特作 天道

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これまで特作シリーズは、「特作  一天」、そして「特作 伊吹」と、総高野の竹竿を意識した軟調子の竿をラインナップしてきました。今回シマノでは硬めの竿を今一度捉え直し、調子としては対極にある硬式胴調子の竿を作り込むことに挑戦しました。天然素材の竹で竿力の強い“硬式”のものを作れば先調子の竿になる傾向があります。そのことを理解したうえで“硬式胴調子の竿”を作り込んでいくと竿全体が太径となり、かなり自重のある“使い手を選ぶ”ものになりがちです。しかし、その竿から得られるズシリとした釣り味は通好みで、へらぶな釣りを深く知る人だけがわかる魅力として密かに愛されてきました。そこでシマノは、「軽いカーボン素材ならば、天然素材ほど太くそして重くならずに、その釣り味が表現できるのではないか」という発想から、細身の外観に予想外の強さを備えた『特作 天道』を誕生させました。硬さランクは9~11。使い方としては大型主体の管理釣り場でのチョウチン釣り、もしくは底釣り。冬場の長ハリスの段底の釣りも非常に面白く楽しめます。デザインは芽出し逆段巻の珍しい段塗りを採用。特作ならではの雰囲気と重厚感のある仕上がりとなっています。長さのラインナップは7から15。ここ最近、飛天弓 皆空や頼刃またたきで多継を採用してきましたが、「特作  天道」では、胴調子を演出するためにシマノ初となる11で3継、15で4継というあえて節の長さが長くなる設計をしています。シマノが長年追い求めてきた「釣り味」の新境地を是非、ご体感ください。

技術特性

技術特性

  • スパイラルX

    スパイラルX

    スパイラルX

    スパイラルXは縦繊維のシートの内層、外層を斜め方向のカーボンテープで巻くことによりサンドイッチ状にした3層構造。斜め繊維に横繊維としての機能も持たせた新次元のブランクスです。構造を変えただけなので重量を増やすことなくネジリ/つぶれ剛性の向上を実現。シンプルな構成で、強さと軽量化を実現した唯一無二の基本構造です。

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  • タフリリアン

    タフリリアン

    タフリリアン

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  • マイクロまわリリアン

    マイクロまわリリアン

    マイクロまわリリアン

    糸ガラミが少なく、糸と馴染みが良い回転式リリアンです。さらにコンパクト性と水切れに優れたマイクロタイプもラインナップ。

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スペック表

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品番
品番 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) カーボン含有率(%) 本体価格(円) 商品コード  
品番
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品番 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) カーボン含有率(%) 本体価格(円) 商品コード  
7 2.1 3 77.0 70 1.3/ 9.6 89.8 70,000 37913 9 *
8 2.4 3 87.0 85 1.3/ 9.8 90.8 73,900 37914 6 *
9 2.7 3 97.0 98 1.3/ 10.2 90.6 75,600 37915 3 *
10 3.0 3 107.0 113 1.3/ 10.6 90.7 77,700 37916 0 *
11 3.3 3 117.0 115 1.3/ 10.8 89.7 83,200 37917 7 *
12 3.6 4 99.0 120 1.3/ 10.8 86.8 88,200 37918 4 *
13 3.9 4 106.5 123 1.3/ 10.8 86.7 95,600 37919 1 *
14 4.2 4 114.0 130 1.3/ 11.2 84.7 102,900 37920 7 *
15 4.5 4 121.5 138 1.3/ 11.2 86.0 113,400 37921 4 *

特作 天道
特作 天道 精悍さと品格。精悍な硬式胴調子でありながら、釣り味を愉しめるという相反する新境地へと導いてくれる竿『特作 天道』。芽出し逆段巻の塗りや力節など、所有感を満たす重厚な意匠はまさに大人の竿にふさわしい品格がある。
特作 天道 端正な竿力。大きく重い仕掛けの釣りでも穂先が垂れず、向かい風でもシャキッと振り込める。絞れば魚がすっと水面に顔を出す“力”があり、それでいてバラシが少ない。ゆっくり、じっくり、一枚一枚との対話を愉しめる。釣るほどに魅力を実感し、高揚感が胸中を覆う。そんな端正な竿『特作 天道』。

