タックルインプレッション

SHIMANO Tackle Impression

ソルトウォーターソルトウォーター
[インストラクター]

JUN TOMIDOKORO

富所 潤

幼少時から投げ釣りなどにのめり込む。現在はアオリイカをはじめ、その他のツツイカ系を含めたライトタックルゲームに没頭。アングラーが、楽しい、面白いと思えるような釣り情報を発信し続けている。整形外科医の顔を持つため"イカ先生"と呼ばれる。

セフィア エクスチューン ティップエギング[Sephia XTUNE TIP EGING]

目感度を高めるために、軽量化という設計思想が全身に貫かれている。

ティップエギングに挑戦したが、アタリが分からない。そんな経験をしたアングラーは多いと思う。ボートから引っぱっているエギにアオリイカが触れることで、ラインのテンションが抜け、ほんのわずかに穂先が戻る変化を見極めるのがこの釣りであり、それは目感度の低い竿であればほとんど見逃してしまう程度の小さな変化だ。Sephia XTUNE TIP EGINGは、この穂先の変化を感知するために、まずロッド全体に「軽さ」を求めている。ブランクスをはじめガイド、リールシートの軽さはもちろん、カーボンモノコックグリップを搭載することでシャクった時の軽さ、感性レベルでの軽さを実現している。軽さは感度だけでなく、シャクリやステイなどロッドの操作にも直結する。Sephia XTUNE TIP EGINGは軽さからくる絶妙なバランス設計で、私のようにロッド全体を大きくしならせてシャクっても疲れにくいし、アタリ即合わせで気持ちよく掛けていける。また、ティップセクションは極小アタリを逃さない超しなやかソリッド穂先「タフテックα」を採用し、白塗り赤スレッド仕様とすることで視認性が高い。リールシートも手が当たる部分に段差がなくて握りやすいし、一日釣りをしても痛くなりにくいので、ガンガンシャクるスタイルにはありがたい。

 

セフィア エクスチューン ティップエギング[Sephia XTUNE TIP EGING]S610L-S

S610L-S

アオリイカの気配を増幅
してくれるロッドです

 

イカの接近を“ゆれアタリ”で視覚化
水深25mまでの浅場が主戦場

セフィアエクスチューンティップエギングS610L-Sは、浅場に向くんですか?

「ティップエギングは、底がしっかりとれる範囲でエギは軽いほうが根がかりが減るし、繊細な釣りができますからね。僕がS610L-Sのメインステージとして想定しているのは、水深25mまでのシャローエリアで、アントラージュS0、S1を軽快かつ自分好みのアクションで操作できます」

自分好みの、というのは?

「ロッドがムチのようにしなるので、カンカンッと金属的なダートというより、ピョンピョンッと跳ねさせられる。とてもシャクリやすくて、ティップはしなやかなカーボンソリッドのタフテックαだから、イカがエギの後ろについたぞ! と視覚でとらえることもできます」

アオリイカの接近をアタリが出る前に感知できるんですか?

「そうです。イカがエギに近づくと水流が乱れてティップが揺れます。それが“ゆれアタリ”です。アオリイカの気配を増幅してくれるロッドで、あっ、イカがついた。くるぞ!とアタリをとってかけるティップエギングの醍醐味が味わえます」

 

Sephia XTUNE TIP EGING
S610L-Sが有効なシチュエーション

「S610L-Sは、Sephia XTUNE TIP EGINGシリーズの中で最もライトなモデルで、使う機会が多いのは水深25m以浅のシャローエリアです。それに付随して朝夕マヅメの岸寄りの浅場攻略や、イカのアベレージサイズが小さい秋にも活躍します。潮の流れが緩ければ水深30mを超えてもしっかりシャクれて、繊細なアタリをとって、かけることができます」

 

Sephia XTUNE TIP EGING
3モデルで全レンジ制覇!

「S700ML-Sは、水深30~40mを中心にシャローもディープも攻略できるオールマイティなモデル。S605M-Sはベリーからバットにパワーがあって、水深50mを超えるディープエリアの攻略や、アントラージュS4など重めのエギをしっかりシャクることができます。これにS610L-Sを加えることで、ティップエギングの全レンジを攻略できます」

 

セフィア エクスチューン メタルスッテ[Sephia XTUNE METAL SUTTE]

