。
かくして僕は、真鯛、マアジ、サバフグ、ゴマサバの4目、吉田さんは真鯛、マアジ、ハマチの3目で打ち止めになった。五目にはならなかったが、オキアミエサの天秤釣りはハプニングがあるので楽しい。

この日は6:4調子の海春(かいしゅん)が良い仕事をしてくれた。

この日は6:4調子の海春(かいしゅん)が良い仕事をしてくれた。

上野沖では、50〜60cmの真鯛も結構釣れるのだがこの日は30〜35cmのサイズが多かった。

上野沖では、50〜60cmの真鯛も結構釣れるのだがこの日は30〜35cmのサイズが多かった。

夜明け前には、おいしそうなアジがバタバタっと釣れた。

夜明け前には、おいしそうなアジがバタバタっと釣れた。

暗いうちはアジがよく喰ったが、日が昇るとさっぱり喰わなくなった。

暗いうちはアジがよく喰ったが、日が昇るとさっぱり喰わなくなった。

越冬に備えてかエサをもりもり食べてよく太った真鯛が多かった。

越冬に備えてかエサをもりもり食べてよく太った真鯛が多かった。

オキアミエサの五目釣りなので、何が喰ってくるか分からない。これも五目釣りの楽しさのひとつだ。この日の主役は、真鯛にハマチ、40cmを超える良型のゴマサバなど。

オキアミエサの五目釣りなので、何が喰ってくるか分からない。これも五目釣りの楽しさのひとつだ。この日の主役は、真鯛にハマチ、40cmを超える良型のゴマサバなど。

竿を叩くような引きを見せたときは真鯛が喰っている可能性が高い。

竿を叩くような引きを見せたときは真鯛が喰っている可能性が高い。

真鯛とは違う強い引きに一瞬、緊張が走る。

真鯛とは違う強い引きに一瞬、緊張が走る。

タモに収まったのは暴れん坊のハマチ。

タモに収まったのは暴れん坊のハマチ。

吉田さんが上げたのは45cmほどのハマチだった。

吉田さんが上げたのは45cmほどのハマチだった。

朝の時合いには真鯛のダブルヒットが2度ほどあった。

朝の時合いには真鯛のダブルヒットが2度ほどあった。

FISHING TACKLE

海春(かいしゅん) 80-270。

海春(かいしゅん) 80-270。

海春(かいしゅん) 80-300。竿は6:4調子で汎用性が高い海春の80号。

海春(かいしゅん) 80-300。竿は6:4調子で汎用性が高い海春の80号。

リールはビーストマスター2000EJ。

リールはビーストマスター2000EJ。

マキエのオキアミは、詰めすぎると出が悪くなるから、7分目ぐらいにしておこう。

マキエのオキアミは、詰めすぎると出が悪くなるから、7分目ぐらいにしておこう。

魚の活性が高く喰いが良いときは、オキアミを抱き合わせで刺すとアピール度が増して効果があるが、喰い渋ったときはシングルで刺してみるのも良い。

魚の活性が高く喰いが良いときは、オキアミを抱き合わせで刺すとアピール度が増して効果があるが、喰い渋ったときはシングルで刺してみるのも良い。

タックル
ROD
海春 KAISYUN 海春(かいしゅん) 
80-270
全長 2.70m
継数 2本
仕舞寸法 138.5cm
自重 174g
オモリ負荷 50~120号
海春 KAISYUN 海春(かいしゅん) 
80-300
全長 3.00m
継数 2本
仕舞寸法 153.5cm
自重 185g
オモリ負荷 50~120号
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REEL
BeastMaster2000EJビーストマスター2000EJ
ギア比 5.1
最大ドラグ力 15.0kg
自重 690g
糸巻量PE[タナトル8] 3号500m
4号400m
5号300m
ハンドル長 60mm
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ミチイト
タナトル 8[TANATORU 8]3号
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探見丸
CV-FISH