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PROFESSIONAL 中・上級者向け解説

大知昭 黒鯛PE フカセ ザ・バイブル

大知 昭×『リミテッドプロ PE G5+』
黒鯛PE遠投釣法徹底解説!
これがPEフカセだ ~その①~

大知 昭(おおち あきら)
大知 昭(おおち あきら)
チヌフカセ釣りの黎明期から釣り方の考案、釣具の開発に携わってきた第一人者。シマノ磯アドバイザー

『リミテッドプロ PE G5+』

優れた操作性と高い感度を誇り、波風に強いサスペンド比重を設定。芯材に比重を上げるための糸と適度な張りを確保するための糸の2種類の糸を入れてPEで編み込んでいる。これにより快適なフカセ釣りを実現した専用ライン。

ついに登場!フカセ専用PEライン。

リミテッドプロ PE G5+

号数は0.6、0.8、1号の3種。カラーは2パターン。ひとつは視認性のよいイエローをベースにブルーのマーキングを配した。もうひとつは海中で魚に見えにくいレッドをベースにイエローをマーキングした。

本体価格:¥3,500(税別)

大知昭×PEライン

 一般的にフカセ釣りではナイロンラインが使用されている。
それは大知さんも同じで、「フカセにはナイロンラインしか選択肢がない」と思っていたそうだ。
「もともと細さと感度のよさはフカセでメリットになると自分でも感じていた。その一方で、風に弱い、なじみにくい、絡みやすいというデメリットのほうが大きかった。でも、今回のPEはそれらをすべて克服していた。おかげで自分の釣りがレベルアップしたよ」

フカセにとってはデメリットだった「軽い比重」と「しなやかさ」を克服。
「このPEはフカセを変えるラインへと生まれ変わった」と大知さん。

 名人にそう言わしめるPEラインのフカセ釣り。
そして2017年9月にシマノからフカセ用PEラインが登場となった。今回は、専用ラインの解説も含めて改めて紹介しよう!

細さによる抜群の飛距離

 大知さんがPEを使うときの最も細い号数は0.6号。ナイロンでの最細は1.5号だったのでこの差はすごい。これにより生まれるメリットは数多くあり、パッと思いつくのは遠投性の大幅アップだ。
「自分は0.8号をメインに0.6号から1号を釣り場や仕掛け、狙うチヌの大きさによって使い分けているよ。一番太くても1号だからね。これだけでも単純に飛距離が大きくアップする。でもね、一番いいって感じたのは軽い力で遠投できることだね」

 これは釣り人全体にいえることだろうと大知さん。PEを使えば、遠投が苦手で体力に自信がない人もかなりの遠投が可能になり、手返しもよくなってコントロールもアップする。結果として、攻略できる場所や状況が増え、トーナメントなどでも体力差が出にくくなっておもしろくなるだろうとのこと。

高比重と細さによる高い操作性

 PEラインといえば水よりも比重が軽かった。このため風にはあおられ、水中へなじみにくい。軽い仕掛けを流したり沈めたりするフカセには適さないという判断がされていたが、現代の製造技術で適度な比重を持たせることに成功。細さも相まって風に対して強くなり、水なじみがよく水切れもよい。つまりライン操作が非常にやりやすい。
「自分の釣りは遠投してウキを沈め、仕掛けを入れ込んでいくからラインの操作性はとくに重要。細くて水切れがよいラインは欠かせない。『リミテッドプロ PE G5+』は約1.2~1.3と高比重だからよくなじんで、水切れもいいから仕掛けを操作するときもスムーズなんだよね」

チヌ釣りでは2枚潮になったり風が強くなったりすることもめずらしくない。
ラインの操作性の違いは、釣果に影響を及ぼす。

 仕掛けを投げたあとにラインを操作していると、どうしても手前にウキが寄ってしまうのだが、細くて水切れのよいPEラインは、それを大幅に軽減してくれたという。
「狙ったところでマキエとサシエを同調させやすい。これは大きなメリット」と大知さん。

高感度による攻めの釣りと待ちの釣り

 PEラインといえば低伸度による高感度も特徴のひとつ。仕掛けを張って沈めていく大知さんの釣り方ではアタリがとても明確に出て、釣果アップにつながるという。また、大知さんはこの特徴が「攻め」と「待ち」の釣りを高次元で実現させてくれると教えてくれた。
「PEで仕掛けを張り気味にして流すと、すごく小さなアタリがとれる。ナイロンで同じようにやっても出なかったチヌのアタリ、エサトリのアタリもとれるんだよ。これでアワセのタイミングが早まったし、無駄に流す時間が減って手返しよく攻めの釣りができる。逆にアタリがないなら確信を持って流していける、待ちの釣りができるよ」

「チヌは遅アワセがよい」と言われるのでワンテンポ早いアワセは掛からない?と思うなかれ。
キチンと口の横に掛かると大知さん。

 仕掛けを回収するか流し続けるか、この判断がより的確にできるようになったことで釣果もアップしたという。「ひと流しで1か0ってこともあるからね。そういう意味でもPEはすごいと感じたよ」と大知さん。

大知 昭さんのタックル

ロッド 鱗海スペシャル(06号 530)
リール BB-X テクニウム SUTブレーキタイプ(C3000DXG S RIGHT)
道糸 リミテッドプロ PE G5+ (0.8号)
ハリス ファイアブラッド EX FLUORO HARD-TIDE (1.5号)
ウキ 鱗海 ZERO PIT 遠投SP (00号)
ハリ チヌバリ2号
その他 サルカン
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