タックルインプレッション

SHIMANO Tackle Impression

船船
[フィールドテスター]

SHINTAROU SUZUKI

鈴木 新太郎

1975年生まれ。通称「外房の若大将」。千葉県特に外房を中心に広く船釣りに精通。なかでもライトヒラメや、一つテンヤなど最新釣法をいち早く取り入れ情報発信の中心的な存在。

サーベルマスター テンビン

鈴木 新太郎

テクニカルな誘いが確率を上げる。
今年もいよいよ、夏タチの季節がやって来た。

今年もいよいよ夏タチのシーズンが到来しようとしている。僕にとっては、冬期のヒラメと、夏期のタチウオは宿命のライバルのように捉えていて、特に夏タチにはここ数年来苦しめられ続けている。何故なら僕の釣りの課題でもあるヒット率の向上が夏タチに至っては達成されないでいるからだ。
横須賀安浦港沖をフィールドに、新製品のサーベルマスター・テンビンを携えて、フライング気味に夏タチに挑んだ。タチウオと言えば一般的にはドラゴンとなりがちなのだが、僕にとってはそうでもない。名バッターのイチロー選手さえ届かなかったヒット率4割超えがテーマである。
本来なら繊細なL165を使ってみたかったが、潮の流れもあってやむなくM165を選択し、それにフォースマスター600をセットした。錘は60号となってしまい純粋なライトタチウオとはいかなかったが本年度初の夏タチ釣りを開始した。
船長の指示ダナは「45~30mでやってみて」だった。想定はしていたもののやはり夏タチは浅ダナである。この浅ダナが課題のクリアを妨げる要因であるため、これを克服しなければ4割超えは望めない。浅ダナ夏タチのコンコンと来る、前アタリを本アタリに持ち込むためのストロークが短かすぎるため、喰い気がある奴以外は乗せきれないのだ。そこで、細心の注意をはらいスローな誘いやハイピッチな誘い、または細かく誘うなど繊細かつテクニカルな誘いを繰り返し試してみて、その日の状況にあったリズムやテンポを探っていく。
サーベルマスター・テンビンは、L165・M165・H165の3つのアクションがラインナップされていて、アイテムの全てが1.65mのショートレングス仕様で軽く、感度もよく操作性が高い。さらに、L・M・Hは適合錘に添って同質のベンディングカーブを描く設計になっているので、アイテム別のアクションのイメージがしやすく、ロッドをチェンジすることで誘いの強弱やスピード変化を自由に演出できるのでテクニックの幅を広げてくれる。
夏タチ特有の小さめのタチウオは相当数は乗せられたし、課題のヒット率もまずまずの結果を残せた。スタートダッシュには成功したように思うけれど、シーズンは始まったばかりなので気持ちは緩めないでおこう。ターゲットは曲者だけに侮れないし、こちらのテクニックさえ通用しない日だってきっとある。

バイオインパクトX ライトヒラメ[BIOIMPACT X LIGHT HIRAME]

バイオインパクトX ライトヒラメ[BIOIMPACT X LIGHT HIRAME]

長さも調子も取って変われる存在はない
「音を感じて釣る」個性的アイテム

「今回の専用ロッドの中では、バイオインパクトX LIGHT HIRAME 225がベーシックですね。調子のベースにしたライトゲームTYPE73 MH200は汎用性の高い1本ですが、専用性を求めた場合、少し長さがほしい。仮に穂先の曲がりしろを10cm、バットの張りを10cm長くしたとする。こうすれば横流しで仕掛けが船下に入り込んだときもラインが当たらない。竿を置いたときの仕掛けの跳ねも穂先のプラス10cmが吸収してくれる。横流しでの抵抗は結構大きいのですが、グリップエンドも6cm長くて扱いやすく、そこはやはり専用設計ですね。240はさらに長い分余裕がある。波風が強いとき、置き竿での対応力が高いけど、あくまで片手操作を意識しています。