COLUMN

ファイアブラッド

ヒットパターンを見つけて良型口太を攻略!
田中修司、NEW FIRE BLOOD Gure でグレを取り込む

グレ釣り師たちが待ちわびる秋磯開幕を目前に、ファイアブラッドのリールとタモの柄が登場。
田中修司さんが良型の口太を相手に、そのポテンシャルを明らかにする。

前編記事はこちら

見えてきたヒットパターン

やがて潮が緩むと瀬ギワのエサトリたちが消え、積極的にエサを追っていたイスズミの姿は深場へ沈んでしまった。
「イサキでも喰ってくれば潮の流れが変わった証拠ということで良い兆しとなるのですが、今日は大潮直後の中潮。潮が大きいと、まともに流れないこともありますからね。だからといって、潮が切れないときにポンと喰う可能性もある。このような傾向は四国に似ているかもしれません」

「鋭敏な触覚」の異名を持つ
NEW FIRE BLOOD Gure TENTACLE(テンタクル)。
バランスに優れた軽量でシャープなブランクスは、
遠投が必要なケースでも正確な打ち込みを可能にしてくれる。

NEW FIRE BLOOD Gureに採用されたリールシートは、
立体的な滑り止めリブ構造を採用し、
マットラバーコーティングと組み合わせることで、
安定したグリップ力を発揮するXシート
(パームフィットシートCI4+Ⅱ)。

手になじんで握りやすいT型グリップ
、軽い力でよく混ざるX形状ブレードを搭載した
FIRE BLOOD コマセミキサー
田中さんはブレードをカーブさせた
オリジナル形状の3Dを愛用している。

田中さんがNEW FIRE BLOOD Gure TENTACLEとの
組み合わせで使用したのは
比重1.14で海面直下にラインを置ける
道糸・LIMITED PRO 磯ZEROサスペンド(ナイロン)1.7号と、
優れた結節強力の
トーナメンターハリス・ファイアブラッド コンペエディション EXフロロの1.7号。

午前8時30分から10分間にわたって大粒の雨が落ちたが、その間も集中力を切らすことがなかった田中さん。雨が上がると北西からの風が吹き、おびただしい数の湧きグレが中のハエ付近にまで回ってきたが、それを横目に打開策を模索する。

潮の動きがパッとしない状況で現れたのは、
おびただしい数の湧きグレ。
大きな群れには小型の口太、
小さな群れには良型の口太の姿を確認できた。

グイグイと下に向かって締め込む相手に対し、
スムーズな曲がりで追随するTENTACLE。
障害物への突進を食い止めるための強引なやり取りもいとわず、
1.7号のラインで良型と対峙できる。

本来なら沖へ引かれて出ていくはずの足元の潮の流れが緩いため、ウキを000にチェンジして沖目の深場を探ると32cmの口太がヒットしたが、その20分後には当て潮に変わってしまい同じパターンは続かない。瀬際で同サイズの口太を仕留めたところで、バッカンのマキエを補充し、後半戦に突入する。

ウキはCORE ZERO-PIT DVC TYPE-D
スタート時は00を、ポイントが遠くなってからは000を使用した。

スピーディな交換が可能なゼロピット搭載の中通しウキなら、
ウキのチェンジも苦にならない。

午前11時に釣りを再開した田中さんはウキ止めの位置を上げた。この判断が正解だったようで、見事に3連発で40cm級の口太をキャッチすることに成功。
「通常は20cmとしている遊動幅を50cmにしました。これにより上下動をしているグレに喰わせの間を与えることができるんです」

上下動をしているグレに対してツケエが潮にもまれるとアタリが出ない。
そんな状況を克服すべく、ウキの遊動幅をいつもの20㎝から50㎝に変更。
ウキがウキ止めに達するまでの時間を長くすることで、しっかりと喰わせるための間を作った。

