夢磯倶楽部 防波堤にときめく。磯にたかぶる。

PROFESSIONAL 中・上級者向け解説

只松雄司 九州グレ釣り街道をゆく4

長崎県五島市男女群島「中ノ島のカベ」

冒険心をくすぐるロッドを手に夢の男女群島に挑戦!東磯編

磯釣り師にとって男女群島ほどよく聞く名前は他に無い。だが脳裏にインプットされたその名は憧れとなり、いつしか遠い存在となる。只松雄司さんも毎年男女群島釣行の計画はするもなかなか叶わなかったという。まさに夢の離島なのだ。

そして、ようやく8年越しの釣行が実現するときがやってきた。
男女群島への期待感と磯釣り師の冒険心は大物専用ロッドレマーレⅣに託されることになる。1月27日午後10時男女群島直行便の元祖日乃出丸は、佐賀県呼子港を出発。約5時間の行程を経て翌午前3時に男女群島の東磯へとスローダウン。興奮して寝付けなかった釣り人たちも、未知の磯へと順次上がっていく。果たして、どんな展開が待ち受けているのだろうか?

釣りスタート「中ノ島のカベ」に立つ。8年振りの男女群島釣行に並々ならぬ気合いが感じられる。

まず上がったのは「中ノ島のカベ」という瀬。青木瀬がある水道の角にあたる。
「とうとう着いたね」
バッチリ熟睡した只松さんの動きは速かった。
瀬上がりして、すぐに仕掛けを組む。
夢の離島に着いたからには時間を無駄に使いたくはないのだ。

ズーム485風は強くなかったので4.85mと短いレングス。取り回しがよく、数釣りなら手返し重視。

レマーレⅣ
ロッドパワーは2.5号。しなりはパラボラチューンRでしなやかで美しい。

リール道糸はファイアブラッド ハイパーリペルα ナイロン ZEROフロート4号を巻くので
BB-Xテクニウム2500DXGのSUTブレーキタイプに夢屋15BB-XファイアブラッドC4000Dスプールを装着。

ハリス
明け方はファイアブラッド コンペエディション EXフロロ6号を使用し
日中はファイアブラッド EX フロロ HARD TIDE 5号を使った。

ロッドケースから取り出したのは、レマーレⅣ。軽い、鮮やかな真紅に彩られたロッドは艶やかでさえある。レマーレⅣの特長は4.85〜5.20mのズーム機能が備わっていること。釣り座の状況や仕掛けによってロッドの長さが調整できる。リールは、BB-Xテクニウム2500DXG-S-LEFT (スプールのみC4000番)にファイアブラッド ハイパーリペルα ナイロン ZEROフロート4号を巻いた。そして、ハリスはロクマルの尾長グレにも対応できるようにファイアブラッド EX フロロ HARD-TIDE 4・5号ファイアブラッド コンペエディション EXフロロ6号を準備。グレバリは9号を結んだ。

初ヒット一投目。ヒットしてきたのは43㎝の口太グレ。

水道沿いの見通しの立つ岩にバッカンを置き早速マキエを撒く。
まだ薄暗くウキもよく見えない状況だが見当をつけて仕掛けを投入。
使用したウキはファイアブラッド ゼロピット DVC TYPE-D Mの00号。
すると、仕掛けが着水するといきなり竿引きのアタリ。
なんと第一投目から喰ってきたのは40㎝超の口太グレだ。9号のグレバリを丸呑みしている。
「やっぱりすごいな。男女群島」
笑いが止まらない。

口太男女群島のポテンシャルに脱帽。マキエを撒くと喰い上がってくる。

はじめはどんな場所に上がったのか分からなかったが、次第に明るくなると状況が掴めてきた。瀬の足元の沈み瀬が大きく、取り込みには慎重さを要する場所だ。
水道へ引かれる潮に仕掛けを入れていくと、ゼロピットは潮になじみながらそのまま加速して視界から消える。これが男女群島の口太グレのアタリなのだ。
「40㎝クラスがこんなに入れ喰いになるなんて他じゃありえないでしょう」
竿は大きくしなり3番・4番・5番が一気に曲がり魚のパワーを吸収していく。
レマーレⅣは軽量化されていますがパワーはむしろ増しています」
確かにグレに有利な地形のはずなのだが、その前に浮いてきてしまう。
「尾長グレや青物の走りを止める粘り強さがありますから、抜き上げるときは3番・4番に力が乗るようにして竿を立てると後は自然と竿の反発力で無理なく抜き上げられますよ」
そういうと只松さんは次々と中型のグレを抜き上げていく。

アワセ次々とアタってくるのは全て口太グレ。だが40㎝前後と良型ばかりなのだ。
喰い渋りとは無縁の世界なのだろうか。

信じられない光景だが40㎝前後の口太グレが湧いているのだ。しかも太仕掛けにも関わらず勢よく喰ってくる。8年前と何も変わらない魚影の濃さに夢の離島への賞賛は止まない。
だが潮の流れが緩くなると型が小さくなりアタリが遠のいてしまった。
リマーレⅣのパワーも申し分無い。
男女群島に来たからには、やっぱり巨大尾長グレを釣りたい。

レマーレ曲がり足元に大きな沈み瀬があるが、心配無用だった。ロッドパワーが上回りすんなり浮いてくる。

辺りを見回した只松さんは、だいたいの位置が分かったようだ。
「ここは東磯の青木瀬の近くだね」
朝、船が到着した頃はまだ風が強く西磯へは上がれない状況だったと推測。ちょうどいいタイミングで見回り船がやってきた。

青木瀬水道の真ん中にあるのが青木瀬。ここも北西の風に弱く、いかに天候に恵まれたかがよく分かる。

2泊3日の男女群島ツアーでは、天候次第だが瀬替わりのチャンスは午前10時、夕方、翌朝と3回ある。もちろん瀬替わりすることにした。
只松さんを乗せた船はどうやら西磯へと向かっているようだ。
「ワクワクしてきたよ」
いよいよ尾長グレとの対面となるか。

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