•  鱗海 ARTLETA[りんかいアートレータ]

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アスリートへ捧げる洗練のフラッグシップモデル。磨き上げた競技性能を備えてここに。

競技ロッドとしての地位を確立した初代アートレータが飛躍的進化を遂げました。強風下で威力を発揮する伝統の細身肉厚設計にスパイラルXを融合。#3~バットのバランスが優れた遠投性能を実現し、細糸でも黒鯛の突っ込みに対して粘り抜き、一気に反転させ浮かせるという、勝負にこだわった調子へと到達。さらにTAFTECαを採用したしなやかな穂先は、違和感なく喰い込ませ、穂持ち、#2、#3への絶妙なノリがアタリを明確にとらえ、合わせのタイミングを伝えてくれます。

技術特性

技術特性

  • スパイラルX

    スパイラルX

    スパイラルX

    スパイラルXは縦繊維のシートの内層、外層を斜め方向のカーボンテープで巻くことによりサンドイッチ状にした3層構造。斜め繊維に横繊維としての機能も持たせた新次元のブランクスです。構造を変えただけなので重量を増やすことなくネジリ/つぶれ剛性の向上を実現。シンプルな構成で、強さと軽量化を実現した唯一無二の基本構造です。

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  • タフテックα

    タフテックα

    タフテックα

    タフテック穂先の張りを抑制した穂先。穂先の径を落とさず、強度も保ちながら、しなやかで繊細な曲がりを実現したソリッド穂先です。

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  • バリアフィニッシュ

    バリアフィニッシュ

    バリアフィニッシュ

    ブランクス表面に施した特殊コーティング“バリアフィニッシュ”により、汚れの付着を大幅に抑えることに成功。優れた撥水防汚性能により、たとえ汚れがついても、さっと水洗いするだけで簡単に落とすことが可能で、ロッドの美しさを保ちます。

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  • ハイパーノンコンタクトII

    ハイパーノンコンタクトII

    ハイパーノンコンタクトII

    ブランクスの表面に「ドット」と呼ばれる凸状の特殊塗装を施すことにより、ラインとロッドが接したときの摩擦抵抗を抑えることに成功。雨や波しぶきを受ける悪条件下においてもラインのベタ付きを防ぎます。

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  • SHTS IV(スーパーハイタッチシートIV)

    SHTS IV(スーパーハイタッチシートIV)

    SHTS IV(スーパーハイタッチシートIV)

    細身軽量にシェイプし、握りやすさとフィット感を向上させた新形状リールシート。

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  • Gクロスプロテクター

    Gクロスプロテクター

    Gクロスプロテクター

    節の継ぎ目はやりとり中に最も負担が集中する部分。Gクロスプロテクターは破損のリスクを大幅に軽減するとともに、玉口部分に精悍なルックスを与えます。

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スペック表

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品番
品番 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) 錘負荷(号) 適合ハリス(号) カーボン含有率(%) 本体価格(円) 商品コード  
品番
04号 530
06号 530
1号 530
1.2号 530
1.5号 530
品番 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) 錘負荷(号) 適合ハリス(号) カーボン含有率(%) 本体価格(円) 商品コード  
04号 530 5.30 5 115.0 167 0.8/24.1 0.5~2 0.4~1.5 99.0 80,900 24532 8
06号 530 5.30 5 115.0 172 0.8/24.1 1~2 0.6~1.5 99.1 82,100 24533 5
1号 530 5.30 5 115.0 180 0.8/24.1 1~3 0.8~2 99.1 83,200 24534 2
1.2号 530 5.30 5 115.0 182 0.8/24.1 1~3 0.8~2 99.1 84,400 24536 6
1.5号 530 5.30 5 115.0 190 0.8/24.1 1~4 0.8~3 99.2 85,500 24553 3

ラインナップ

ラインナップ

  • 04-530

    喰い渋り時の極細仕掛けを違和感なく喰わせ、細身肉厚のブランクスでしっかりためて浮かせます。

  • 06-530

    少し重めのウキで広範囲を攻め、良型チヌを探り出せる操作性が光るテクニカルモデル。

  • 1-530

    しなやかさとパワフルさをあわせ持つ、適応範囲の広いオールマイティーモデルです。

  • 1.2-530

    50cmオーバー狙いのパワーモデル。磯際や競技会での境界線で魚を止めるバットの強さが特長。

  • 1.5-530

    60cm級の巨チヌ対応モデル。巨チヌの突っ込みにもどこまでも粘り、バットのパワーで反転させ浮かせます。
    また、渚釣りでは波打ち際での攻防に威力を発揮。海岸からの遠投性能、黒鯛を浜へ引きずり上げるバットパワーなど、渚釣りでの数狙い、型狙いの双方をカバー。

