タックルインプレッション

SHIMANO Tackle Impression

船船
[インストラクター]

TAKAYOSHI ORIMOTO

折本 隆由

独自の観点とセンスでハイエンドなゲームを展開。鯛ラバやロックフィッシュゲームの新しい世界を日々切り開いているマルチアングラー。愛称は「オーリー」。千葉県在住。

ENGETSU 一つテンヤマダイ

折本 隆由

攻撃的ベイトテンヤから、深場のスローフォールにも対応。

新たに生まれ変わったスピニングモデルはXガイドエアロチタンを搭載したことによりブランクス全体がさらに軽い仕上がりをみせていると同時に、このガイドのおかげでテンヤの落下速度がアップした点も見逃せない。一方、昨今の広島、岡山などの瀬戸内エリアではテンヤを激しくジャークさせ、落として喰わせるリアクション釣法が流行している。積極的にシャクリを入れてしっかりとアピールし、一気に真鯛の就餌スイッチを入れて強いバイトに持ち込むのがベイトテンヤにおける新たなトレンドである。
この釣りでは攻撃的なアクションと強いアタリに対応するために、私はしっかりとアワセを入れられるB240Hをメインで使用し、従来の一つテンヤにはない、ジャークに近いエギングのようなシャクリ上げの釣りをフィールドテストで行なった。そこで感じたのは、先端部に採用されたXガイドの優位性によるライントラブルの大幅減少だ。軽いテンヤを自分の意図した通りに落とすことを優先して0.6号や0.8号といった細径PEラインを使った場合、激しくシャクって戻す時にPEラインがフワッと舞い上がるため、どうしても穂先に絡みやすくなる。特に積極的に攻めの誘いを入れる私のようなスタイルだと、なおさらである。しかし、このガイドならすぐ解けるので、そんな悩みから解放される。また、タフテック∞を搭載したカーボンソリッド自体の強度が上がっているため、糸絡みの際に折れる心配も少ない。これは攻撃的なベイトテンヤスタイルを実践する私にとって釣りだけに集中できる心強いメリットにほかならない。
さらに今後新たなテンヤゲームを考えるうえでこのロッドに備わるポテンシャルを最大限に発揮させるという意味では、やはり水深カウンター付き[炎月プレミアム]と[探見丸]を組み合わせたアドバンテージは無視できないだろう。
特に50m以上のディープエリアを10号以上の重量級テンヤを使って攻める際、ライン角度が直角付近になる状況下では非常に有利なゲーム展開が期待できる。[探見丸]の画面を確認しながら、反応の手前あたりで[炎月プレミアム]のフォールレバーを使いゆっくりとテンヤを落とし込む。ロッドの感度のよさと相まって、フォール中のアタリに即座に対応できるベイトタックルの強みを生かした新たな釣りを楽しめるはずだ。