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[インストラクター]

TARO YAMAMOTO

1957年生まれ。三重県在住。イカダ・カセ釣り、ウキダンゴ釣り(紀州釣り)、落とし込み釣り、フカセ釣りなど多彩なチヌ釣りをオールラウンドにこなすエキスパート。TVや雑誌への出演も多く、BS釣りビジョンでは「チヌ道一直線」に出演中。

Seihakou SPECIAL(せいはこう スペシャル)

Seihakou SPECIAL(せいはこう スペシャル)

LR(ロングレンジ)に搭載の3つの穂先を解説しよう

「Seihakou SPECIAL LR」に搭載されている穂先は先・攻、そして今回新しく追加された中切(ちゅうぎり)の3調子だが、中切(宙切り)は別にしても、既に存在していた先・攻については同じ名称とはいえ、これまでの調子とは少し違いがある。ガイドや塗装をする前のハダカの状態では、削りやテーパーの寸法に寸分の違いもない。だが今回の「Seihakou SPECIAL」から超軽量のシマノオリジナルワイヤーガイドを採用、さらにはガイド固定のエポキシ剤や幾重もの無駄な塗装をできる限り省いているので、それら全てを含めた重量が変わり、穂先の自重自体が軽量化されている。結果、削りやテーパーが同じでも穂先全体の調子・バランスが変わり、入り感度・戻り感度といった表現力が大きくプラスに転じたのだ。

シマノ史上最速の筏フラッグシップ。

1回転で83cm。抜群のハイスピードを誇る快速マシン、それが「セイハコウリミテッドRC83」。単にハイスピードなだけでなくロングハンドル採用でトルク感も充分。深場や年無し相手にも安心して使えます。ハンドルやスプールの回転も滑らかでありながらしっかりした印象。ピアノブラック調のスプールや冷間鍛造によって生まれた剛性感のあるボディはリミテッドならではの風格を漂わせています。

セイハコウ リミテッド RC83

セイハコウ リミテッド RC83

Seihakou Firato[並継筏竿]

Seihakou Firato[並継筏竿]

59cmも奪取!オールラウンドな攻めで多彩に楽しめる。

Seihakou Firato(セイハコウ フィラート)M、Hは基本的には下向きリール用の設計で、終始、手持ちで攻めて楽しめるというそんなロッドです。主に中型狙いから小型の数釣りを意識してます。ただ、そうはいっても、私はこれで59cmも獲ったりしてるんで、ロッドパワーは十分にあります。
Mはミディアムで、Hよりもちょっと軟らかめ。私は、145の長い方はH、短い方の130はMという風に使い分けてます。竿が長くなるほどよく曲がりますから、曲がりの大きなものはハードタイプという風に。でも、それはあくまで好みです。特に障害物がなく、軟らかいのが好きな人なら、145であってもMをお使いになればいいと思います。

穂先は攻調子がセットされてます。小アタリも取れて、速い潮にも対応して、水深の深いところでも押しに負けない、そういう調子です。大きいオモリでベタ底を狙う、そんなやり方はちょっと向いてないですけど。それ以外のあらゆる釣りに最適です。EVAグリップは、乾いていてもしっとり感があり、すごくホールド感がいいんです。また1日握っていても疲れにくいんですよね。

大チヌに完全対応。使うと分かる楽しさ!

Seihakou Firato(セイハコウ フィラート)ベイトモデルHHHは50cm以上の大チヌに完全に的を絞り、60も視野に入れたパワフルな竿です。でも、昔のイカダ竿で大型用というと太くて硬いという感じだったんですけど、HHHは、細身で柔軟にして、その上で大チヌが獲れるロッドに仕上がってます。この竿の特徴は粘り腰というか、ネジれない強さにあります。スパイラルX採用で細身でいて強い腰というのが実現できているんですね。やり取りのとき、この竿を横から見ていると、ものすごくきれいな曲がりをするんですが、魚の引きが少しでも緩めば、直ちに起きあがってきます。使ってみないとわからない面白さがこの竿にはあると思います。また、極限まで細身にしているので軽いというメリットもあるんです。

穂先は先調子。先調子というのは、こちらから仕掛けていく調子。手持ちでもブレずに、いかなる小アタリも取れて、積極的に掛け合わせていける、そんな穂先をセットしてます。
それとリールシートが超軽量のCI4なんですよね。これは上向きリール用ですが、握ったときの違和感がないんです。グリップ部はFirato M/HのEVAと同じですけど、少ししっとり感があって、非常にホールド感がいい。濡れた手とか、雨の日でも滑りにくいですね。

