COLUMN

プロテック

繊細な穂先を駆使してサイズを釣り分ける
田中修司、NEWプロテックで良型グレを狙い撃ち

大分県佐伯市の鶴見は、安定したグレの釣果が期待できる湾内の釣り場と、足元から水深があり良型の一発を期待できる大島周りという二つのエリアを擁する磯釣りのメッカ。田中修司さんは初心者のころから鶴見に通い詰め、基礎からグレ釣りを学んできた。

真夏の鶴見湾内

エサトリが増える夏のグレ狙いは敬遠されがちだが、狙い方の工夫で厳しい状況を打開できるのもグレ釣り。その愉しさを知っている田中さんが鶴見湾内の宇戸島に向かったのは7月半ばのこと。

「大分のスレたグレには繊細な釣りができるNEWプロテックが最適」と、
テスト段階からNEWプロテックに惚れ込んでいる田中修司さん。

持ち込んだマキエはオキアミ5角と配合エサ6袋。このところ荒天続きだったため釣果の情報は皆無だが、エサトリが多い夏磯では十分な量のマキエがなければ戦えないとの読みだ。ロッドは「幅広いフィールドで使える竿」と田中さんが期待を寄せるNEWプロテック1号530をチョイスした。

シマノ磯ロッドのポテンシャルを飛躍的に高めた「コアブランクス」を搭載した
NEWプロテックで大分県佐伯市鶴見のグレに挑む。

未明から立ち込めていた霧がジリジリと照り付ける太陽を遮ってくれているが、無風状態の磯の上は蒸し暑い。午前5時40分の時点で緩やかな当て潮だが、午前8時からの下げ潮が本命なので焦ることはないそうだ。

「鶴見湾内のグレ釣りは遠投でエサトリをかわすのが基本」とのことで、
NEWプロテック1号530をチョイス。

「ここは数釣りを期待できる場所で、上げ潮が右沖に流れると沈み瀬からグレが出てきます。水温が高い時期なので、グレは浅いタナに喰い上がってくるはず」という田中さんが組んだのは、コア ゼロピット DVC TYPE-D 000号を使った半遊動の仕掛け。

ウキはコア ゼロピット DVC TYPE-D
000で16.2gの自重を持つ遠投対応タイプ。

道糸はリミテッドプロ ハイパーリペル α ナイロン ZEROサスペンド1.5号、中ハリスはファイアブラッド EX フロロ ハードタイド1.2号を1ヒロ半、喰わせハリスはファイアブラッド EX フロロ ハードタイド1.5号を4.5m、ハリはグレバリ6号でスタートする。

中ハリスにハードタイドの1.2号、喰わせハリスに同じくハードタイドの1.5号を使用した。

サイズアップへの戦略

足元へマキエを入れるとネンブツダイとスズメダイの群れで真っ黒となり、20m沖へ投じた仕掛けにはツケエが沈む前にアタリが出た。

足元にマキエを打つとネンブツダイとスズメダイの群れが集まった。

ハリに掛かったのは20cmほどのグレで、このサイズをかわさなければ良型にはたどり着けない。小型のグレがマキエの投入点に小さな波紋を生じさせるのを見た田中さんは「潮が軽い」と判断。

鶴見湾内の宇戸島は下げ潮が本命の釣り場で、遠投して沖を狙う。
集中力をキープして攻め抜くためには、ロッドに操作性の高さが求められる。

ツケエをオキアミ生から沈下速度の速い自家製ムキミ(シバエビ)にチェンジすると、釣れるグレが30cm級にサイズアップした。

ツケエの選択も釣果を大きく左右する要素。
田中さんは生のオキアミを基準として、沈下速度の差に注目していた。

最適な握り心地が追求されたXシート(パームフィットシートCI4+Ⅱ)にセットされたリールは
BB-X テクニウム SUTブレーキタイプ(2500DXG S RIGHT)。

朝の潮は正面からの当て潮。
本命潮は右沖へ出て行く下げ潮。

田中さんが実践していたのは「海面近くで出る小型のアタリは無視。小さいグレが吐き出したツケエを、その下の30cm級に喰わせています」という非常にシンプルな作戦。穂先に現れる微妙な変化を見逃さない田中さんの釣技もさることながら、#1~#2に軽量のXガイドが搭載されたNEWプロテックの穂先が、豊かな表現力で小型とキープサイズの釣り分けを可能にしてくれるのだ。

未明から霧に覆われていた鶴見。
宇戸島に上礁した田中さんは開始早々から30cmクラスのグレを連発した。

上潮がわずかに滑っていて、手前の潮に道糸を乗せるとS字型にフケてしまうため、田中さんは常に竿先を上げたまま構えていたが、ここでもNEWプロテックの軽快な操作性が活きる。スパイラルXコアの強度がもたらすブレのなさは、ライン操作においてもアドバンテージを実感できる。

チャンスを逃さないためには確実にアワせてしっかりとタメることが肝心。
ここではNEWパラボラチューンRが粘りとバットのパワーを発揮する。

当て潮の時間帯はこのパターンで30cm級の口太を連発。

霧が晴れると同時に体感温度が一気に上昇。
それでも田中さんは攻める姿勢を崩さない。

いよいよ待望の下げ潮を迎える。