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フィーチャー

フィーチャー

  • ※画像をクリックすると拡大画像と説明文が表示されます。
白色穂先
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白色穂先

ハイパーノンコンタクト II
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ハイパーノンコンタクト II

ミラーフィニッシュ
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ミラーフィニッシュ

Gクロスプロテクター(元竿)
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Gクロスプロテクター(元竿)

SHTS IV(スーパーハイタッチシートIV)
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SHTS IV(スーパーハイタッチシートIV)

■スパイラルX
■TAFTECα
 カーボンソリッド穂先
■ハイパーノンコンタクトII
■白色穂先
■バリアフィニッシュ
■ミラーフィニッシュ
■SHTS IV
 (スーパーハイタッチシートIV)
■チタンフレームSiCガイド IMガイド
■Gクロスプロテクター
■トータルガイドバランスシステム
■マットラバーコーティング
 (リールシート部、バットエンド部)
■全ピースガイド合わせライン
■ジャージ製竿袋付
■IDTCトップカバー

大知 昭 × 鱗海アートレータ [大知 昭 ロクマルの夢舞台、御荘湾へ] 黒鯛師の魂を揺さぶる 最強のフカセ釣りが待っている

夕方の時合い到来を信じて。
水潮という逆境を跳ねのけられるか

数日前にまとまった雨が降り、湾奥に注ぎ込む僧都川から大量の濁流が流れ込んでいた。
激しい濁りをともなった水潮が、御荘湾の表層をすっぽり覆っている。
この三日間、コーヒー牛乳のように白濁した海を、大知昭さんは苦虫を噛む思いで見続けてきた。

一見しただけで最悪の状況と予想できた。
その予想は、三日前のロケの始まりとともに現実となり、大知さんを苦しめていた。
初日は夕方だけの釣り時間で中型を1尾、二日目は丸一日攻めたものの40cm前後が2尾。
御荘湾としても、大知さんとしても、らしくない釣果のまま最終日を迎え、持ち前の明るい表情にも焦りの色が見えていた。
しかし、「たとえ黒鯛の気配がなくても、粘り強くコマセを入れておけば、必ず夕方に時合いがやってくる。4時から、絶対午後4時から釣れるから」。周りのスタッフに、いや自分にも言い聞かせるように声をかけ、最終日の午後を迎えていた。

そして、勝負をかけた夕方、大知さんの経験に裏打ちされたストーリーは、見事なまでに暮れゆく御荘湾の景色にオーバーラップしていく。

実寸61cmの自己記録を上回りたい。
乗っ込み期を狙って63cmオーバーに照準

愛媛県南宇和郡愛南町にある御荘湾。北西側に狭い入り口があり、そこから東に奥深い懐が広がる巾着のような形をしている。
湾内の磯やイカダに釣り人を渡す大島海産の渡船事務所に入ると、大型魚の写真が壁面をにぎわしている。
その多くは黒鯛。しかも60cmを超えているものが多い。
そう、ここは大物派のフカセ釣り師やかかり釣り師が、憧れのロクマルを釣るべく通う夢の舞台なのだ。

大知さん自身、15年ほど前から折に触れて通い込み、2011年8月に実寸ジャスト60cm、翌2012年8月に同61cmを仕留めて、次こそは63cmを超えるサイズを…と意気込んでいる。
そして、来たる乗っ込み期に合わせて日程を組み、勇躍して御荘湾に乗り込んできたというわけだ。

粘って耐えて浮かせたジャスト50cm。
加藤バエの横で怒涛の夕暮れが始まった

3日間の日程で湾内のタイの岩、延命寺など主要なポイントを攻めたが、最終的に加藤バエの横が本命と見据えていた。
ここで連日午後にマキエを打ってきた大知さんは、最後の勝負もここしかないと心に決めていた。
濁りはずいぶん改善している。
夕暮れが近付くにつれて潮がみるみる満ち始め、湾奥の潮もずいぶんな勢いで動き始める。
30mほど沖の1点に集中してコマセを打ち続けていた午後3時半過ぎ、ようやくこの日1尾目となる33cmを仕留めた。
この1尾が、時合い到来の合図になった。

