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PROFESSIONAL 中・上級者向け解説

新時代のPEライン 熱釣インプレッション 田中修司×『LIMITED PRO PE G5+』

使い込むことで真価を発揮するPEライン
田中修司、強風を制しグレ&チヌを快釣
大分県佐伯市大入島「人形瀬」

大分県佐伯市の大入島は田中修司さんのホームグラウンドだ。島の北東部に位置する人形バエに上礁した田中さんが狙うのはグレとこの一帯で魚影の濃いチヌ。お気に入りのマスターチューン イソ1-530 “FLEX TUNE“とLIMITED PRO PE G5+で挑む。

名手・田中修司の選択

「道糸はLIMITED PRO PE G5+の0.8号で、ショックリーダー代わりのフロロカーボンハリスはファイアブラッドEX FLUORO HARD-TIDE1.5号を2ヒロとりました。その中にウキとウキ止めが入っていて、目印は二つ。ハリスはLIMITED PRO MASTER FLUORO TOUGH-MUDの1.5号を4.5mです。ウキはファイアブラッド ゼロピット DVC TYPE-A M(00号)で、ハリはグレバリの6号。まずはガン玉なしでスタートします」

田中さんあいにくの雨と風だが、ホームグラウンドでの釣りとあってリラックスした表情の田中さん。風裏となる人形バエでグレ&チヌを狙う。

タックルマスターチューン イソ1-530にセットしたリールはNEW BB-Xハイパーフォース 2500DXXG S LEFT。

マスターチューン イソマスターチューン イソ1-530 “FLEX TUNE“は、バランスの良さが光るシャープなロッド。
スパイラルXパラボラチューンがもたらす綺麗な曲がりで魚の引きを吸収し、良型のグレをスムーズに浮かすことができる。

バッカンマキエはあらかじめ釣具店で混ぜて、ガチットハンドル搭載のバッカン FIRE BLOODで磯へ持ち込む。

磯クール時折舞い上がる波しぶきから大切なタックルを守ってくれる、磯クールXTロッドケースXT

レッドのラインリールに巻いてきた道糸はLIMITED PRO PE G5+のレッド。風の影響を考慮して、0.8号をチョイスした。

DVCウキはファイアブラッド ゼロピット DVC TYPE-A M(00号)。海中でサスペンドするよう浮力の設定を行う。

タフマッドLIMITED PRO MASTER FLUORO TOUGH-MUDは最高ランクの結束強力と耐磨耗性を発揮するハリス。
マッドグレーカラーは当日のような濁り潮によくなじむ。

PEラインのメリット

田中さんの釣りにムダな動きはなく、正確なコントロールで本命ポイントにマキエを投入。エサトリの姿が見えないので、仕掛けの投入前に5杯、投入後に10杯と、大量のマキエを打つ。

マキエエサトリの姿はなく、多めのマキエを打って釣り開始。

竿曲がり開始早々、田中さんの竿が曲がる。

小雨が降る中での竿出しとなったが開始早々28cmほどのグレをキャッチし、連続ヒットで40cm級のチヌをゲットした。

グレタナ2ヒロでヒットした28cmのグレ。

チヌクロと同じタナで喰ってきたチヌは40cmだった。

「風は左から右、潮は少し当て気味に右から入っているので、20m以上沖から張りを持たせながら流してきています。タナは2ヒロで、グレもチヌもそのタナで釣れましたね。アジなどのエサトリは確認できないから、たまにツケエを取るのはグレでしょう。ツケエが取られてしまった仕掛けを、そのまま流し続けるのは時間のロスとなりますが、PEラインを使い込んでいくことで仕掛けを持ち上げるだけでツケエの有無がわかるようになりました」

田中さんの強風対策は、仕掛けが着水したらすぐにキュッとラインを張って海中に入れ、サスペンド状態を作ること。「LIMITED PRO PE G5+は1.3の比重があるので、海中に入れてしまえば浮かび上がらないし、細いから糸フケが出ず、投入点から外れていきません」と、悪天候をものともせず釣りに集中する。

竿曲がりLIMITED PRO PE G5+がダイレクトなアタリを伝えてくれた。
1.3の比重を利用して海中に入れると、強風下でもノントラブルの釣りを展開できる。