フィーチャー

フィーチャー

  • ※画像をクリックすると拡大画像と説明文が表示されます。
■スパイラルX
■しなり調律Ⅱ
■高精度テーパー合わせ
■マイクロまわリリアン(ショートタイプ)
■タフリリアン
■チューブラー穂先
■しっとり綾織握りⅡ
■力節
■超写実的立体竹節仕上げ(芽あり)
■芽出し逆段巻
■4節(7.8は3節)
■手仕上げ(製品によって色味・風合いが微妙に異なり、それぞれ独特の表情を持っています)
■二層式竿袋/口栓収納ポケット付き/刺繍入り
細身の胴調子で張りがある。カーボンで実現した天然竹の釣り味。

天然竿を彷彿させる釣り味。
常識を覆す硬式胴調子竿。

『特作 天道』は、意味のある「重さ」を生かした厚みのある釣り味を実現。
継数を減らすことで細身に仕上げ、あえて重量のある塗りでデザインした逆段巻を採用するなど常識を覆した意欲作。

竹竿の愛好者としても知られる、シマノアドバイザー小山 圭造氏。長年カーボンロッドの開発に携わってきても、比較対象となるのは竹竿になります。

小山「よほどの長竿でない限り、自分は竿の重量って必要なものだと考えています。竹竿の重量感って大事でね、握りの大きさなどを気にするのも、手応えにこだわるからなんです」

“手応え”とはいえ、硬さランク9~11の硬式胴調子というのは、なかなかイメージがしづらいという声もあります。

小山「先調子という言葉が硬さをイメージするため、胴調子という響きに軟らかさを感じて戸惑うのでしょう。少なめの継数なのに、硬式であることも違和感を覚えるのかな。そうだな、硬式といっても強い張りで反発する感じではなく、胴に乗ってくる硬さがあるんですよ。魚に絞り込まれたとき、竿の胴へ力が流れてくる手応えがあるんです」

具体的に『特作 天道』で、どんな釣りをしたのかを尋ねると、

小山「管理釣り場は、清遊湖など大型放流がされている釣り場で出してみました。野釣り場は数釣りのできる所へ行き、型の割に引きの強いことで有名な湖でチョウチンを試しました。なかでも早霧湖、一碧湖における13尺チョウチン両だんごは楽しかったな。『特作 天道』はね、硬いといっても喰わせた魚が飛んできちゃうような、先調子の感覚じゃない。穂先が太いせいかも知れないけれど隅々まで力が行き届いて、力が逃げず竿全体が働いている感触があるんです」

小山氏といえば有名野釣り会を主催する会長でもありますが、例会における『特作 天道』の存在についても伺いました。

小山「自分の会は野釣りの舟釣りだから一年中、長竿を振っています。『特作 天道』は7~15尺なのでタイミング次第ですが、夏の精進湖や三名湖といった魚影の濃い釣り場だったらチョウチンの勝負竿になり得ます」

小山氏は重厚なる娯楽の釣りをする一方で、例会でも勝負できる竿だと期待していました。

小山 圭造 (こやま けいぞう)
アドバイザー
へらぶな釣りの歴史に深くかかわる、老舗・野釣り研究会『浅草へら鮒会』会長。
野釣り例会『山水へら鮒会』、管理釣り場例会『KEIZO CLUB』も主宰する。

釣り人のロマンを託せる、それが『特作 天道』

天然竿を彷彿させる釣り味。
常識を覆す硬式胴調子竿。

シマノインストラクター伊藤 さとし氏はロマンを追いかける釣り人です。フラシの重量や、枚数を競う釣りも好きですが、心に残る釣りを求めて止まないようです。そんな伊藤氏に『特作 天道』についての印象を尋ねました。

伊藤「まず“竿がブレないで、魚が素直に浮き上がる圧倒的なパワー”を感じます。その性能が、もっとも顕著に現れるのは、チョウチンの釣り(いわゆる天々)です。釣り人がアタリに合わせると、竿いっぱいのタナですから、いきなり竿の胴に魚の力が乗るわけです。その後、早くも竿の働きで突っ込むような抗いが抑えられ、もう魚は振り返らざるを得なくなります。これにより、その後の取り込みも速やかになり、玉網に一直線で取り込めます。結果的に、釣りの回転が速くなり疲労しにくいのです。スパイラルX、力節など、パワフルさを出すため要所で工夫があることが奏効してるのでしょう。ただ私が釣り人として感じるのは“全体のバランスが整っている”そして“穂先のパワーが生きている”ことです」