4時10分、上潮の流れが速くなり、仕掛けのなじみが悪いと判断して、ウキストッパーの下にジンタン5号を追加して仕掛けの安定をはかった。
その矢先、ベールを起こして送り出していたラインが不意に走った。竿をあおると、強烈な締め込みが襲った。
「これは、ちょっと重量があるの~」。どっしりとした重みを受けて、鱗海アートレータ1.2-530が胴から曲がり込む。
しかし、強く引かれれば引かれるほどロッドから生み出される粘りが黒鯛に負荷を与え、効率的に体力を奪っていく。
粘って耐えて浮かせる。大型黒鯛と対峙するにあたって必須となるロッド性能がいかんなく発揮されている。

足元から10mほど沖で大型黒鯛が背中を見せ、激しい水しぶきを上げた。
タモに取り込んだのはジャスト50cm。
「日暮れまでまだ時間がある。大型が出るかもしれない」。そういって早々と竿を握り直した。

ロクマルを目ざすなら、
走りを止める絶対的なパワーが不可欠

湾内を見渡すと、波静かな海面のいたるところに養殖イケスや真珠棚が浮いている。
その風景は大型黒鯛釣り場として有名な長崎県五島列島の景色と重なる。
「サイズ狙いなら、五島列島と御荘湾は全国的にも群を抜いている。特に御荘湾の黒鯛は、体高と厚みがあるから引きが半端やないね」。
大知さんは先のロクマル2尾を釣るまでに、58、59cmも4尾釣っている。
ロクマル狙いの鍵はどこにあるのだろうか。

「広い御荘湾でどこにロクマルが潜んでいるのか。まずは情報を収集して場所を絞り込むことが必要。次に掛ける技術。養殖イケスや真珠棚の際から黒鯛をおびき出して掛けるには、遠投できることが条件。しかも、狙った場所に仕掛けやコマセを入れる投入精度も求められる。最後に、もっとも命運を分けるのは、掛けたロクマルを取り込む技術。障害物に向かって走る大型黒鯛を止めるには、タックルに絶対的なパワーが必要。アタリの取りやすさ、操作性、感度、パワー、そして粘り……、新しいアートレータは、これらの条件を高い次元でクリアしている。砂底中心のエリアなら1.2号、障害物が多いエリアなら1.5号を使えば、これほど心強い相棒はないね」

悪条件を克服して年無し4尾。
信じてポイントを作り続けた必然の結果か

先ほどの50cmを仕留める前から明らかに海の様子は変わっていた。
それまで、サシエをかすめ取っていたエサ取りが激減、しばらく仕掛けを流して回収しても、ハリにサシエが残ることが多くなった。
「食いそうな感じがするじゃろ」。いたずらっぽい表情には、もはや焦りの色はない。
歴戦の黒鯛師は海中でコマセを拾う黒鯛の姿をリアルに感じ取っているようだ。

4時40分、1点集中で狙い続ける30mほど沖にネリエを投じて流していくと、思惑通り道糸が走った。
たっぷりの重量感を受け止め、難なくタモに収めたのは50.5cm。その7分後の4時47分にも40cm弱。
これまでの苦労は何だったのかと思うほどの連発劇だ。

5時20分にさらに強烈な引きをかわして取り込んだのは51.5cm。
「わしゃ、やるときはやる男じゃろ~」と大知流の決めゼリフも飛び出す!

そして、山の端に日が陰り、迎えの渡船がゆっくりと近づく中で振り込んだラスト一投。
穂先に出た小さなアタリをとらえて、仕留めたのはジャスト50cm。何と、4時から2時間半で年無し4尾。
最後の最後にこんなに濃密な時間が待っていたとは。
苦労してたどり着いた年無し4尾だったが、御荘湾の黒鯛を熟知する大知さんにとっては、必然の結果だったのかもしれない。
この延長線上に63cmオーバーも確かに待ち構えているはずだ。

