COLUMN

リンユウサイヘチスペシャル

しなやか穂先でアタリを引き出す!
飯田純男、"ヘチ釣り最強ロッド"で黒鯛攻略

シマノの最新テクノロジーを身にまといヘチ釣りロッド「リンユウサイヘチスペシャル」が生まれ変わった。操作性が高くて感度が高く黒鯛をのせやすい柔軟な穂先と、細身軽量でブレず黒鯛を怒らせない和竿調子など釣り人の要望を高いレベルで実現したNEWロッドを手に、飯田純男さんが大阪南港で、そのポテンシャルの高さを見せてくれた。

300モデルも加わり釣り人の要望を高い次元で実現

警戒心の強い黒鯛を白昼の堤防で狙い撃つヘチ釣りは、シンプルな道具立てでエサをフォールさせて繊細なアタリを掛け合わせる“神経戦”。釣り人の意図するままにエサをさばける操作性、穂先や手元に伝わる鋭敏な感度、そして掛けた黒鯛に先手を渡すことなくやり取りできる強靱かつ柔軟な曲がりなど、ロッドに求められる要求は高い。シマノの最新テクノロジーをまとい7年ぶりに生まれ変わったリンユウサイヘチスペシャルは、そうした釣り人の要望を高い次元で実現したウエポンだ。

シルバーメタリックに輝くエンブレム。

「旧モデルは長さが285のみだったのですが、全国どこでもカバーできるよう長竿を求める声が多かったのでNEWモデルには300が用意されました。S-280、S-300、M-300の3アイテムで、垂直ケーソンならS、スリットなど障害物まわりならMを基準に選んでもらえばいいですね」

3mモデルが加わり全国の釣り場をカバーする。

そう語る飯田さんが手にしたのはM-300。足場が高くて沖向きはスリットケーソンという大阪南港新波止に合わせたセレクトだ。このロッドにセットするのはヘチ落とし込み専用リール・リンユウサイ88スペシャル。道糸は操作性に優れた張りと視認性に優れたリミテッドプロPEG5+サスペンド1号。極小サルカンを介してフロロハリスのリミテッドプロタフマッド CL-I34Q2号を半ピロつなぎカイズバリ14号を結ぶとハリのチモトにガン玉2Bを打った。

ガイドにラインを通しタックルをセット。胸が高鳴るとき。

「スパイラルXコア」ブランクスによる和竿調子

午後4時過ぎ、エサのイガイをセットし、まずは「川筋」と呼ばれる垂直ケーソン側を攻める。

エサはイガイ。ハリ先をしっかり出しておく。

川筋でアタリをとらえた。全体がしなる和竿調子が黒鯛を怒らせない。

水温が高く浅いタナで当たってくることから、水面から1ヒロぐらいまでを落としてはピックアップしテンポよく攻めると、釣り開始から30分ほどでアタリをとらえた。腕を突き出すようにしてロッドをためる。竿全体のしなりで引きを愉しみながら浮かせてきたのは銀色に光り輝く黒鯛。45cmオーバーの美しい1尾だ。

タモに手が伸びる。フィニッシュはもうすぐだ。

グッドコンディションのきれいな黒鯛。

ヒレピンの1尾に飯田さんの笑顔が冴える。

「スパイラルXコアの採用でネジリ強度とつぶれ強度をアップすることで細くて軽いけれども魚の引きに対してブレない。カーボンのはじく感じを抑えて引けば曲がり、止まれば起こす、黒鯛とケンカしない和竿調子なので、釣り味が愉しいし取り込みやすいですね」

乗りがよくはじかない柔軟な穂先の威力

小指側にくるほど細くすることで力が入れやすくて1日使っていても疲れないグリップ、ロッドをしっかりとサポートするカーボン製肘当て、雨の日や足場が低くて波しぶきをかぶる堤防でもブランクスへのラインのベタ付きを抑えるハイパーノンコンタクトⅡ、穂先を尻栓に収納できるなど、快適かつ機能的な装備が充実するなか、飯田さんが注目してほしいと語るのが穂先だ。

肘当てをしっかり当てると安定感と感度が増す。

グリップと肘当ての距離がほどよく、
肘当てを当てないときも邪魔にならない。

「黒鯛がエサをくわえたときにラインを張って聞いても放さない軟らかさを持った穂先はスムーズに乗せることができます。それとエサを落としていくときに壁面の障害物に乗ることがある。エサが乗ったあと軽く剥がして落とし込むときは黒鯛が喰ってくるチャンスなんですが、柔らか過ぎる穂先だと曲がり込んでしまって穂持ちよりの硬い部分でエサを動かすので、エサが跳ね上がってしまうんですよ。こうなると喰わない。この穂先は適度な柔軟性でやさしくエサを剥がせるのでヒットにつながりやすいですね」

しなやかな穂先は操作性が抜群によくアタリをはじかない

Xガイドでストレスなく多くのアタリを引き出せる

 絶妙なしなやかさを実現した穂先に搭載されるXガイドのメリットも絶大だ。厄介な糸ガラミが激減しストレスなく釣りに集中できることで、より多くのアタリを引き出すことができるからだ。
「ナイロンはもちろんですがPEラインでも絡みませんし、仮に巻き付いてもすっとほどけます。従来のガイドのように絡むたびに釣りを中断してイライラさせられることもないし穂先を折る心配もありません」
川筋での反応が薄いことからスリット狙いに切り替えた飯田さん。柱の外に見ている黒鯛はエサを落としても反応しないことから柱の間を狙っていくと、それが的中。柱をまかれてしまうとラインブレイクは必須。飯田さんはM調子のバットパワーを生かしてラインは出さずにためにためる。

スパイラルXコアブランクスの強靱な粘りでマスの中で掛けた黒鯛にラインを出さずにためきる。

迫力あるやり取りの末タモに納めたのは40cmクラス。そして再び川筋に狙いを移して35cmオーバーを追加した。

マスの中で仕留めたのは40cmクラスの元気な黒鯛。

「ラインに出ないかすかなアタリが穂先と肘当てにコンッと響いてきましたね。伸びの少ないPEラインと相まって金属音のような伝わり方ですよ」
この日は夕方の短時間の釣りで立て続けに黒鯛を引き出し、リンユウサイヘチスペシャルのポテンシャルを見せてくれた飯田さん。次回は1日ゆっくり愉しみましょうと語り、大阪南港をあとにした。

釣り人に大きなアドバンテージをもたらしてくれるNEWリンユウサイヘチスペシャルが、
ヘチ釣りをますます面白くしてくれる。