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「磯」のとある日

File.03

鈴木 斉

沖磯で狙う青物、回遊魚(ヒラマサ)

長崎県五島市・五島列島、平戸市宮之浦

アグレッシブにルアーを追い、強烈な引きが釣り人の心を掴む「青物、回遊魚」。陸っぱりからも狙えるが、潮通し抜群の沖磯なら数型ともにチャンスは倍増する。そんな魚を狙って、長崎県五島市・五島列島、平戸市宮之浦の沖磯にプロアングラー・鈴木斉さんが挑む。

ANGLER PROFILE シマノ インストラクター

鈴木 斉(すずき・ひとし)

茨城県出身。幼少時より釣りに没頭。シーバスからオフショアゲームまで、ソルトウォーター全般に精通するプロアングラー。武器は豊富な経験で培った高い技術と観察力。集中力も高く、「ここ一番の勝負強さ」には定評がある。

360度、大海原に囲まれた沖磯で思う存分ロッドが振れる喜び。この爽快感は何ものにも代え難い。

気まぐれ回遊魚。来ぬなら焦らず、根魚に転ぶ

東シナ海に浮かぶ対馬や五島列島を有する長崎県は、言わずと知れた青物のメッカ。特にヒラマサの魚影は濃く、ショア・オフショア問わず多くのファンが訪れる。

鈴木さんと長崎県平戸市へ訪れたのは、2016年10月の中旬。今回お世話になった「丸銀釣りセンター」の若船長に近況をうかがうと、ポツポツながら、朝マヅメにヒラマサが出ているという。ただし、それを逃すと気配が薄まり、難しい状況とのこと。今回の釣行スケジュールは2日間。初日は丸1日あるので、まずは釣果が期待できる上五島へと向かうことが決定した。

宮之浦港を午前3時に出港し、船で五島方面へ走ること1時間。初日に渡礁したのは、最近ヒラマサの釣果が出ているという帆揚瀬の平瀬。到着した頃はまだ暗く、月が煌々と輝いていた。夜明けまで時間はあるが、魚の活性が高いのは、朝マヅメの一瞬だけかもしれない。わずかなチャンスを逃さないためにも、暗いうちからタックルを組み始める鈴木さん。

「正面にハナレがあって、その周りで潮流がヨレてますね。あのようなポイントが狙い目です」

鈴木さんによると、回遊魚を狙うポイントは潮流の“有無”と“変化”。潮通しがよい場所は言うまでもないが、ハナレ磯や海底の起伏、または潮流同士がぶつかることで生じる“流れの変化”が重要だという。

「ベイトの姿が見えないので、回遊してくる個体は期待薄かな。釣れているのは、おそらく居着きの魚でしょう。ならば、やはりハナレ周辺が怪しいですね」

トッププラグをハナレ周りに数投した頃、ルアーの背後に何やら魚影が……。さほど大きな魚ではないが、回遊魚には間違いないようだ。ルアーを流す角度を変えながら攻め続けていると、「ガボッ、ガボッ」と音を立ててボイルし始めた。水面で激しく追う様子からヒラマサのようだが、なかなかフッキングまで持ち込むことができない。

「お腹が空いてる魚ほど釣れそうな気がしますが、実は逆なんです。普段から小魚を追って飽食状態にある魚のほうが喰い慣れてるので、ルアーへの喰い着きがいいんですよ。ベイトの姿がないので、おそらくあの魚は最近エサにありつけていないのでしょう。この手の魚は追っては来るものの、フッキングしないケースが多いです。あともう少しなんですけどね〜」

結局、このチェイスして来た魚はヒットせず、昼前に潮がたるんだところで気配も消えてしまった。船長の言ったとおり、チャンスは朝マヅメで終わってしまったようだ。

「まあ、回遊魚はこんなもんですよ。せっかく沖磯に来たんですから、楽しんで帰りましょ」

そう言ってポケットから取りだしたのは、なんと鯛ラバ。ヒラマサタックルのままルアーを交換し、沈み根付近にヒョイッとキャスト。海底でリフト&フォールさせていると、「ゴン!」というアタリからロッドが絞り込まれる。豪快に抜き上げたのは、50㎝はありそうな立派なキジハタではないか!?