大知 昭 × 鱗海アートレータ BB-X HYPER FORCE 大知昭、黒鯛の渚釣りを満喫in新潟

今回は大知昭さんが新潟県柿崎中央海岸で渚釣りに挑戦します。
投げ釣りの大会も行われるこの海岸で、大知昭さんが遠投を武器に黒鯛に迫ります。
さらに、渚釣り初心者の方向けにおすすめタックルからポイントの選び方まで渚釣りも徹底解説。
地元の瀬戸内海を飛び出して、初めて渚釣りの竿を出すこのポイントで今までの経験を生かしながら黒鯛に迫る大知昭さんのアプローチを是非ご覧ください。

広島流 遠投フカセの極意 釣り人 大知 昭 鱗海アートレータ

  • #1「タックル編」
  • #2「実釣編Ⅰ」
  • #3「実釣編Ⅱ」

#1 タックル編 
遠浅ポイントで違いが出るロッドのトータルバランス

シモリと海藻をかわす難しさ。
瀬戸内海、黒鯛釣りの聖地を釣る。

広島県大竹市・阿多田島。
ここは山口県との県境近くの海に浮かぶ屈指の魚影を誇る黒鯛釣りの聖地ともいえる島だ。特徴は遠浅で多くのシモリがひしめく。

さらに取材当日は時期的なことからガラ藻がどんどん延びてきている状態。そのためシモリをかわし、海藻に張り付く黒鯛を引きはがすスキルが求められる。魚影が濃くても釣果を得るためのハードルは決して低くはない。

そんなフィールドを釣りこなすために、黒鯛釣りの名手・大知昭さんがロッドに求める条件は、優れた遠投性能を備えながらしなやかさで、魚が喰ったら#1、#2、#3がグーンと乗って動きを確認できること。

そして違和感を与えずに障害物をかわし、魚の動きが止まったら、またテンションを緩めて泳がせる。そのようにしてシモリや海藻のひとつひとつをかわしながら、フィニッシュでは一気に浮かせて、障害物から引き離す。このようの多才な性能が一本のロッドに凝縮されているのが理想的だという。

遠投性と柔軟性とパワー。
それらを兼ね備えたNEW鱗海アートレータ。

NEW鱗海アートレータ、上記の条件すべてを高い次元で調和させた黒鯛フカセロッドと言っても過言ではない。

たとえば今回0号に替わって、新たにラインナップされた04号。前作の0号よりも張りはあるけれど、しなやかさは損なわれていない。そしてスパイラルXの搭載によってネジレも少なくなり、遠投性も10mアップした感じだと大知さんは言う。

浮かす力も元竿のパワーだけでも充分に浮いてくるが、そこからさらにロッドを立てる操作をすることによって、魚が一気にグッと浮いてくる。浅くて障害物が多く、遠投力が必要なフィールドにフィットした性能だ。

基本性能を同じくして、04号から1.5号まで5アイテム。全国各地、それぞれのフィールドに適した一本を選ぶことが釣果を伸ばす秘訣となる。

#2「実釣編Ⅰ」
トーナメントで活路を開く、攻めの展開アプローチ。

COMPE EDITION。元竿に記されたその文字はNEW鱗海アートレータがトーナメント対応の性能を秘めていることを表している。そこで大知さんは競技会を想定して実釣を開始した。ハリスには新製品のリミテッドプロ マスターフロロCL-I34K1.2号を選択。耐摩耗性が従来品より130%アップし、カキやフジツボなど、黒鯛フィールドにありがちな障害物にも効果的だ。

潮は右から左、強い風が左から右という正反対の状況。まずアタリを出したのはイソベラ。黒鯛を寄せるには、もう少し時間がかかりそうだ。

ロッド性能と立ち位置で風に対応する。

NEW鱗海アートレータのロッドバランスは風が強い中でも片手での操作を可能にする。細身のボディが風をかわし、穂先がブレることもない。さらに風を考慮に入れ、少し釣り座を替えることで、影響をさらに抑えることができる。ほんのわずかなポジションチェンジだが、自由にエリアを選ぶことのできないトーナメントでは必須の戦術となる。このわずかなことで、コマセや仕掛けの飛距離もまったく変わると大知さんは言う。

アタリを明確にする白い穂先。

釣り座を替えることによってラインの走りでアタリを取ることも可能となったが、竿先でアタリを取るために穂先とラインの角度を90°近くに保ち、よりアタリが取りやすい状態をキープする。それでもどうにもならない風波のときは、穂先を海中に少しだけ沈める。白い穂先は視認性が良いので目で見てアタリが取れる。そのための白穂先なのだ。

