COLUMN

ファイアブラッド

梅雨グレ最前線!
田中修司、NEW FIRE BLOOD Gure でグレを追う

田中修司さんの闘志に呼応するロッド FIRE BLOOD Gure Quarter Master。
M40Xカーボンの使用でさらにポテンシャルをアップしたNEW FIRE BLOOD Gureが、いよいよお披露目のときを迎えた。

進化したブランクス

シマノ磯・防波堤インストラクター 田中修司 1970年生まれ、大分県在住。
2013・2017ジャパンカップグレで優勝を果たしたトップトーナメンターでありながら、
アジングも愛するマルチアングラー。

梅雨前線が停滞中の大分県地方は、前日から降り始めた雨が一向に止む気配のない。そんな中、佐伯市鶴見湾内の磯に降り立った田中修司さんの手には心血を注いで監修したNEW FIRE BLOOD Gure Quarter Master(クォーターマスター)が握られていた。Quarter Masterとは操舵手の意味。接近戦の名手をイメージしたネーミングで、攻撃的な釣りを信条とする田中修司さんのメインロッドだ。

大分県佐伯市・鶴見湾内の地磯、丹賀の赤岩は梅雨グレ狙いの実績ポイント。
隣接する米水津では船を出せないほどの荒天だったが、
鶴見湾内では何の不安もなく竿出しができた

FIRE BLOOD Gure Quarter Masterは田中修司さん監修の人気モデル。
5.1mという独特のレングスに田中さんのこだわりが伺える。

午前中の下げ潮に期待して渡船・速見丸が渡してくれた丹賀の赤岩は、すぐ近くに道路が通っている地磯だが、梅雨グレのシーズンには40cm級の数釣りを期待できる好ポイント。20m沖までが狙い目となるこの釣り場は、Quarter Masterの実力を測るには最高の舞台といえそうだ。

シャープな振り抜き感が持ち味のNEW FIRE BLOOD Gure Quarter Master。

午前5時40分に赤岩へ上礁し、さっそく準備に取りかかった田中さんに新しいQuarter Masterの特徴を聞くと「私が最も時間を費やしたQuarter Masterは30~35cmのグレが主体となる釣り場で、手返しの良い釣りを行うのに最適な長さ5.1mのロッドです。これで3代目となるQuarter Masterですが、最新素材であるM40Xカーボンを使用して、先代、先々代で磨かれたQuarter Masterのコンセプトをしっかりと踏襲しています」とのことで、納得の表情を見せてくれた。

快調に釣果を伸ばす田中さん。
シマノジャパンカップ磯で勝つためには手返しの良さが必須科目で、
FIRE BLOOD Gure Quarter Masterは最良の選択肢の一つといえるだろう。

ナノレベルの炭素繊維の結晶構造を高精度に制御することで、高強度と高弾性率化を両立できるトレカ®「MXシリーズ」。その最初の品種であるM40XをスパイラルXコアと組み合わせることで飛躍的な性能アップを果たしたNEW FIRE BLOOD Gureは、現時点で最も進んだブランクスを持つグレ竿といえる。

タフテックαを進化させたタフテック∞は微かなアタリを伝えてくる高感度。

負荷に応じてスムーズな曲がりを見せるNEW Quarter Master。
パラボラチューンR+のスゴさは、
掛けた魚を竿でタメているだけで浮いてくることから実感できる。

軽快な操作性

釣りを開始すると、足元のマキエにはスズメダイとネンブツダイが集まってきたが、肝心のグレの気配が感じられない。マキエに反応するグレの波紋が海面に出てもいい時期なのに、まだ例年の好調パターンには至っていないようだ。このように渋い状況で集中力を保つために、Quarter Masterの軽快な操作性がありがたい。

疲れを軽減するロッドバランスの良さは、
トーナメントでも心強い味方となってくれる。

BB-Xテクニウムに巻かれた道糸はLIMITED PRO 磯ZEROサスペンド(ナイロン)1.5号。

表層の潮は正面からの当ててきているが、底の潮が止まっている。沖目から仕掛けをなじませると最初はツケエが残り、3ヒロのタナまで入れていくと20cmほどのマダイが喰ってきた。

雨が降りしきる中で次々とグレを仕留める。
目指すはサイズアップだ。

下げ潮が左流れになれば連続ヒットも期待できるのだが、いつまで経っても本命ポイントの潮が動かない。いつしか浅ダナに小型のグレが幅を利かせ、仕掛けを速く落とせば小型のマダイが喰ってくるという状況となったが、正面から滑ってくる潮に対し、ウキの手前側にだけマキエを打ち、仕掛けを入れるスピードをライン操作で上手くコントロールすることで引き出していくグレは30cmクラス。

浅ダナの小グロをかわしても、ツケエを落とすスピードが速ければマダイが喰ってくるという状況で、
確実に30cmオーバーを仕留めるのがトーナメンターの実力。

喰わせハリスはLIMITED PRO MASTER FLUORO TOUGHMUDの1.5号でスタート。
釣れるグレのサイズから判断してファイアブラッド EX FLUOROHARD-TIDEの1.2号にチェンジ。

ウキはCORE ZERO-PIT DVC TYPE-Dで、
スタート時は00を、ツケエが盗られ始めてからは000を使用した。

FIRE BLOOD コマセミキサーの新型は田中修司さんのアイデアが採用された曲面ブレードが搭載される。

午前10時に潮が右方向へ流れると35cmがヒットしたが、モゾーっとしたアタリに対し、じっくりと待ってアワせたにもかかわらず非常に喰いが浅かった。

得意の半遊動仕掛けで当ててくる
二枚潮を攻略。
一気に獲物を寄せにかかる。

レインウェアのフードを
上げられないほどの豪雨の中で
リリースを繰り返す展開となったが、
次の1投で良型が
ヒットする可能性を信じた。

「潮が動けば結果は違ってくるのでしょうが、自然が相手だから仕方ありませんね」
手にするロッドは30~35cmのグレを手返し良く釣ることができるNEW Quarter Masterだが、このサイズで納得するわけにはいかない。

喰ってくるグレのサイズは最大でも40cm弱。
梅雨入りが例年より遅かった大分県南の磯で、
好釣果を期待するには時期尚早だったか。