「回遊魚のタックルのまま、ルアーを鯛ラバに変えるだけでいいんですよ。お手軽でしょ! ターゲットを回遊魚だけに絞るのは、上級者でも難しいですからね。沖磯まで来たのなら、釣れるものを釣って楽しんで帰るのが僕のポリシーです(笑)」

その後、40㎝前後のキジハタやアカハタ、カサゴなどをポンポンと釣り上げていた鈴木さん。あまり狙っている人が少ないのか、魚影はかなり濃い様子。探っていたのは1時間ほどだったが、お土産には十分な釣果を得ることができた。

その後、潮の加減がよくなればプラグを投げ、気配がなければまた根魚に転換……。それを繰り返し、この日は沖上がりを迎えた。ビギナーはもちろん、一日中ショアキャスティングロッドを振り回すのは、鈴木さんとて酷な話。でも、合間に別の釣りを楽しめれば気分転換になり、集中力も持続するというもの。ここは気分を入れ替え、明日に臨みたいところだ。

  • 帆揚瀬の平瀬に到着したのは午前4時。まだ夜も明けてない時間帯だが、満月が煌々と輝いていたおかげで磯場は明るい。来る朝マヅメに備え、早くも準備を始める。

  • ここで最も反応があったのが、正面に見えるハナレ周辺にできた潮のヨレ。居着きのヒラマサが何度かチェイスしてきたが、フッキングまでには至らなかった。

  • 帆揚瀬寄りの南側にも怪しい潮目を発見した鈴木さん。一応チェックしたが、こちらは反応がなかった。

  • 回遊魚の気配がまったく感じられなくなり、ルアーを鯛ラバに変更。すると頻繁にアタリがあり、ハタ類やカサゴといった根魚がポンポンとヒット。しかもサイズがよく、引きも強くて実に楽しい。

  • メタルジグで探ってみたところ、ひょっこり顔を出したカサゴ。ルアーを変えると魚種も変わるのでおもしろい。

一投目から飛び出したビッグなキジハタ。こんな高級魚がヒョイと釣れてしまうのだから、回遊魚狙いの合間に鯛ラバを投げない手はない。

一投目から飛び出したビッグなキジハタ。こんな高級魚がヒョイと釣れてしまうのだから、回遊魚狙いの合間に鯛ラバを投げない手はない。

  • この海域では数が多く、ポピュラーなアカハタ。30〜40㎝級がキジハタに混じってよく釣れた。

無事タモに収まり、魚との駆け引きに勝利した瞬間。この高揚感が忘れられず、釣り人はまた磯へと足を運ぶ

チャンスは一瞬。短い時合に怒濤の連発

初日は残念な結果に終わったが、次こそは本命を仕留めたいところ。とはいえ最終日は都合により、丸一日を釣りに費やすことができない。よって五島へ渡るのは断念し、近場の沖磯で挑むこととなった。

この日渡ったのは、上阿値賀島の北のハナ。近場といってもかなり沖に浮かぶ小島であり、北のハナ周辺は抜群の潮通しを誇る一級磯。ヒラマサの実績も十分ということで、期待が高まる。

「条件的にも時間的にも、また朝マヅメが勝負になるでしょう。正面にハッキリとした潮目がありますから、まずはあの周辺から攻めてみますかね」

まだ日も昇らない薄明かりの中、トッププラグを潮目付近にキャスト。水面の波立ちに変化がある場所やや、払い出しの流れが潮目にぶつかる周辺など、ルアーを通すコースを徐々に変えて様子を探る。しばらくは沈黙が続いたが、ついにその瞬間が訪れる。

「ザバッ!!」

「出たっ! くぅ〜! 掛かりませんでしたけど、波紋の大きさからして5〜6㎏はありそうですよ」

ルアーの背後に立ち上がるシブキ、魚の反転で水面がモワッともじる……。間違いない、ヒラマサだ! しかし、昨日と同じようにフッキングまでなかなか持ち込めない。

「昨日よりは状況がいいはず。見ててください、喰わせますからね!」

そして次の瞬間、ロッドが大きく曲がってヒット! 手応えから少し小ぶりなようだが、パワフルな引き味は本命のヒラマサ。しっかりと口にフッキングしているのを確認し、一気に磯へと抜き上げる。ファーストヒットは2〜3㎏クラスだったが、狙って釣れた一尾は喜びもひとしおだ。

時合は沖磯とて一瞬もの。撮影を手短に済ませ、すぐにキャストを開始する。潮のヨレたところに差し掛かると、魚が追ってくるのが見えるではないか! 「ザバッ、ゴボッ、ガツン!」これはたまらない!