こうした特性を伊藤氏は、さまざまな釣り場で感じてきたと言います。

伊藤「『特作 天道』を出して楽しむ釣り場として、1㎏超が普通に釣れる“つり処椎の木湖”などのチョウチン釣りを挙げる人が多いのは頷けます。管理釣り場もいいのですが2017年7月14日、信州の中綱湖、同じく18日に群馬県の三名湖で試釣をしたところ、実に楽しい釣りができました。これも踏まえて、私の独断で釣り方を推奨するならば、春の三名湖で9~13尺、春から夏にかけての中綱湖で8~15尺、いずれもチョウチンの釣りが面白いはずです。理由は両湖どちらも魚の引きが強いため、平均的に魚の型がいい場所での釣り方を選択することで『特作 天道』の特性が引き立つと感じたからです」

どうやら伊藤氏は『特作 天道』で味わう、贅沢なロマン釣行を期待しているようです。

伊藤 さとし (いとう さとし)
インストラクター
各メディアで活躍するマルチへらアングラー。好奇心旺盛で、
釣れる方法の情報収集に余念がない。巨べらの夢を追いかけるロマンチストとして知られる。
「日研板橋支部」「アイファークラブ」「武蔵の池愛好会」所属。

上品な手応えを深く味わう、
贅沢なひととき。

“上品な手応え”とは、決して軽いものではありません。効率はいいけれど無風流な道具に辿り着いてしまったら、それは釣り人の求める釣り竿とはかけ離れています。釣りを深く味わうために、ここちよく感じる重さと硬さ。それでいてストレスは感じさせない。こうした“心に贅沢な釣り”は、道具立てから始まります。


「ありふれた竿じゃないんだ」

「今までにない胴調子の竿です。軟らかい胴調子、硬い先調子なんてありふれているでしょう。なんと“硬式胴調子”ですからね。いっそのこと季節や釣り方を選んで贅沢な使い方をしてもアリではないかな。盛夏8月、1㎏級の大型ばかりいる管理釣り場で10尺、両だんごチョウチン釣り、それ専用という感覚でね。ベテランほど、この竿はハマると思います」

中澤 岳 (なかざわ たけし)
アドバイザー
伝統ある野釣り研究会『関東へら鮒釣研究会
(通称・関べら)』所属。86年シマノジャパンカップへら釣り選手権
大会準優勝、07年と11年にシマノへら釣り競技会 野釣りで
一本勝負!!優勝。大学時代に学釣連大会の連覇記録達成。
管理釣り場例会の『クラブスリーワン』会長。

「竹竿へのリスペクトを感じる」

「この手応えは、竹竿愛好者には容易く理解できる感触だと思いますよ。調子に対する必要な重さがあり、これは疲労感ではなく充実感や達成感の方向へ昇華できる、絶妙な手応えなんです。硬式胴調子だけれど、パワーロッドなんてくくりに入れたくないのは『特作 天道』が“もっと楽しい竿”だということ。硬式だけれど、大きな魚相手にしっかり曲げて使うと、きれいなカーブを描いて“胴調子で面白い竿”だと気づくはず。これは継数に秘密があって、普通、硬い竿は継数が多いのですが『特作 天道』は逆に継ぎ数が少ない。各部位の硬さはあっても、継いだときに胴へ乗せるため、継数を少なくして曲がるようにしているわけです。そもそも硬いっていうのは、いわゆる竹竿でいうところの“硬式”を指していて、穂先の太さからも、へら竿のルーツである“竹へのリスペクト(敬意)”を感じます」

萩野 孝之 (はぎの たかゆき)
インストラクター
『プロジェクトウィン』代表『ゴールデンクラブ』所属。
競技会の上位進出、優勝は枚挙にいとまがない。
シマノジャパンカップへら釣り選手権大会に関しては、2003年優勝、
2004年優勝等上位入賞多数のミスタージャパンカップ。