狙っているのは左手の沈み瀬が生じさせたサラシより15mほど先で、ストッパーの動きでアタリを取る釣り。ツバクロに回ってきた湧きグレの中から、サラシ付近に留まったグレが喰ってきているようだ。
「瀬に近づいた湧きグレはマキエに反応するし、ツケエを喰ってきますね。表層よりも少し下の方にいるグレの方が型が良いようなので、それを狙っています」

ストッパーの動きでアタリを取った。
狙ったのは左手の沈み瀬が生じさせたサラシより15mほど先。

射程範囲に回ってきた湧きグレの中から、
サラシ付近に留まったグレが喰ってくるというのがヒットパターン。

納得の良型をキャッチ

干潮の時間が近づいてくると30cm級のイサキが連発となって、その間グレは沈黙。しかし、たまに回ってくる小規模な湧きグレの群れの中には良型がいるようで、目標としていた40cmオーバーをゲットすることに成功した。

苦心して掛けたグレの姿が海面に浮かぶと興奮はクライマックス。
しかしネットインするまでは油断禁物。

足元のオーバーハングや
沖の沈み瀬といった難所がある釣り場で
グレの逃走を封じ、
ついに勝利が見えた瞬間。

「居着きのグレは送り込んで喰わせていますが、湧きグレはこちらから掛けにいってます」と、異なるタイプのグレを手玉に取る田中さんの釣技が冴えると、固着ストッパー構造を採用したNEWファイアブラッドタマノエ550が確実な取り込みをサポートする。

瀬の付近に回ってきた湧きグレを2ヒロほどのタナで喰わせるパターンで攻略。

田中さんが手にしているタモの柄は
NEWファイアブラッドタマノエ 550。

足場が高い釣り座からファイアブラッドタマノエ550を差し出す。
スパイラルXコアが用いられたブランクスは全体に張りがあり、
安定感のあるタモ入れが可能。

強く振り出しても
節間が密着することがない固着ストッパー構造を採用した、
NEWファイアブラッドタマノエ(2019年10月発売予定)。
ラインナップは550、650と750。
スパイラルXコアを用いることで
ブランクス全体の張りを強め操作感も大幅に向上している。

まったくロスのない動作でタモを伸ばす田中さん。
限られた時間内で釣果を競うトーナメントでは、
タモ入れに要する時間も無駄にできない。

アンチロックジョイントは、
固着の原因である継ぎ目の出過ぎを抑える特殊機構で、
中竿の後端が
玉口より手前にあるストッパー部で止まる構造となっている。

NEWファイアブラッドタマノエ
口栓ネジ込み構造とGクロスプロテクター(#2~#5)を搭載。

喰わせることも大事だが掛けたグレを逃さないことも大事。
タモの柄を見直せば、取り込みが変わる。

速く確実に獲るための高性能玉の柄は、
トーナメントでも必須アイテムとなる。

「NEWファイアブラッドはM40Xカーボンの使用とパラボラチューンR+の採用で個性がより鮮明になっていて、釣り方、釣り場の状況、釣り人の体力に合ったロッドが選べます。例えば今使っているTENTACLEは先調子でシャープな操作性があるので、足場が高い釣り場でラインメンディングを行うのに適していて、繊細な穂先で喰い込みが良く、良型が掛かれば胴に乗ってきます」と田中さんが言うように、ロッドが状況にマッチすれば釣り師のテクニックを存分に発揮できる。

M40Xカーボンの使用でさらにポテンシャルをアップしたNEW FIRE BLOOD Gure

タックルのトータルバランスを考えると、リールの性能も重要。
「NEWファイアブラッド グレの個性や性能を最大限まで引き出してくれるリールが、BB-X テクニウム ファイアブラッドだと思います。HAGANEギアでより力強く巻き上げられるし、のSUTブレーキタイプなら逆回転時にローターだけが回転することで、よりスムーズなやり取りができます」
苦戦を強いられながらも最後は納得の表情で締めくくった田中さん。いよいよ大分県南にグレの好期がやってくる。

40㎝オーバーの口太をキャッチして、ようやく浮かべた納得の表情。