時合はわずか40分ほどだったが、短い時間で2〜3㎏のヒラマサを5尾ゲット。そのうち2尾はひとつのルアーに同時に掛かってしまったほどで、活性の高さがうかがえる。序盤で見えた波紋から推測されるサイズは仕留められなかったが、エキサイティングなヒラマサゲームを満喫することができた。

「沖磯だからって大きな魚が釣れるとは限りませんけど、この開放感溢れる釣り場でキャストするだけでも気持ちいい。競争率の高い堤防に比べてライバルも少ないですし、今回のように時合に当たれば、チャンスを独り占め、なんてことも。ダメなら、根魚狙いを楽しむという手もありますしね。まだ沖磯釣行未体験の方、ぜひこの魅力溢れるフィールドに繰り出してみてはいかがでしょうか」

  • 日の出前に上阿値賀島の北のハナに渡礁。正面にはハッキリとした潮目があり、フルキャストすれば十分届く距離。

  • 何度かヒラマサらしきチェイスやボイルがあった後、ついに鈴木さんのロッドが曲がった。サイズは大きくないようだが、引きを楽しみながら慎重に寄せてくる。

  • サイズを見極め、しっかりとフッキングしていることを確認。抜き上げられるサイズなら、素早く抜き上げてキャストを再開するのが数を伸ばすコツ。もし不安なら、無難にタモですくうようにしたい。

1尾目をキャッチして、すぐにキャストを開始する鈴木さん。ルアーを背後から追ってくる魚の様子が見える瞬間もあり、側で見ているだけでも大興奮。そして次々とヒットし、ロッドがグイグイと絞り込まれる。

1尾目をキャッチして、すぐにキャストを開始する鈴木さん。ルアーを背後から追ってくる魚の様子が見える瞬間もあり、側で見ているだけでも大興奮。そして次々とヒットし、ロッドがグイグイと絞り込まれる。

釣れたヒラマサは2〜3㎏クラスと小ぶりだったが、40分ほどで合計5尾の釣果。これぞ沖磯のポテンシャル!

TACKLES

操作性はもちろん、パワーと疲れにくさも重視

鈴木斉の回遊魚タックル

回遊魚といっても、そのサイズは様々。1㎏未満の若魚もいれば、10㎏を超えるものも掛かってくることも。とにかくタックルには、不意の大物にも対処できるパワーが必要となってくる。しかし、ヘビーになるほど操作性が損なわれ、疲労感も高まる。これで釣りに集中できないのは、本末転倒だ。鈴木さんの場合、トッププラグ用『コルトスナイパーエクスチューンS1006H/PS』+『ステラSW14000XG』と、メタルジグ(ミノー)用『コルトスナイパーS1000MH』+『ステラSW5000HG』の2本を基本にしており、状況に合わせて使い分けている。どちらのロッドも大物と十分対峙できるパワーを発揮するほか、扱うルアーに合わせたティップの軟らかさ、バットの張りなどのバランスが整っており、長時間振っても疲れにくい設定になっている。またリールもルアーのアクションに合わせており、スピーディーな巻き取りを必要するトッププラグでは『ステラSW14000XG』、軽快なアクションが必要なメタルジグやミノーでは『ステラSW5000HG』をセッティングしている。
  • 鈴木さんのメインロッドはトッププラグ用の『コルトスナイパーエクスチューンS1006H/PS』(下)とミノーやジグ用の『コルトスナイパーS1000MH』(上)。『エクスチューンS1006H/PS』は軟らかめのティップにパワフルなバットが組み合わされ、フッキングとパワーのバランスがよいのが特徴。『S1000MH』は全体的にしなやかな設定になっており、軽快で軟らかなジャーキングが続けられるため、疲労しにくい。
    関連商品情報:コルトスナイパーエクスチューン コルトスナイパー