探って、誘って、掛ける。メタルスッテゲームを極めるためのロッドだ。

Sephia XTUNE METAL SUTTEは、メタルスッテゲームに求められる基本性能「軽さ」「操作性」「アタリの感知」が、他のモデルと比べて3ランクはアップしているように思える。まず手に取った瞬間にその「軽さ」を感じてもらえるはずで、さらに可能であればリールを付けた状態でもその軽さを体感してもらいたい。重心が手元にくるゼロバランス設計で持ち重り感がなく、仕掛けの操作性もよく一日シャクっても疲れない。新採用のXガイドも、糸抜けがよくガイド絡みがないので操作性を妨げることがない。なぜ操作性と軽さを求めるかというと、メタルスッテゲームは誘い重視の釣りで、イカがいるタナ(層)を探って行く釣りだからだ。わずか数メートルのタナの違いが釣果に影響する釣りであり、そこに難しさと面白さがある。感度の高さはもちろん重要だが、Sephia XTUNE METAL SUTTEはティップに極小アタリを逃さない超しなやかソリッド穂先「タフテックα」を採用し、白塗り赤スレッド仕様とすることで夜間でもはっきりとアタリを拾うことができる。ブランクスの調子としてはベリーまでしなやかに曲がる掛け重視なので、誘って掛ける醍醐味を存分に堪能でき、これぞメタルスッテゲーム専用ロッドと言える仕上がりになっている。

 

セフィア エクスチューン メタルスッテ[Sephia XTUNE METAL SUTTE]B605L-GS

B605L-GS

「B605L-GS最大の特徴は、繊細なグラスソリッドのティップ。スッテをステイさせている状態では、ティップだけが垂直に垂れ下がっている状態。反応があると、まさにウキのように上下したり揺れることで視覚的に反応を捉えられます」

視覚で楽しむ方向性を最大限に追求。スッテゲームの概念が変わる!

他のモデルに採用されているタフテックαのティップも「目感度」を重視しているが、B605L-GSは、グラスソリッドのウキウキトップを採用し、その視覚的な要素を極限まで突き詰めた新コンセプトモデル。「目感度と強度が絶妙のバランスで両立。これまでのスッテゲームのスタイルとは違う方向性を楽しむための1本です。ほんの小さなアタリも瞬間的に視覚で察知することが可能な、究極の乗せ調子です」

 

「このティップの状態が“ウキウキトップ”たるゆえん。ティップをヘラブナ釣りなどで使われるウキに見立て、この上下のわずかな動きや揺れを視覚的に感知して掛けていく仕様です。パワー不足の心配は一切無用。小さなアタリをいち早く察知して積極的に掛けていく、まったく新しいコンセプトのロッドですね」
ボトム付近からチェックを開始。少しずつレンジを上げながらシェイク&ステイを繰り返していると、水深20m前後でティップがわずかに「ツンッ!」と入った! 即フッキングで捕獲に成功。
「まさに、ウキの動きを見ている感覚。チャンスを見逃さないし、何より最高に面白い!」

 

フォール主体のメタルスッテゲームと、レバーブレーキの相性はかなりいい!

「メタルスッテゲームにレバーブレーキ、これがかなり使えます!仕掛けをフォールさせたい時にベールを返す必要がなく、指先のレバー操作だけでフォールをコントロールできるので、より積極的に細かくタナを探れます。まるでベイトリールでクラッチを切る感覚ですね。『エクスセンスLB C2000MDH』の軽量コンパクトなサイズも、メタルスッテ用ロッド自体が軽量でショートなので、とてもタックルバランスがいいです。ローギアは重めのスッテを使用しても巻きストレスがありません。レバーブレーキのリールは操作に少し慣れが必要ですが、一度慣れてしまうとメリットが多く使いやすい。スプール交換がカンタンにできるところも気に入ってます」

エクスセンスLB C2000MDH[EXSENCE LB]

底取りがしやすく、引き抵抗も軽い。ストレスのない専用エギ。

「『セフィアアントラージュ』は、フォールが早く、底取りのしやすさを重視しています。底取りができないとエギが行方不明になり、ラインもどんどん出されて、もう何をしているか分からなくなってしまうので(笑)独自のシンカー形状とフォール姿勢で、着底時ラインがぴたっと止まり、明確に着底を感知できます。次に引き抵抗の軽さです。重さのあるエギを一日中シャクルので、引き抵抗が重いと辛くて釣りに集中できません。さらに、引き抵抗の軽さはフッキングのしやすさにも直結します。僕の場合、フッキングはイカを"掛ける"というよりエギをイカに"当てる"という感じなので、このエギはフッキングのしやすさでも素晴らしい仕上がりです」

セフィア アントラージュ[Sephia Entourage]

セフィア エクスチューン[Sephia XTUNE]

使用モデル

S706ML

ボートで浅場サーチに最適なキャスティングモデルも新登場!

富所さんが種子島の浅場攻略用に持ち込んだもう1本の新兵器がこれ。「キャスティング用のショートロッドでボートでも取り回しやすく、きれいに曲がるので飛距離が出ます。朝マヅメのシャローエリアなどで広範囲をサーチするのに最適で、ティップは硬すぎず、軟らかすぎないソフチューブトップを採用し、エギの重み=潮の流れを感知しやすいです。ショアなら小磯など足場の低い釣り場で使え、3.5号のエギをメインにシーズンを問わず活躍します」