仕掛けとコマセを離して、エサ取りをかわす。

シモリに近いところはイソベラなどのエサ取りが多いと判断し、少し離れた砂地まじりのポイントに狙いを転じた。相変わらずの強風が吹いている上に潮も引きはじめた。しかし、その風を裂いて、さらに遠投しなければエサ取りをかわせない。大知さんは、これまで攻めていた20mラインから30mラインへと仕掛けを送り込む。悪条件の中でも遠投が効くという、この性能はトーナメントには欠かせない。決められた時間の中、攻めるエリアを大きく転換できなければノーフィッシュもあり得る。トーナメントとはそういうシビアな世界なのだ。大知さんの狙い通り、サシエが残りはじめた。

仕掛けを滑らせながら、サシエとコマセを合わせる。

わずかながら天候が回復し、日が射しはじめた、大知さんは、このような時に魚が動き出すこともあると考え、集中力を高める。真正面にコマセを打ち、左45°かなり沖へ仕掛けを入れて馴染ませ、ウキの風下側にもコマセを打ち、ずれるのを計算してコマセの中に引きずる感じで仕掛けを滑り込ませる高度なテクニックを展開しはじめた。少し右に藻があるが最悪は藻のなかに潜む黒鯛の口元へエサを届けてやるようなつもりで仕掛けをコントロールする。この戦術が功を奏しヒットを導いた。魚は大きくはないが1尾は1尾。トーナメントでは相手がゼロならばこれで勝ちとなる。

藻から抜く技とパワーが明暗を分ける。

パターンにはまったように間髪入れず2匹目がヒット。しかし取り込む途中に密集した藻に、どうしても黒鯛が張り付く。それを時にテンションを緩め、時に強引に引き離す小気味良いロッドワークで寄せて、一気に浮かす。この一気に浮かせるパワーがNEW鱗海アートレータの持ち味のひとつだ。大知さんは言う「自分が浮かそうと思う場所で浮かすことができる。04号というスペックとは思えないほどパワーもある」と。

ネリエの遠投でサイズアップ

トーナメントでは大きな魚を釣らないと勝てない時がある。丁度、今回のように中型しか当たってこないような状況だ。大知さんはそんな場合、大型が喰う確率の高いネリエを選択する。しかしネリエはオキアミに比べて自重があるため遠投時にロッドを強く振るとエサが落ちやすい。大知さんはNEW鱗海アートレータがこのネリエにどれくらいの対応力があるか高い関心を寄せていた。「今回、向かい風なので思い切って振らなければならなかったが、エサも取れずに充分に振り切れる。無風ならば04号で40mから45mの遠投も可能」これはしなやかさとパワーが絶妙の調和を見せていることに他ならない。

そして「競技会は風や雨、ウネリなど悪天候が結構ある。NEW鱗海アートレータは向かい風でも竿ブレすることなく距離が出せるし、アタリも取れる。様々な状況に対応できる競技に適した性能を持っている」と語ってくれた。

#3「実釣編Ⅱ」
広く、遠く、渚釣り。遠投ハワセで大型を引き出せ。

広がる渚釣りの可能性。

北は東北から南は沖縄まで。全国各地から釣果が寄せられ、流行の兆しを見せ始めているのが黒鯛の渚釣りだ。遠出しなくとも日本中、随所にフィールドがあるというのも魅力のひとつ。そして砂浜に岩などが点在していれば、釣法は磯のフカセと何ら変わることはない。穏やかな景色のなか、ストラクチャーを探しながらコマセを打つ。多少は時間が掛かるが黒鯛を寄せることができればきっと釣果につながる。そして磯と違って有名でないフィールドの方が数も型も出ることがある。

飛距離が出れば世界が変わる。

この渚釣りを成立させるタックル条件として、第一に挙げられるのが飛距離の出るロッド。40m、50mと遠投できれば水深は10m以上になるフィールドも出てくる。そうなれば磯釣りと何ら釣り方は変わることがなくなるはず。加えて手軽さを感じさせてくれるのが玉網を必要としないこと。寄せ波を使いロッドに適度なテンションを掛けていれば、黒鯛は砂浜を跳ねながら上がってくるのだ。