  • 『コルトスナイパーエクスチューンS1006H/PS』に装着しているのは『ステラSW14000XG』(左)。巻き取りの速さとパワーを兼ね備えながら、取り回しもよい。スプールには『OCEA EX8 PE』5号が巻いてある。『コルトスナイパーS1000MH』に装着しているのは『ステラSW5000HG』(右)。軽くコンパクトなため手首への負担が軽く、長時間のジギングでも集中できる。
    関連商品情報:ステラSW

LURES

回遊魚の魚種、状況に合わせて的確に使い分ける

鈴木斉のルアーセレクト術

鈴木さんが沖磯の回遊魚釣りに持参するルアーは、トッププラグ、ミノープラグ(フローティング、シンキング)、メダルジグの3タイプ。では、それぞれの用途を具体的に見ていこう。
  • こちらはトッププラグのグループ。上から順に解説しよう。
    まず、今回のヒットルアーである『コルトスナイパーロックダイブ 160F AR-C』。着水直後から安定したダイブアクションを展開し、高いアピール力で喰い気のあるヒラマサを誘い出す。サイズの割に飛距離がでるため、広範囲を探れるのも特徴。
    『オシアヘッドディップ 140F AR-C』は、ベイトのサイズが小さいときに有効なプラグ。番手の大きいフックも装着できるので、ターゲットが大型の場合でも対処できる。高強度の3Xボディ採用で、岩にぶつけても安心だ。
    『オシアペンシル150F』は、初心者でもアクションしやすいスタンダードペンシル。アゴの部分がカップ形状になっており、引いてくるだけでシブキによるアピールを演出できる。状況を選ばず使えるので、とりあえず持っておきたいルアーのひとつ。
    『コルトスナイパーロックポップ 90F』は小型のポッパー。水面で泡を発生させ、魚にアピールするタイプのプラグだ。特に魚が深い層にいる場合に有効で、水面で発する泡と音によって水面まで誘い出すことができる。シルエットも小さいので、捕食しているベイトが小さい場合にも有利だ。

    メインルアーとなるトッププラグ群。
    コルトスナイパーロックダイブ 160F AR-C(上)
    オシアヘッドディップ 140F AR-C(上から2番目)
    オシアペンシル 150F (上から3番目)
    コルトスナイパーロックポップ 90F (上から4番目)
    関連商品情報:コルトスナイパー ロックダイブ オシア ヘッドディップ オシア ペンシル コルトスナイパー ロックポップ

  • こちらはシンキングペンシルの『コルトスナイパーロックスライド』。使う状況としては、トップに出ないほど活性が低いときや、ナブラ撃ちがメイン。メタルジグには少しだけ劣るが、かなり飛距離が出る。また沈下スピードが遅いため、水面付近のレンジを長時間キープできるのも強み。また、ナブラ撃ちで水平フォールさせるとキラキラとフラッシングしながら落ち、他のルアーへの反応が悪いときでも好反応を示すこともある。サイズはベイトの大きさに合わせるほか、自分の使用しているタックルに合ったものを使おう。

    コルトスナイパーロックスライド140S AR-C(上)
    コルトスナイパーロックスライド120S AR-C(下)
    関連商品情報:コルトスナイパー ロックスライド

  • こちらはリップ付きのミノー『コルトスナイパーロックジャーク170F AR-C』と『コルトスナイパーロックジャーク140S AR-C』。タダ巻きするだけでルアーがブルブルと泳いでくれるので、アクションが苦手な初心者でも扱いやすいルアーのひとつ。基本的には中層域を探るので、ブリやカツオ、サワラといった回遊魚に有効だ。トップでヒラマサの気配がない場合は、ミノーを引いていると他の青物が喰ってくることも多い。厳しい状況下では威力を発揮するアイテムなので、ケースに一つは忍ばせておきたい。

    コルトスナイパーロックジャーク170F AR-C(上)
    コルトスナイパーロックジャーク140S AR-C(下)
    関連商品情報:コルトスナイパー ロックジャーク

