タックルインプレッション

SHIMANO Tackle Impression

渓流渓流
[フィールドテスター]

SHIN KUTSUZAWA

沓澤 伸

1977年秋田県生まれ。
15歳より渓流釣りの第一人者で数々の釣法を編み出した伊藤稔氏に師事。鍛錬で培ったドリフト技術は熟練者も舌を巻く。関東で行われた渓流釣り大会で準優勝2回の実績を持ち、11年報知アユ釣り選手権オーナーカップ全国決勝大会準優勝、12年全日本鮎釣りチーム選手権準優勝などアユ釣りでも活躍。

テクニカルゲーム蜻蛉(かげろう)ZL ピュアドリフト65-70

テクニカルゲーム蜻蛉(かげろう)ZL ピュアドリフト65-70

魚が首を振らずに止まる未体験のイナシ感覚。

第一印象は極細派の人達には「ちょっと硬いかな?」と感じるかもしれません。しかし、実際に仕掛けを流して魚を掛けてみると、すぐにこの竿の実力を思い知らされるはずです。

軽いオモリをしなやかに曲がって飛ばし、その後はピタリとブレが収束します。多少風があっても目印が粘り着くようなドリフトが決まり、低反発カーボンソリッドのしなやかな穂先が、渋いヤマメのアタリも弾かずにしっかり喰い込ませてしまいます。喰わせた後は、魚が引くなりに竿も曲がるといった印象で、いなしているだけで魚が首を振らず勝手に止まってしまうのです。ただ硬いだけの竿では、こうはいきません。

軟調子であることは確かなのですが、ブレがなくシャープで、素直なのにしっかり芯を残す調子は「スパイラルX」や「パラボラチューン」のおかげなのでしょう。『蜻蛉・Puredrift』は糸の適応幅が広く、0.08号の極細クラスから0.25号まで、どの号数を使っても竿がきちんと"仕事"をしてくれるので、軟調子の竿を使っていた釣人から小継竿を使われていた方まで、どなたでも簡単に使いこなしていただけると思います。

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#130 渓春の東北・岩手の戻りし美しき渓魚と戯れる

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登場タックル

テクニカルゲーム 蜻蛉(かげろう)ZY ロングドリフト80-85

テクニカルゲーム 蜻蛉(かげろう)ZY ロングドリフト80-85

細糸が流れと同化する。

柔軟でありながら1本芯の通った竿。

普段の私は『蜻蛉ピュアドリフト』で細糸によるヤマメの数釣りを楽しんでいるが、ちょっとした本流など川幅のある場所で竿を出すときは65-70というレングスではやや限界を感じており、80-85の『蜻蛉ロングドリフト』は、まさに待ち望んでいた竿だった。
ただ、竿が長くなったとはいえ釣りの精度は落としたくない。『蜻蛉ロングドリフト』の開発に携わってからは、第一に「柔軟ななかにも1本芯の通った調子」を目指した。私が実践する細糸の釣りにおいて竿はしなやかでなければならないが、ただ柔らかいだけでは仕掛けがブレてドリフトが安定しないのだ。
柔軟さと張りはいわば相反する要素。担当者とのやり取りの末、穂先を軽くし、それに合わせた2番と3番を新たに設計してもらうことで、ようやく納得するものができ上がった。


魚がほとんど首を振らない。

完成した「蜻蛉ロングドリフト」をみっちり使い込んでいるが、目下のところ絶好調だ。仕掛けを振り込むとピタリと穂先が止まり、即座に安定したドリフトに入れる。張りのある胴は魚が掛かるとしっかりと曲がって引きをいなしてくれるうえ、魚がほとんど首を振らない。走りそうだなと思った瞬間にテンションを緩めると、鮎の泳がせ釣りのようにスーッと魚が上流に上ってくるのである。0.1~0.3号といった細糸も安心して使える。
ピュアドリフトでは尺前後が最大と考えていたが、ロングドリフトはタメが効き、糸の長さ、つまりクッション部分がプラスされるので、場所によっては35センチクラスまで獲れると思っている。