COLUMN

ファイアブラッド

だからこれを使う。 インストラクターが語る、
「ファイアブラッド グレ」の魅力とは?

それぞれがそれぞれの個性を放つ、新生「ファイアブラッド グレ」8アイテム。その魅力と使い心地を、ベテランインストラクターたちに語り尽くしてもらった。

<CLEVERHUNT―クレバーハント―>
無駄に暴れさせないチューニングが実現  友松信彦

新たに加わった、軽量な1号相応のロッド。これまで、フカセ釣りに1号ロッドは少々不安な部分もあったかと思います。しかし、「クレバーハント」なら、魚を100%の力で暴れさせず、ソフトな調子で60~70%の力に抑え込むような感覚で浮かせられます。その結果、30~40cmクラスは手返し良く獲れ、それ以上はロッドの曲がる性能を引き出して魚を暴れさせずに獲ることが可能。この浮かせるパワーは、高弾性ブランクスの成せる技かと思います。各地で行われるトーナメントの予選会場などでは大型が当たりにくく、軽量で手返しの良いこのロッドのアドバンテージが際立ちます。また、ロッド全体が曲がりこむので、PEラインとの相性が良いのもメリットですね。

<Quarter Master―クオーターマスター―>
ウキのような働きをする穂先がこのロッドの真骨頂  田中修司

今回、最新「コアブランクス」採用で、より張りのあるシャキッとした調子に仕上がっています。高弾性化による反発力の向上というより、常に魚に適度なテンションが掛かることで体力を奪っていく。曲がりの途中で魚に隙を与えず加速を許さないといった印象です。また、穂先は「タフテック∞」と「Xガイド」でより繊細かつ高感度に。使い込むと、流れの中の見えないスポットに入った時の曲がり、微かなアタリを捉えた時の曲がりの違いが、穂先を見ているだけで判別できるようになるはずです。

<TENTACLE―テンタクル―>
まさにトーナメント・オールラウンダー  田中修司

正統手法の1.2号ロッドで、競技志向でありながら幅広い対応力を持たせています。この「テンタクル」は、PEライン・ナイロンラインどちらもOKで、ラインコントロール性に優れています。私は、潮の状況に応じてウキを中心に、サシエを前後左右、十字の位置に投入して仕掛けがなじみやすくします。このようなコントロール性重視のキャスト、ラインメンディングのやりやすさにアドバンテージがあります。ウキの重さもラインの種類も選ばず使え、魚の大小に関係なく対応できる。まさにトーナメント・オールラウンダーといえる性能です。

<DEXTRAL―デクストラル―>
攻撃性にディフェンス力が備わった確かな進化  平和卓也

1.2号の操作性、1.5号のパワーを併せ持つ「デクストラル」。実は自分自身、長い経験を積む中で、ガンガンいくだけじゃなく助けてくれる性能があったほうが良いじゃないかと思い始めていました。そんな中、今回のモデルチェンジでこれまでの攻撃的スタイルに加え、ディフェンス力が高まりました。「パラボラチューンR+」の効力でバットにゆとりが生まれ、いざというピンチに助けてくれる。攻撃力だけでなく防御力も兼ね備えることで、安心感を与えてくれます。三代の歴史の中で大きく舵を切ったデクストラル、ぜひ手に取ってください。

<DERINGER―デリンジャー―>
曲がりとパワーで良型を手返しよく攻め落とせる  森井陽

前作よりも曲がるけれど、魚を浮かせるパワーはあがっているという絶妙なチューニング。細身肉厚設計を導入することで、飛躍的に性能アップし、バランス良く扱いやすいロッドに仕上がっています。最も適しているのは、1.7号以上の道糸・ハリスで40~50cmクラスのクチブトを手返し良く掛けて行く釣りだと思います。磯ロッド1.5号相当の中でもかなり個性的。しなやかさの中に秘めたパワーで、大型のクチブトに挑んでください。

<DIVEMASTER―ダイブマスター―>
オーソドックスも、光る個性  平和卓也

今回の8本の中で、最も隙がないオールラウンダーとしてお薦めしたいのがこちら。シマノ王道調子の「イソリミテッド」や「ベイシス」に近いフィーリングなので、ご自身の釣りスタイルの線引きが難しい方にうってつけだと思います。風の強弱・サラシの大小など、常に変わりゆくフィールドに最もアジャストしやすいオールラウンダー。日本全国の多様なフィールドをカバーする性能。大型クチブトはもちろん、大型マダイや量型尾長など、強烈な引きにも対応できるパワーバンドの広さも魅力です。

<HYDEOSCOPE―ハイドロスコープ―>
繊細さと豪快さを両立した釣りを愉しめる  森井陽

ハイドロスコープの名の通り、穂先性能に磨きをかけ続けた、あまり類を見ないパワーロッド。得意とするシチュエーションは、寒の時期の喰い渋る大型クチブトです。穂先から2番に掛けてスムーズに曲がり込む特徴を活かし、海底近くでの小さなアタリを拾い、掛ければ自慢のバットパワーで障害物から引き剥がして浮かせる。そんな繊細さと豪快さを両立した釣りが身上です。また、繊細な穂先はロングレンジでもアタリを取ることが可能。バットはダイブマスターより滑らかに曲がり込み、大型のマダイや中型青物の強い引きも吸収してくれるので安心です。

<SUEVEYOR―サーベイヤー―>
バランスが取れた調子で、多彩な魚種が愉しめる  高橋哲也

私の住む沖縄周辺の磯は、水深のないポイントが一般的で、尖った岩質と珊瑚が相まってとても根崩れしやすいんです。また、魚の喰いつき度合い的と引きを考えて、3号から6号くらいまでのラインを使うので、それに最も適したロッドがサーベイヤーなのです。ロッドを立てた時、寝かせた時で変わりますが、曲がりのピーク前後20cmほどの反発力が強まっていく部分、抜けていく部分の調整が、「パラボラチューンR+」によって程良くまとまっていて安心感があります。グレだけでなく、大型のマダイなどさまざまな魚種が愉しめそうなロッドに仕上がっていますよ。