ポイント開拓の楽しみ。時間を掛けてポイント作り。

渚釣りを重ねていくことで、何もないように見える場所でも藻が生えていたりシモリがあったりすることを経験する。そんな場所で釣ることによってパターンが見えてきたりもする。特に初心者の方は近くの浜辺を狙ってみてほしい。たとえ1回目で結果が出なくても、1週間後にまた行く、を繰り返す。渚釣りは黒鯛が居着いている場所で釣るのではなく、コマセを打ってポイントを作ることが肝心。だから、焦ることはない。ポイントに到着すれば、まずはしっかりコマセを打つ。タックルセットが完了すればまた打って、ゆっくり時間を掛けてポイントを作っていくのだ。2回や3回は同じ場所でトライして、マイポイントに育ててほしい。

軽く投げられるから投入精度が上がる。

NEW鱗海アートレータの遠投性能は前回もご紹介させていただいたが、その性能はキャスティング精度を高めることにも直結する。「キャスティングが凄く楽になった。7分目くらいの力で40mくらいは距離が出るので、仕掛けが狙いの場所に正確に入る」と大知さんは感じている。渚釣りではコマセを打ったポイントへ正確に仕掛けを入れていかないと魚は釣れない。「そう言う意味でNEW鱗海アートレータは楽。スキッと飛ばせる。向かい風のなかをライナーでポイントに入れることができて悪天候にも強い。疲れないし、距離がでる。仕掛けの飛距離に対してマキエの投入がついていかないくらいですよ」。歴戦のトーナメンター、大知さんの強い味方になりそうだ。

コマセの間をハワセで攻める。

遠投時には沖に浮かぶ島などを目印に、その左右の端、真ん中と簡単にヤマ立てして、仕掛けもマキエも同じポイントに入れるようにする。そうすればウキが見えなくても問題はない。できれば、コマセをしっかり底に貯めて、サシエを這わせるような状況を演出する。このような浅い水深では黒鯛が集まっても浮いてくる可能性がほとんどないからだ。

コマセを打つこと30分。フグなどのエサ取りの波紋が見え始めた。このポイントは25mラインに藻の密生が確認できた。だからそのずっと先で掛けて藻をかわすか、沖で浮かせるか、あるいは藻に引っ付けば緩めながら誘導するかを掛けた状況によって判断する。

藻から抜いて引きずり上げる。

かなりの沖合で待望のヒット。NEW鱗海アートレータが弧を描いた。しかし25mラインの沖にも想定外の藻が点在していたため、掛けた瞬間に根掛かりした状況となる。そして黒鯛がその藻を引っ張りながら動き、はずれたところで、手前の藻に張り付くというタフな展開。張らず緩めず待つことしばし。ようやく黒鯛が藻から抜けた。かなりの良型だが波を利用した巧みなロッドワークでソフトランディング。藻に潜られてもあきらめてはいけない。沖の船が立てる波やうねりで藻が上下に煽られ、スッと抜けることもある。「遠投できるこのロッドの性能が勝因」大知さんの頬が緩んだ。

山本 太郎

INSTRUCTOR'S VOICE

山本 太郎 Taro Yamamoto

ライトモデルが使えることでより繊細に、より楽しく釣れる。

紀州釣りでは06や1号を使うことが多いのですが、細身肉厚設計でしなやかながらパワーのあるフラッグシップモデルの鱗海アートレータでは、よりライトな04を使ってます。これによってワンランク上の操作性とやり取りが楽しめますね。

通常のハリスは1.2~1.5号ですが、食い渋ったときには1号まで落とします。アタリに対して大アワセを入れるので、1号のときはアワセ切れが心配です。ところがアートレータの04だと、バットのしなやかさが衝撃をやわらげてくれるのでアワセ切れがないんですよ。それでいてしっかりフッキングしますから、恐れることなく1号ハリスが使えますね。

軽いのはもちろんのこと、穂先までシャンと張りがあるので、長時間片手で持っていても疲れませんし、風が強くてもストレスなく扱えます。ダンゴが割れたあとのラインメンディングも楽ですね。紀州釣りでは、ダンゴ投入直後にできるだけ仕掛けに影響がないようにすることが重要ですから。

そして何より、きれいにしっかり曲がるのがいい! それでいてしっかり引きを吸収して、ぐいぐい浮かせてくれます。鱗海アートレータは、本人が使って楽しいだけじゃなく、周りで見ている人も気持ちよくなれる竿ですね。フラッグシップモデルならではの使い心地のよさを、紀州釣りでぜひ感じていただきたいです。

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