COLUMN

ファイアブラッド

極小のアタリでさえ逃さない!
只松雄司、NEW FIRE BLOOD Gure でグレを追い求む

翌朝は未明から強い雨に起こされて平瀬渡礁は早々に断念。翌日にまで持ち越してしまったうねりを考慮して安全に釣りができる頭ケ島の北に位置するロクロ島のパール瀬へと上がった。そこは静かな湾内の釣り場で瀬上がりする頃には雨は小康状態。外海を見渡すと沖で白波が立っていたが前方には世界遺産に登録された頭ケ島天主堂がはっきりと見えた。

●前回記事はこちら
熱き磯釣り師に捧げる最高の相棒がお目見え! 只松雄司、NEW FIRE BLOOD Gure でグレを狙う

ガン玉ワークが必要な釣り場

船長曰くパール瀬は、
「足元に沈み瀬があり取り込みは難しいポイントです。少し遠投すれば水深30mあります。今の季節ならグレの数釣りできます。ですが中には40cmオーバーも混じる有望ポイントです」

2日目は湾内での釣りとなった。
只松さんは迷わずNEW ファイアブラッド グレ クレバーハントを選んだ。

只松さんは手前の浅瀬の根ズレ対策でリミテッドプロ マスターフロロ TOUGH-MUD 1.5号を結んだ。水深が30mある釣り場となると潮の流れ方、変化する水温次第でグレの喰ってくるタナの幅が大きくなる。魚の反応を見ながらマキエと仕掛けをどの程度差し込んでやらないといけないかを考えると、
「ガン玉ワークが重要になってくる釣り場だね」と難しい釣り場であることを察した。
そして忘れてはいけないのは、魚を掛けた後は大きな根に突っ込む魚を怒らせずに浮かせて取り込まなければならないことだ。

より小さく、軽く、そして強くを目指したXガイドは
穂先全体の軽量化によって優れた振り抜け感、
鋭敏なライン追従性を実現。

PEラインを使っても糸ガラミの心配がないXガイドと
トップガイドはゴールドカラーの傾斜TOPチタン+SiCガイド。

タフコンディションでも釣り続行

海面に撒いたマキエにフグの群れがすぐにやってくる。その下にクロの姿が見えているものの手のひらに満たないサイズだ。水温が高い夏は浅ダナまでいきなり良型が浮き上がってくる可能性もあるからよく見極めながらタナを決めていかなければならない。竿を出すと案の定、小型サイズのクロが入れ喰いになる。ここで通り雨が幸先の良い滑り出しに水を差す。

節間の剛性段差を封じ込めたパラボラチューンR+による
スムーズな竿の曲がりと粘りで
沈み瀬に突っ込むグレを怒らすことなく浮かせる。

BB-X テクニウム ファイアブラッドはラインローラー部にXプロテクトを施してあるから雨の中の釣りでも全然回転が落ちないね」とリール性能に信頼感を覚え釣りを続行。ロッドにも特殊塗装を施してありタフコンディションの中での釣りにも支障はない。
ここで只松さんは足元の大きな沈み瀬を避けるためマキエを遠投する。マキエ投入から5~10秒のタイムラグを設け仕掛けを投入。
「投入時間をズラせば一旦浮いて沈んでいく小型クロをかわすことができて、後から浮き上がってくる良型のクロに喰わせるチャンスが生まれます」

元気の良いグレに気を良くする只松さん。
少々の雨降りでも竿を置くことはなかった。

ツケエサはオキアミのムキミ。ハリスに打ったガン玉はG5+G6の組み合わせ。速く沈めることで表層のエサトリをかわしていく。しばらく入れ込んでいくと水深10m以上のタナまでエサが届くようになる。
辛抱しながら手返しした苦労が報われるかは、さらなる我慢の持続ができるかが分かれ目となる。

状況の変化に冷静に対応

潮が上げ潮に変わると回収したツケエが冷たくなっていた。冷たい水が流れ込んで来たようだ。この状況下ではさらにタナが深くなってしまうことも考えられる。また潮の流れが当ててくるようになった。遠投しなければ仕掛けを流す距離と時間を稼げない。
幸い潮に勢いがあるので仕掛けが張れている感覚は伝わってくる。ラインの動きを追っているとゴールドカラーで派手な仕上がりとなっているトップガイドが目に入った。ラインとガイドがよく見える。

ブランクス表面に凸状の特殊塗装を施すことで、
雨や波しぶきなどの悪条件化において
ラインのベタツキを防止するハイパーノンコンタクトⅡ。

ラ立体的な滑り止めリブ構造を採用し、
マットラバーコーティングと組み合わせることで、
安定したグリップ力を発揮するパームフィットシートCI4+Ⅱ。

潮の変わり目でアタってきたグレは徐々にサイズアップしていった。うまくマキエとツケエが同調しているのだろう。
その矢先、今日イチのグレのアタリ。アワセた瞬間、強烈な引きで一気に足元の沈み瀬へと突っ込まれてしまった。これはきっと尾長だろう。不意にラインブレイクを食らってしまった只松さんは天を仰いだ。
しかし、チャンスはまだ、これからだ。

潮が満ちてくると良型のグレが連発。
ハリスに打ったガン玉をG5からG6にとマメにチェンジして変化する潮に入れていった。

ラインを張って極小のアタリをとる

とはいうものの、上げ止まりになり潮が緩んできた。ラインが張れていないとアタリが取りづらくなる。
そこで、只松さんは自ら仕掛けに張りを作る釣技を披露。左手前に当ててくる潮に対して竿先を右に倒して穂先を海面に向けて下げ、沖に遠投した仕掛けが潮の流れにクロスするように、ゆっくりツケエサをルアーのようにリトリーブ。ラインを巻き続けるとラインに張りをキープできる。

NEWファイアブラッド グレは高強度高弾性素材の炭素繊維トレカ®M40Xの採用で、
潜在能力を向上させたスパイラルXコアによる強度アップ。
足元の難所である大きな沈み瀬直前で浮かせることに成功。

なんとここで、軽量化されたXガイドによってまっすぐに伸びた穂先にコンとアタった。これが今日イチの良型グレのアタリ。見逃すこともあり得る極小のコツンだ。千載一遇のチャンスを逃さず確実にアタリを感知することができる繊細さは釣り人が直面するシビアな局面で釣り方のヒントを与えてくれる。それが新生ファイアブラッド グレの凄みなのだ。

トーナメントで活躍するであろうNEW ファイアブラッド グレ 1-530クレバーハント。
只松さんは、厳寒期に極細ハリスを使って50㎝オーバーの口太狙いで愉しみたいと心を弾ませた。