タックルインプレッション

SHIMANO Tackle Impression

へらへら
[インストラクター]

TAKAYUKI HAGINO

萩野 孝之

1969年、福島県生まれ。
シマノジャパンカップへら釣り選手権大会は初出場96年6位、98年3位、99年4位、00年3位、02年3位、03年優勝、04年優勝、 05年3位(シマノへら釣り競技会、浅ダナ・チョウチン一本勝負!3位)、以降も上位入賞しながら13年まで全国大会へ進出し続けた、ミスタージャパンカップ。

特作 天道(とくさく てんどう)

萩野 孝之

上品な手応えを深く味わう、贅沢なひととき。

「竹竿へのリスペクトを感じる」

「この手応えは、竹竿愛好者には容易く理解できる感触だと思いますよ。

調子に対する必要な重さがあり、これは疲労感ではなく充実感や達成感の方向へ昇華できる、絶妙な手応えなんです。硬式胴調子だけれど、パワーロッドなんてくくりに入れたくないのは『特作 天道』が“もっと楽しい竿”だということ。

硬式だけれど、大きな魚相手にしっかり曲げて使うと、きれいなカーブを描いて“胴調子で面白い竿”だと気づくはず。

これは継数に秘密があって、普通、硬い竿は継数が多いのですが『特作 天道』は逆に継ぎ数が少ない。

各部位の硬さはあっても、継いだときに胴へ乗せるため、継数を少なくして曲がるようにしているわけです。

そもそも硬いっていうのは、いわゆる竹竿でいうところの“硬式”を指していて、穂先の太さからも、へら竿のルーツである“竹へのリスペクト(敬意)”を感じます」

飛天弓 皆空(ひてんきゅう かいくう)

飛天弓 皆空(ひてんきゅう かいくう)

硬軟らかい竿による“コンパクトな振り込み”で時短する。

「寄せ負けしないように打ち返したいから、早く切る? 時間短縮はそこじゃない。 仕掛けが水中に入っていなかったら絶体に釣れない。スムーズに振り込める有利さを理解すべきだ」 萩野は反動を使わず振り込んだ。まるで野球のセット・ポジション投球だ。 この積み重ねによって時間が有効に使える。

初夏を思わせる陽気のなか、左腕に握られた『飛天弓 皆空』16尺をギラッと光らせ、得意のペレ宙を決めて見せた萩野。しかし、どこか今までの取り込む姿とは違うような気がした。 萩野「入門書には“腕を十分に伸ばして取り込む”と記載されています。確かに、それは基本動作。 しかし『飛天弓 皆空』だとヒジを曲げたままで、もう玉網に入るところまで魚を寄せることができる。 つまり、もしも魚が目前で抗ったとしてもヒジの屈伸運動でさばける余裕がまだあるということ。 そもそも『飛天弓 皆空』を、ひとことで表すなら“硬軟らかい”竿。例えば取り込みだと、硬い竿は魚が水面に顔を出したときイヤイヤすると竿の張りが反動になってバレやすい。 軟らかいと魚の頭が出ず目の前でスイスイ泳いで、すくいづらい。硬軟らかい『飛天弓 皆空』ならば取り込みも楽でバレにくいということなのです」 つまり萩野は硬軟、両方の利点を持った竿だと感じている。
萩野「“ヒジの曲がりが残る”というのは、立ち上がらなくても取り込める証拠。これが軟らかい竿だと、そうはいかない。 シマノには硬さランクという基準があり、使っている15尺と16尺は『硬さランク7』だが、働きや力強さに『8』を感じた。その割に釣り応えは『7』だ。 そこで長尺は『7の釣り応え、8の性能』と説明しています」 それにしても「硬い」と言われたら、仕掛けへの負担が心配になるものだ。
萩野「“硬軟らかい”から心配無用。衝撃や加重で、これ以上はハリスが持たないとき、竿が曲がってハリスが切れないという性能は竿として必須条件。 自分としてはスパイラルXの製品は曲げて使うべきだと思って、意識的に竿が曲がるような取り込みをしている。それでも仕掛けのトラブルがない」
『飛天弓 皆空』が釣り場、型、釣り方を問わず相性がいいというのは、この硬軟らかさによる特性の表れなのだ。 萩野は『飛天弓 皆空』15尺でタナ1mに、振りかぶらずエサを打った。仕掛けの長さは握り位置で、ハリスは30㎝と40㎝だから、ちょっと反動をつけたくなりそうだが違和感はない。 萩野「例えば、そんなにかからないけれど振り込みに3秒かかるとして、竿のせいで無意識にロスしていた1秒があって4秒としましょう。 1時間=60分間、60分間=3千6百秒。3千6百秒×競技時間3時間=1万8百秒。 現実的じゃないけれど“振り込み動作だけした”と考えると3秒なら3千6百回できるのに、4秒なら2千7百回。 たった1秒かも知れないけれど9百回もエサ打ちが少なくなる。“水の外に仕掛けがある時間”というのは絶体に釣れない時間。エサを早く切るより短縮すべき時間なんです」 時短といえば、本来は楽しみたいひとときだけれど、競技だと1番短くしたいのが取り込み時間だ。 萩野「取り込みはスパイラルXが利いて、魚が横へ逸れていく感じがない」 『飛天弓 皆空』のリフトアップ性能により、エサ打ち点に近い水面で魚が見えると、水面を滑らせるような軌跡で、まっすぐに玉網へ収まった。 ペレ宙の釣果だけに良型なのだが、あまりに取り込みが素直だ。萩野の釣りは「速さを楽しむ」という、新しい釣趣の到来を予感させた。

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登場タックル

飛天弓 皆空

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飛天弓 皆空(ひてんきゅう かいくう)

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