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PROFESSIONAL 中・上級者向け解説

只松雄司 九州グレ釣り街道をゆく11

『限界突破! マスターチューン イソとBB-Xハイパーフォース 超ハイギアモデルで磯釣り新時代へ突入』
長崎県平戸市宮ノ浦「頭ケ島の平瀬」

これから本格的に始まる磯のグレ釣り。今年も磯釣り師をアツくする待望のNEWアイテムが目白押しだ。只松さんはマスターチューン イソNEW BB-X ハイパーフォースの使いごこちを確かめに長崎県平戸市平戸島の最南端、釣り道場と称される宮ノ浦へと向かった。
秋を待ちきれない釣り人は灼熱の磯へと上がる。

NEWタックルの特徴

NEWロッドであるマスターチューン イソはコンセプトロッドで各号数に特色を出し調子を磨き上げた。低号数は”掛け”を意識し、高号数になるほど”獲る”ことを優先した調子なのだ。
例えば1号は主に口太グレを対象に喰わせに特化し、喰い渋りの状況でも僅かなアタリを逃さない。2号はデカ尾長とガチンコ勝負が挑める。想定されるシチュエーションごとに最適な一本が用意されている。
リールは、NEW BB-Xハイパーフォース。注目の超ハイギアモデルは107㎝/回転の巻き上げスピードを誇る。そしてBB-Xテクニウムで一躍有名になったSUTブレーキが搭載され、SUTブレーキの世界がより身近になった。
軽量化されたスクリュー式リールシートにしっかりと固定されロッドとリールが一体化し、手への収まり感は抜群だ。
「このマスターチューン イソBB-Xハイパーフォースの組み合わせは、ナイスタックルバランスだと思うよ」

ロッド「XガイドにXリングが加わることで従来のガイド径より約20%大口径化しました。ウキ止め糸やPEラインとリーダーとの結び目の接触が減少し、ラインの操作性は格段に上がっています。そしてラインへ伝わるアタリの感度も向上しています」

リール「超ハイギアは手返しが重視されるトーナメンターはもとより、夏のエサトリの多い時期には欲しいスペックだよね」

完全ノーガンで表層から狙っていく

真夏に限らず、磯は風向きで選びたい。北風の吹きぬける瀬に上がれたため、幾らかマシな状況だが、釣り人にとって表層の風は課題でもある。そこでウキはファイアブラッド ゼロピットDVC TYPE-A Mサイズの00号を選び、フロートタイプのLIMITED PRO HYPER-REPEL α NYLON ZEROフロート 1.7号を通す。
ハリスは根ズレに強いLIMITED PRO MASTER FLUORO TOUGH-MUD1.5号。沈みが周囲を囲んでいる独立礁には強い味方だ。

道糸ラインは紫外線や空気中の水分でも劣化する。バリアパックに入っているため開封時がベストコンディション。
視認性のよいロイヤルゴールド。水面直下を漂う絶妙なZEROフロート。

ハリスハリスは根ズレに強く、扱いやすい直線性と適度な張りと硬さのバランス設計のフロロカーボン。

ウキ浮力は00号。エサトリをかわすのが難しいとき、マキエを十分に効かせ、浮き上がってくるグレを狙う。

マキエを打つと半端ない数のエサトリ。スズメダイの上にはアジも群がっている。エサトリの活性が高ければ、グレの喰い気だって期待できる。
だが、エサトリの下にいるグレは、まだこぼれたマキエを追っている状況だ。
セオリー通り、遠近分離法でエサトリを分断。足元にたっぷりとマキエを撒いてエサトリを留める。そして沖のポイントには数発打ち込む。

エサトリこんなエサトリ群をかわすのは至難の業だ。根気よくマキエワークに励むしかない。

「夏はエサトリ用のマキエを多く持ってきてないと本命までエサが届かないなあ。多少潮が動いてくれればグレもエサトリの層を飛び出してくるのだけれど」
何度でも仕掛けを投入し直して、エサの同調ポイントを作り出す。ラインの巻き上げ回数の多い状況でも超ハイギアなら時間の節約ができる。
35㎝のグレの反応がようやく見えるようになった。
「今日は長潮だから思いっきり消し込まなようだ」
水面下20㎝までウキが沈下してそのまま漂っている。この状況では喰いが浅いはずなので、S字に弛ませたロイヤルゴールドの道糸がスーっと延びていくまで待ってアワせると乗ってきた。

竿曲がりパラボラチューン採用のマスターチューン イソは美しい孤を描く。

レギュラー「真夏のグレは、元気があってよく引くよ」

突然のナブラはボーダレスチャンス!

正午を過ぎるとますます活性を帯びてくる夏の磯。突然ナブラが海面を占拠する。イワシを追ってフィッシュイーターが飛び跳ねる。 「あれはハガツオかな、これだけ大群でバシャバシャやられるとグレ釣りどころじゃないね」
もちろんこんなときはボーダレスの出番だ。熱砂スピンビームをナブラに向けてキャストする。ロッドを引ったくってきたのはなんとイサキだった。
「秋になるともっと大きな青物にも遭遇することになると思うよ。そのときはもっと太いPEラインとリーダーで挑みたいね」
磯釣りの愉しみはボーダレスを準備しておくことで広がりをみせる。

ボーダレスヒット「磯に上がったら、まずはタモ、そしてボーダレスの準備をしておこう」秋からは大型の青物の回遊のチャンスもある。

ボーダレスイサキ目の前に魚がきたら釣りたくなるのが釣り人の本音だ。只松さんのボーダレス370HH-TKはいつも臨戦態勢。

不意の突っ込みはSUT(スッと)かわす

「そろそろ上げ潮が動き始める時間だね」
潮を釣れという格言があるグレ釣り。長潮とはいえ、潮の変わり目には魚も動く。始めから攻めていた沖のポイントに潮目が見えてきた。
周りに潮の流れを邪魔する物はなく、潮と潮がぶつかり水道に引かれている。マキエを多めに沖へと打ち込みグレを覚醒させる。
すると、今までとは違う勢いでラインがビューンと走った。
「これはいい型だよ」
只松さんの笑みとマスターチューン イソの曲がり方がその手応えを物語っている。
「おっとっと」
不意打ちの突っ込みにもすぐに体勢を立て直して胴のパワーでグレの走りを吸収させていく。やり取りするには胴の部分でグレのパワーをコントロールする方が優位に立てるのは言うまでもない。
「ロッドを立て直す分しかラインを出さないから大丈夫」
パワーゲームを制する秘訣はタックルのパワーを最大限引き出すことにある。
思わぬ急激な走りにはロッドを立てて応戦すべし。

SUTその1不意の突っ込みに腰を落とす。

SUTその2SUTブレーキを駆使して出すラインの長さは立てるロッドの振り幅だけなので根に逃げられることはない。

タモ入れ今日一番の良型グレ。「さらに大きなグレでも1.5号なら、まだまだ十分余裕はありそうだね」

只松雄司さんのタックル

ロッド マスターチューン イソ( 1.5号 5.30m)
リール NEW BB-Xハイパーフォース (2500DXXG S LEFT)
道糸 LIMITED PRO HYPER-REPEL α NYLON ZEROフロート (1.7号)
ハリス LIMITED PRO MASTER FLUORO TOUGH-MUD (1.5号)
ウキ ファイアブラッド ゼロピット DVC TYPE-A M 00号
ハリ グレバリ 5号
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