ノンコンタクト雨の中での快適な釣りを陰で支えていたのがハイパーノンコンタクトⅡ。
ブランクスに施された凸状の特殊塗装の効果で、ラインがベタつかない。

クライマックスは45cmのチヌ

当て潮に運ばれて仕掛けが寄ってきているのに、穂先が明確なアタリを伝えてくれるのは余計な糸フケが出ていない証拠。「ガイドの穴径が大きくなったおかげで、よりラインがスムーズに出てくれるようになりました。大きくなったのはリングだけで、ガイド自体の重量は軽いから、延べ竿で釣っているような感覚ですね」
やがてLIMITED PRO PE G5+がスーッと走り、明確なアタリを伝えてきた。伸びが少ないPEラインの特性に配慮したスイープなアワセを入れると、ロッドが大きな弧を描いて相手の大きさを伝えてくる。

Xガイドマスターチューン イソに搭載されたXガイドは、「Xリング(新開発)高靱性セラミックリング」を採用することでガイドの口径を拡張。
よりスムーズなラインの通りを実現している。

アワセ「PEラインのアワセはロッドでスッと持ち上げて、乗せる感じの合わせ方がいい」と田中さん。

グイグイとシメ込む魚のパワーに対し、マスターチューン イソは胴まで入って粘りを発揮。手前にはシズミ瀬があるので魚を遊ばせるわけにはいかないが、しっかりと竿でタメて浮かせにかかる。

SUTトリミング版危険地帯のシズミ瀬をかわした後も獲物は抵抗を続けたが、竿をノサれそうになる場面ではSUTブレーキが威力を発揮した。

釣果田中さんのタモに納まったのは45cmのチヌ。「横に走ったから、何が掛かったんだろうと思った」とニッコリ。

田中さんのスピーディーなやり取りをサポートするのは、1回転で107cmものラインを巻き取れるNEW BB-Xハイパーフォース C3000DXXG S RIGHTだ。

使い込むことで見えてくる道糸戦略

昨年からPEラインでのフカセ釣りに取り組んできた田中さんは「例えば寒グレ狙い。LIMITED PRO PE G5+は伸びない分だけアタリが伝わるのが速いから、口に吸った瞬間にポンと掛けるという手がある。でもそれでは掛からないこともあるんですよね。その場合はちょっと待ってアワせるか、LIMITED PRO HYPER-REPEL α NYLON ZEROフロートにチェンジするかです。LIMITED PRO PE G5+を使い込んだ上で、PEかナイロンかという道糸戦略を立てることができます」と、ナイロンの長所にも注目する。

PEG5低伸度により小さなアタリを伝えてくれるLIMITED PRO PE G5+は、イエローとレッドのカラーラインアップ。
ナイロンの約3倍の強度を発揮するため細糸の使用が可能で、波や風の影響を受けづらい点も大きなメリット。

ZEROフロートLIMITED PRO HYPER-REPEL α NYLON ZEROフロートは、海面直下を漂う比重1.1のナイロンラインで、
カラーは視認性が高いロイヤルゴールド。
特別なナイロンの採用により、結節強力の高さと吸水劣化の少なさを併せ持つ。

「伸びが少なくアタリが鮮明に出るLIMITED PRO PE G5+は、35cmまでのグレのアタリを数多く取らなければならないトーナメントで、LIMITED PRO HYPER-REPEL α NYLON ZEROフロートは、大型狙いでしっかりと喰い込ませたいときに。このように目的に合ったラインの選択が大事です。LIMITED PRO PE G5+を使いこなすためのロッドはラインが0.6号と0.8号なら1号クラス、ラインが1号なら1.2号か1.5号のパワーが必要です。マスターチューン イソは胴までグーンと乗せられるパラボラチューンなので、PEラインとマッチしますね」

PEラインという新たな選択肢を得た田中修司さん。その釣技はさらなる高みを目指し続ける。

田中 修司さんのタックル

ロッド マスターチューン イソ 1号 5.30
リール NEW BB-Xハイパーフォース 2500DXXG S LEFT
道糸 LIMITED PRO PE G5+ 0.8号
ハリス LIMITED PRO MASTER FLUORO TOUGH-MUD 1.5号
ウキ ファイアブラッド ゼロピット DVC TYPE-A M 00号
ハリ グレバリ 6号
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