#1 大型攻略!求められる穂先の表現力

Seihakou Firato HHHは大型チヌに照準を合わせたロッド。標準装備された先調子の穂先は大チヌに的確に対応できる表現力を持っていると山本さんはいう。
まず、表現力とはいったい何だろう? それは、潮の流れが速い時や水深が深い場所、また風が強い時などでも穂先が負けたりブレたりせずに、エサ取りのアタリとチヌからのアタリをしっかり伝えて、それらを見分けることを可能にしてくれる、そんなポテンシャルのことだ。
表現力のない穂先で、そのような状況になってしまうと、往々にして穂先が死んで肝心のチヌアタリが出なくなってしまったりする。しかし、Seihakou Firato HHHに採用された穂先は、先の状況でも、安心して対応が可能だ。熟考の上、削り出されたテーパーによって波の動きや潮の流れなどから伝わる力を穂先の先端から少し中に入った部分で吸収し、穂先の先端部がしっかりチヌアタリを表現してくれるのだ。
今回、ロケを行った三重県本浦には小さな島がたくさんあって、ほとんどのポイントが水道になっている。そのため潮の流れが速く、また複雑だ。
潮に負けず、またエサ取りの中からチヌのアタリだけを取っていくのが大型攻略へのカギでもある。 そこに求められるのは穂先の表現力にほかならないのだ。

#2 牡蠣チヌ釣法で大型に迫る!

山本さんは、この日、近年人気が高まっている"牡蠣チヌ"にトライ。牡蠣チヌとは、三重県一帯で水温が比較的低い時期に行われ、食用になる牡蠣をエサにする釣法。牡蠣の殻の一部を割って取り除いた半貝や、ムキ身にして落とし込んで狙う。牡蠣はチヌの大好物であり、砕いた牡蠣殻のマキエを海底でサシエと合うように、コンスタントに入れるのがミソだ。これ、はまれば意外に数も釣れるし、何より型のよいチヌが揃うのも特徴。
"牡蠣チヌ"は、大きなアタリも出るが、小さなアタリも多いもの。この日は、複雑な潮とフグやウミタナゴなどのエサ取りがいるという中から、小さなチヌのアタリを見出していくという展開になった。
「小アタリも鮮明に取れる穂先なので牡蠣チヌにはぴったりですよ」。そういいながら次々竿を曲げていく山本さん。
Seihakou firato HHHを手にすると、「今日は大きいのに的を絞って釣るぞ!」という気持ちになって釣りができるという山本さん。例えハイシーズンであっても、仕掛けやサシエを細かく動かすようなことはせず、自ずと、どしっと構えた釣りを展開できるのだ。
その際、一番大事に考えるのが、インターバル、間の取り方である。中小型の数釣りをするときのように、ダンゴが出た瞬間とか、誘った瞬間には、なかなか大型チヌは当たってこないもの。大型チヌは、動かしたから、あるいは誘ったから、それに即座に反応して喰ってくるというものではなく、喰うまでに独特の間があるのだ。
例えば、ボラがダンゴをつついて、ダンゴの煙幕の中で右往左往している場面を想像してもらいたい。その後、ボラがおとなしくなって、ダンゴの煙幕が海底に完全になじんだ後、スッと大型チヌが入ってきてサシエを喰う。山本さんがいうのは、そんな間なのである。大型チヌが喰うときには、必ず、一定の間がある。それを大事にスローなリズムでいきたいと思ったときに、Seihakou Firato HHHは最適な相棒になる。
「標準装備されている先調子の穂先はそういう"間の流れ"がイメージしやすいんですよ」といいながら、牡蠣チヌ特有の小アタリをとらえ、連発モードに入っていった。

#3 勝負!アケミ貝で狙う大型

牡蠣チヌの釣りではあるが、山本さんがこの日、頭に描いた組み立ては、最後に丸貝のステージを作るというものだった。牡蠣で釣りながらも、同時にアケミ貝の丸貝をコンスタントに撒いておき、しっかりとポイント作りを行っておいた。
ここまでの釣れ具合から見て、牡蠣殻をコンスタントに撒いているため、マキエはしっかりと効いているようで、直下の海底には40cmオーバーがけっこういると思われる状況。だが、山本さんは、牡蠣殻のマキエが効いているポイントの外巻きや背後の牡蠣棚の下には、さらに型のいいチヌが潜んでいると考えた。
ちなみに、丸貝のステージを作ろうと思ったのには訳がある。牡蠣のムキ身で攻めると40cmクラスが当たってくるような状況なのに、試しにアケミ貝の丸貝で落とすと、何かが触るもののチヌからの反応はない。この点で山本さんは、周りにいるであろう大型チヌが入ってくるまでの間を、アケミ貝の丸貝で演出することができると考えたのである。
夕方近くなると、丸貝に反応が出だして、やがて、本当にそのステージが訪れた。
40cmクラスの周りにいる大型チヌのスイッチが入るまで、丸貝をじっとさせておく。そんなイメージを描きながらの攻め。
「よっしゃ! 丸貝にきた!」。山本さんの声が夕暮れを迎えようとするカセの上に響く。掛けた後、チヌは竿を強く絞り込むが、反発力が強いスパイラルXのパワーで、グイグイ海面へと引き上げられる。年無しには少し届かなかったが、山本さんの思惑通りに、この日一番のサイズがSeihakou firato HHHの軍門に下ったのである。

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Seihakou Firato (HHH150B,HHH165B) / Seihakou AX / Seihakou 60

- 製品プロモーション

Seihakou Firato (HHH150B,HHH165B) / Seihakou AX / Seihakou 60

登場タックル

セイハコウ フィラート / セイハコウ 60sp

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セイハコウ フィラート / セイハコウ 60sp

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