COLUMN

ファイアブラッド

熱き磯釣り師に捧げる最高の相棒がお目見え!
只松雄司、NEW FIRE BLOOD Gure でグレを狙う

2019年秋、新生ファイアブラッド グレが登場。こだわりの8アイテムがラインナップされ釣り場のシチュエーション別に最適なロッドを選択することができる。シマノの技術が凝縮されたコアブランクスを体現したブランクスは言うまでもなく、細部のパーツにまでこだわり、磯釣りの愉しさを追求したロッドとなっている。さらにファイアブラッド調のデザインを装ったリールBB-Xテクニウムファイアブラッドとのコンビネーションは格別のカッコよさだ。手に取ればきっとしっくりときて絶大の信頼感と不思議な愛着に驚くはずだ。

長崎県新上五島の有川へ

初夏の訪れとともにやってきた梅雨前線の動向を見極めながら長崎県新上五島へと向かった只松さん。本流の尾長狙いにサーベイヤー17-530、良型の口太や根の洗い場所用にダイブマスター15-530、そしてゲーム性の高いクレバーハント1-530と3タイプのロッドを準備。セットするもちろんリールはBB-Xテクニウムファイアブラッドだ。

FIRE BLOODのロゴマークはブランクスの横に配置されている。
ラインナップされた8アイテムはグレ釣りの面白さを最大限に引き出してくれる。

メタリックなカラーにより、
端正でクールな印象をまとうBB-Xテクニウムに情熱の赤を散りばめた
ファイアブラッドエディションが限定発売。

ラインナップはC3000DXG左右のSUTブレーキタイプと
ノーマルブレーキタイプの3機種。
ブランクスの大部分を深紅に染め上げた新生ファイアブラッドロッドとの鮮烈な調和が美しい。

目的の磯は相島のA級磯である平瀬。瀬上がりできれば本流釣りで尾長に照準を合せたタックルで挑むつもりだった。だが、台風接近のためうねりが高く上礁は叶わなかった。そこで相島の地磯に釣り座を構える。ここでNEWファイアブラッド グレ 1-530 クレバーハントを取り出す。

新生ファイアブラッド グレ クレバーハントを手にすると
しっくりとくるグリップとロッドの軽快な操作性に満足する只松さん。

ロッドの張りと操作性

竿を構えると、立体的な滑り止め構造のXシートは手のひらにすっぽりと包み込まれ腕に掛かる負担はあまり感じられない。自重があっても全体的なロッドバランスが勝るため操作しやすい。取り回しの良さは5.0m並みかと思われるほどなのだ。仕掛けを振り込む動作やアワセ、そしてやり取りなど釣り人の手から伝わる力のロスを防いでくれ長時間握っていても疲れない。
只松さん曰く
「グリップに施された縦の溝は滑り止めにもなるし、竿と手のひらとの一体感が生まれるので、潮の流れと風向きが逆のときに行うラインメンディングはとてもやりやすい」のだ。

静と動が混在する磯釣りでは、
釣り人の瞬時の動作に寸分の遅れもなく呼応するロッドが望まれる。
操作性の良さは、釣果を左右するだけではなく、
タックルに対する信頼感も生まれる。

さて、釣り座から狙えるのは平瀬をかすめ本流から外れた潮スジであったため高活性の小型グレが湧いている。エサは瞬く間に取られてしまう。すぐにマキエの投入点と仕掛けを入れる位置をズラすなどの対応でかわしつつ、ツケエを少しでも長く漂わせ良型のグレの口元に届く可能性を残す。さらにマキエが効いてくるとタナを微調整しながら、良型グレが突き上げてくるであろうポイントを探っていく。

磯に立つドキドキ感

そんなマキエワークが功を奏し、サイズアップの手応えを味わいつつも、
「クレバーハントは1号だけど高強度高弾性素材の炭素繊維トレカ®M40Xを使っているためか、それ以上のパワーがありますね。パラボラチューンR+により大きく曲がって1号ハリスでも50cmオーバーが獲れる仕上がりになっている」と飛躍的に向上した潜在能力を体感する。と、ここでさらなるロッドの可能性が脳裏をよぎる。細いハリスが使えるということは厳寒期の小さなアタリしかでないシビアな環境下においてもグレに口を使わせることができるということだ。

ロッド素材に東レ(株)ナノアロイ® テクノロジーなどによる高強度材を用いたカーボンスリットテープを採用。
従来のスパイラルXを高強度化したスパイラルXコアを実現。
曲げ、ネジレ、つぶれ、あらゆる方向に強さを発揮する。

新生ファイアブラッドはデザインもさることながら機能面の向上においても磯に立つ釣り人の頼れる相方となるに違いない。良い道具は使えば使うほど釣り人のマインドに深く入り込んでいく。エサトリを避けながら仕掛けを入れたり、横風で煽られたラインをメンディングしたりする手首から腕の動作だけでロッドやラインが思いのまま操れるのは、コントロールの及ばない自然と対峙する釣り人にとってかなりのアドバンテージとなる。ロッドの違いで釣りが変わる。
ここで只松さんはマキエと仕掛けとも遠投し始めた。沖を走っていた潮目が届く範囲に近づいてきたのだ。磯釣り師の心が一番ざわめく夕まづめのチャンスタイムに臨戦態勢をとる。

ガッチリとアワセが決まる。
アワセた瞬間にそれがわかった。

本流に迫る

決して潮通しの良い状況ではなかったが、潮の流れる方向が変わり本流に引かれる潮に仕掛けが吸い込まれるワンチャンスを捉える。只松さんはスプールを手で抑え仕掛けが受ける水の抵抗を感じながら仕掛けを沈めて入れ込んでいく。張り気味にしながらラインを送り込んでいくとトップガイドは一定のリズムで脈を打つ。すると手元にガツンと衝撃が走るアタリ。
「おっし、きたよ」
即座にベイルを下ろして竿を立てるとと反転してグイグイ潮の奥底へと突っ込んでいく。魚の引きに呼応して大きく弧を描くロッドはグレのパワーを受け止めながら反発して魚を浮かせていく。ロッドの絶妙なしなりによって魚は無駄に暴れないのだ。夏のアベレージサイズを上回る良型のグレを取り込み、続けてマダイもヒットさせた。

地磯だったが、潮が動けば良型のグレが出迎えてくれた。

夕まづめになるとマダイもヒット。
磯釣りはいろいろな魚に出会える愉しさがある。

NEWファイアブラッド グレの底知れぬパワーとテクニカルな調子を体感した只松さんは、もし可能性が残されているならば平瀬に上がり本流尾長に挑んでみたいと心を熱くするのであった。

世界遺産登録で注目を集める新上五島の磯の案内を潮騒にお任せした。