  • こちらはメタルジグのグループ。基本的には飛距離が必要なときや、潮流が速いときなどに使うアイテム。鈴木さんは4種類を用意しているが、それぞれの特徴を簡単に解説しよう。
    『コルトスナイパースリム 40g』は、スリムな形状のスタンダードジグ。細身のシルエットで喰い込みがよく、安定した泳ぎやフォールアクションも演出できる。
    『コルトスナイパーフォール 55g』は、強く輝きながらゆっくりと沈む“バイブレーションフォール”が特徴。じっくりとルアーを見せ、沈み根などにタイトに付いた魚へアプローチできる。
    『コルトスナイパーTG ピットブル 55g』は、タングステンウェイトをリアに搭載。コンパクトボディながら飛距離が出るので、風の強い悪条件でも遠投が可能となっている。
    『コルトスナイパーTG ベルサーテ 60g』は、ボディの中央にタングステンウェイトを搭載。飛距離に加えてジグの動きもよく、メリハリのあるフォールやスライド、またただ巻きなどで魚の喰いを誘う。

    コルトスナイパースリム 40g(左上)
    コルトスナイパーフォール 55g(右上)
    コルトスナイパーTG ピットブル 55g(左下)
    コルトスナイパーTG ベルサーテ 60g(右下)
    関連商品情報:コルトスナイパー スリム コルトスナイパー フォール コルトスナイパー TGピットブル コルトスナイパー TG ベルサーテ

  • 最後に、合間の根魚釣りで活躍した鯛ラバのご紹介。根魚ならメタルジグでもいいのでは?と思うかもしれないが、ハタ類はあまり素早い動きを追いきれないので、「ヒラヒラ〜フワッ」という鯛ラバのアクションのほうが効果的。また、捕食しているエビやカニなどの甲殻類をイミテートしており、小魚を模したメタルジグよりもアピール力は高い。
    鈴木さんが使用していたのは『炎月 十五夜(じゅうごや)』の60g。 アクションは海底をリフト&フォールさせるだけでよいが、ヒットするのは大抵フォール中。水深や潮の流れによってはフォールスピードが異なるので、状況にあったウェイトを選択するのが重要。鈴木さんは45〜90gを使い分けている。
    また、浅場や潮の緩いエリアでは『炎月投式Ⅱ』(20〜30g)もオススメだ。

    炎月 十五夜(じゅうごや)
    関連商品情報:炎月 十五夜

    炎月投式Ⅱ
    関連商品情報:炎月投式Ⅱ

FIELD GUIDE

憧れの五島列島はもちろん、宮之浦の沖磯も魅力満載

長崎県五島市、平戸市

暖流の対馬海流が洗うこの海域は、多種多様な魚たちがひしめく釣りの聖地。五島列島や宮之浦の沖磯といえば大型メジナを始め、イシダイやクエといった夢の大物が狙える憧れの地。エサ釣りでは誰もが知る有名なフィールドだが、ルアーのターゲットも実に豊富だ。
狙える回遊魚はブリ、ヒラマサ、カンパチ、カツオ、キハダなど様々。シーズンは、エサとなる小魚が接岸し始める春(3〜4月)と秋(10〜11月)。夏は水温が高すぎるほか、ブリやヒラマサは産卵期に入ってしまう。冬は海がシケやすく、釣りにならない日が多くなる。春と秋は数型ともに期待できるうえ、気候的にもベストだ。
回遊魚以外ではヒラスズキや根魚も有望。シーズンは回遊魚とほぼ同じような傾向だが、根魚の場合は真夏でも狙える。ただし、ベイトの寄り次第で活性が上下するので気をつけたい。
  • 渡船と宿泊でお世話になった丸銀釣りセンター。広いキャビンを有する大型渡船で五島へも快適に釣行できる。宮之浦は4時(1~3月の平日)と2時(4~12月の平日)出船。日曜祝日は応相談。※五島列島は電話で要確認
    【問い合わせ&渡船】
    丸銀釣りセンター TEL:0773-67-07277
    http://www.marugin.jpu
    渡船料金=4,500~6,500円(平戸宮ノ浦)、13,000~17,000円(五島列島)

  • 初日に訪れた上五島小値賀・帆揚瀬の平瀬。エサ釣りでは上物、底物ともに魚影の濃い場所で知られるが、抜群の潮通しから回遊魚の実績も高い。

  • 2日目に渡礁した宮之浦・上阿値賀島の北のハナ。沖に突き出た先端周りは潮の流れが速く、大型のヒラマサも回遊するポイント。足場はゴツゴツとした岩だが、岩の表面が平らな場所は滑りやすいので要注意。

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