COLUMN

プロテック

PEとナイロンを使い分け!攻めのライン戦略
田中修司、NEWプロテックで口太グレに迫る

プロテック1号530を駆使した繊細な釣りで挑む宮崎県延岡市・北浦。状況によってPEラインとナイロンラインを使い分ける田中修司さんが、良型の口太グレに迫る。

●前回記事はこちら
DVC(ダイビングコントロール)システムを活用してグレ釣り戦略の幅を拡げる
田中修司、NEWプロテックで口太グレに迫る

PEライン戦略

目標とする40cmオーバーの口太グレを仕留めた田中さんの釣りはさらに攻めの姿勢に転じた。喰ってくるタナが分かれば、より効率良く釣るために打つべき手はある。
田中さんは浅ダナのアタリをより確実にキャッチできるよう、道糸をリミテッドプロ PEG5+ サスペンド0.8号にチェンジ。高強力で低伸度、すなわち感度に優れるPEラインなら、かすかな変化も明確なアタリにして伝えてくれるというわけだ。

田中さんが絶大な信頼を寄せるNEWプロテック1号530は軽量細身で感度と操作性に優れ、
細い糸をいたわりつつ良型の口太グレを獲ることができるロッド。

リミテッドプロ PEG5+ サスペンドは0.8号、1号、1.5号のラインアップ。
カラーはイエローとレッド、長さは150m巻きと200m巻きからチョイスできる。

磯に立たなければ分からないのがグレのコンディション。
思いがけない喰い渋りにも対応できるよう、ナイロンラインとPEラインをスプールに巻いておけば万全だ。

「PEラインの高い感度が最も有効と思う場面は、寒グレシーズンの喰いが渋くてアタリが小さいとき。飛距離を稼げることからチヌ狙いにも適していますね」
「PEラインを使う上で注意しなければならないのがアワせ方です。ナイロンと同じような強さでアワせた場合、竿が硬いとアワセ切れをすることがあるので、向こうアワセ的なフッキングを心がけると良いでしょう。PEラインを使いたいけどリーダーを結ぶのが苦手と言う方が多いのですが、結び方の練習はヒマなときにいつでもできます」
田中さんもリーダーを最速10秒で結べることを目標に、何度も練習を繰り返したそうだ。

わずか10秒でPEラインとリーダーを結束する田中さん。
1秒を争うトーナメントでもPEラインを使用できるよう、しっかりと練習を重ねた。

繊細なアタリを取る

田中さんはPEラインの仕掛けにナイロンのショックリーダーは使わない。その理由は仕掛けのなじみを重視するためで、ナイロン道糸の仕掛けと同様に中ハリスと喰わせハリスの二段ハリス仕掛けで対応する。道糸の変更に伴い、ファイアブラッド ゼロピットDVC TYPE‐A00号が沈む速度はDVCの調整でよりスローにした。

PEラインに組み合わせた中ハリスはリミテッドプロ マスターフロロ タフマッド1.5号、
喰わせハリスは同1.2号とした。

イメージする喰わせ方に合わせてウキのDVC(ダイビングコントロール)システムを調整。
ウキの沈みを速くすることで深ダナを効率良く、遅くすることで浅ダナをじっくり狙うことができる。

ナイロンラインからPEラインへの変更と、沈下速度を遅くする方向へウキの浮力調整をしたことが功を奏して、最大45cmまでの口太グレが連続でヒット。20カウントで出る小さなアタリを釣果に結びつけていった。

感度に優れるPEラインとNEWプロテックのコンビネーションで繊細なアタリをキャッチ。
NEWパラボラチューンRがもたらす粘り強さを活かし、しっかりと胴に乗せてやり取りする。

PEラインを使用することでラインスラックが出た状態でもアタリは鮮明。

当て潮への対応

やがて再び当て潮となったため、ウキをどっしりタイプのコア ゼロピット DVC TYPE‐Dの00号にチェンジ。その理由は「仕掛けがなじんでから少しタメて、それから入れ込んでいきたいので、水の抵抗を大きく受けられるウキにしました」とのこと。この釣り方にはナイロンの道糸がマッチするので、リミテッドプロ 磯ZEROサスペンド(ナイロン)との組み合わせとした。

当て潮になったことでウキを DVC TYPE-Dの00にチェンジ。

ゼロピットシリーズのウキはキーパイプを利用することで道糸を切らずに交換が可能。

どっしりタイプのコア ゼロピット DVC TYPE‐D

マーキング入りのリミテッドプロ 磯ZEROサスペンド(ナイロン)
田中さんは1.5号をチョイスした。

納得の1尾

正午を過ぎ、正面から当ててきた潮が左へ払い出すようになったところでハリを5号から細軸の4号に変更。その後もしばらく沈黙が続いたが、田中さんの集中力がさらなる1尾を呼び込んだ。
プロテックが描くきれいな曲線と糸鳴りの音が良型を確信させるが、田中さんは余裕の表情で獲物を浮かせにかかる。

当て潮に対してナイロンラインをチョイスした田中さんの道糸戦略が的中。

「一瞬、フッと右流れになったときに喰ってきました。タナは3ヒロぐらいまで入れていましたね」
綿密な戦略と、臨機応変の仕掛けで仕留めた良型の口太グレ。高々とタモを掲げた田中さんが納得の表情を浮かべた。

リミテッドプロ 磯ZEROサスペンド(ナイロン)で仕留めたのは、
この日の釣りを締めくくる40cmオーバー。

納得の1尾をもたらしてくれたコア ゼロピット DVC TYPE‐D