「またひとつ、天然の優しさに近づいた」

「硬式胴調子というのは、言い換えれば“曲がる胴が強い”ということで、胴に乗せて楽しむ竿だと理解していい。この感覚が竹竿に近くて、そういう扱いをすると、ちゃんと引きは楽しめつつ、魚が変に暴れないで上がってくるんですよ。例えば同じ条件で100枚釣ったとき、竹竿の方が楽で疲れが残らないのは、竿が、魚を暴れさせる余計な振動や衝撃を吸収している証拠。『特作 天道』から、それを感じます」

西田 一知 (にしだ かずのり)
インストラクター
野釣りの老舗研究会『関東へら鮒釣研究会』で
1997、2009、2010、2011年に年間優勝を決めて
史上5人目の横綱に昇進。ためらいなく30尺を操る猛者で
『関べら』の他『コンテンポラリー・リーダーズ』に所属。
『KWC』会長。

「“静”の魅力、硬式胴調子という深淵」

「『特作 天道』の特長に掲げる“硬式胴調子”の究極とは、静けさと安定感の極致。従来の[先調子]を“魚を掛けてから取り込みまでを、短時間に力で素早く処理する《「動」の竿》”と例えるならば、[硬式胴調子]の竿は“魚の動きを抑えてタナを荒らさず、動かさず、反発を許さない《「静」の竿》”と例えることができます。“竿が魚を浮かせてしまう”という感覚は“静”の魅力として、味わい深いものです。外観を彩る意匠は“硬式”の重厚な“胴”を表現。見た目も機能的にも、徹底的に『特作』の高級感を追求したのが『特作 天道』です」

杉山 達也 (すぎやま たつや)
インストラクター
トーナメントにおける活躍は枚挙にいとまがなく、
その理路整然とした語り口もわかりやすいと好評で、
長期に渡り続いている専門誌の連載は高い人気を誇る。
野釣りにも積極的。『トレンディークラブ』所属。「HBS」代表。

「歯応えのある釣り味」

「いわゆる浅ダナセットとか“小ウキの釣り”より、もっと“強い釣り”で性能を発揮します。料理に例えたら、これまでの特作が軟らかな食感だったのに、『特作 天道』は歯応えの楽しめる竿とも言えます。硬式の利点が生かされた竿ですね。まず硬式でありながら、しっかり“胴から曲がる”というのはバラシが少なく、釣り味が楽しめるということ。浅ダナも試しましたが『特作 天道』だと、めったに走られないですよね。大きく曲がるけれど、硬式の張り感が安心感にも繋がっています。そして魚が水面に出てからはスピーディーに取り込める。引きは味わいつつ、取り込みが楽なんですよ。穂先が太いのに水切れがいいから誘いも掛けやすく、段差の底釣りで“置き直し”をする操作も楽です。使う度に“あの釣りも面白そうだ”とアイデアが浮かぶ竿ですよ」

吉田 康雄 (よしだ やすお)
フィールドテスター
管理釣り場で行われているトーナメントにて数々の
輝かしい成績を収めながら、平場の野釣りも好きだという
一面を持つ。のっこみ期には、チャンスがある限り
大型べらを求めて釣り場を渡り歩く
ヘラウキ「吉田作」作者。

「セットよりも両だんごで楽しみたい」

「ボク自身は、神経を尖らせて反射的に横殴りでアワせる竿というより、触りからアタリを待つ“余裕”を持ってすくい上げるような“両だんご”向きの竿だと感じています。競技会とは違う釣行で、ソッとアワせて1枚の手応えを噛みしめたい感じの竿ですね。竿が陽光を浴びると段巻き部分がモスグリーンに色を揚げてくるなんて、高級感もあるじゃないですか」
百聞は“ひと振り”に如かず。
『特作 天道』の魅力を、お気に入りの釣り場で、ぜひご確認ください。

岡田 清 (おかだ きよし)
フィールドテスター
シマノジャパンカップへら釣り選手権大会は
01年、02年と連覇し、03年は準優勝、09年に3回目の優勝をした。
ジャパンカップと同様に予選会のある全国大会で通算7度の優勝を記録。
「日本最強のトーナメンター」またの名を
「鉄人」「トーナメント・モンスター」とも呼ばれる。

Shimano TV (It's Wonderful Fishing)

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