タックルインプレッション

SHIMANO Tackle Impression

船船
[フィールドテスター]

TATSUYA MATSUDA

松田 竜也

1978年生まれ。神奈川県横浜市在住。釣りとの出会いは沖堤防のクロダイ落とし込み釣りがきっかけ。釣具店勤務を経て、現在はボート販売業。沖釣り、特にイカ釣りの世界にどっぷりとのめり込み、ヤリイカ、スルメイカ、ムギイカと周年イカを追い続ける。イカ釣りの魅力は奥深いことはもちろん、目くじらをたてない余裕のある釣り人が多いため。イカのほかコマセマダイやワラサ、アジ釣りも楽しみ、ボート釣りも好き。
Team沖イカハンター所属。

ライトゲーム CI4+

松田 竜也

TYPE82

意のままに誘い、確実に掛けるテクニカルな釣りに。

TYPE82はいわゆる先調子と言われるアクションです。先調子のロッドは錘を底に置いて頻繁に誘いをかける釣り、エサ取りであろうと本命であろうとすべてのアタリを取っていく釣り、目感度はもちろん手感度でもアタリを感じる釣り、機敏なアワセと慎重なやり取りが求められる釣り、そんな釣りに合った調子となります。
もちろん、それには手持ちでのロッド操作が必然。ある意味ライトゲームにふさわしいタイプだと思っています。僕の場合は150号錘を使用したスルメイカでも手持ちなので、誘って掛けるターゲットには操作性の優れたTYPE82の存在はありがたいかぎり。
TYPE82にはM~HHの4パワーがラインナップされています。対応できる釣り物も幅広く、汎用性ではTYPE73に匹敵すると思っています。中小物から大物まで、様々なターゲットが狙えるわけですが、調子の特性上、やはり誘いやアワセを頻繁に行うターゲットで活躍するでしょう。
僕がまず頭に浮かべるのが、タチウオ(テンビン・テンヤ)、アマダイ、オニカサゴなど。特に関東のテンビンタチウオでは浅場の夏タチから終盤の深場狙いまで、錘も違えば、釣り方も多少変わってきます。Mは多少重めの錘を使って73調子風として喰わせ重視に、MHやHは82調子を活かし誘いと掛けに徹する使用法も一手。HHは錘80~100号を使用する深場の時期にレスポンスを活かした釣りが展開できると思います。
つい最近までアマダイ、オニカサゴは置き竿に向こうアワセの釣りが普通でしたが、最新釣法は様相が一変しています。積極的に誘い、アワセる釣り方がメインとなって、釣果も飛躍的に向上しました。まさにTYPE82の出番です。手持ちで誘って掛ける楽しみ、エサ取りも察知する感度、軽快な操作性がそんな釣りをサポートしてくれます。
軽量で操作性に富むTYPE82ならではの特性もあります。潮の速いときや深場を狙うときは、錘の着底感をつかみやすくなります。初心者にも分かりやすくなるうえ、オマツリ防止にもなります。釣り方も選びません。コマセ釣りでは軽快なコマセワークが可能だし、胴付き仕掛けで多点掛けするテクニカルな釣りにも向いています。意識的に軽い錘を使い、掛ける面白さに特化するライトゲームならではの釣りにもTYPE82がおすすめなのです。
もう一つのおすすめターゲットが、関西ではおなじみ、関東でも流行の兆しを見せているエギタコ。小づいて違和感のようなアタリを掛けていく釣りなので、TYPE82の調子はピッタリ。また軽量仕様に操作性の備えがあればまさに「鬼に金棒」ではないでしょうか。

マメなタナ取りを洗練させるスピードクラッチ、新たな工夫がライトゲームの世界を広げる。

東京湾・相模湾がホームグラウンドなのでコマセマダイ釣りなどもちろん楽しむが、個人的に冬場のアマダイ、オニカサゴといった根魚系の釣りが好き。アマダイだとオモリ60~80号、オニカサゴならオモリ80~120号、ミチイトはともにPE2~3号という組み合わせがメインといえる現代のライト根魚攻略には、この600番がサイズ的にベストマッチ。根魚系の釣りはマメにタナを取り直したりする操作が多いので、スピードクラッチは非常に有効な新機構といえる。
水深がある釣り場でもMUTEKI MOTOR+でパワフルかつスピーディな巻上げが可能で、微妙な巻上げコントロールもタッチドライブで自在に演出できる。
また、新たな試みとしてケーブルの差し込み口を従来モデルと反対にしたことで、より片手で包み込みやすくなり、さらにフィット感が向上。これも軽快ライトゲームの楽しさアップに貢献する見逃せない一工夫といえるだろう。
しかし、ひと昔前であれば置きザオでねらっていたターゲットすら、このリールのように軽快に進化した道具を使うことで手巻きリールのようにライト感覚で楽しめるのが今という時代。タックルが腕の延長となって誘い喰わせ、1尾1尾とのファイトを十二分に楽しめることはアングラーにとって新たな喜び。タッチドライブやスピードクラッチ、そしてより片手操作にマッチする新たなロープロファイル設計など、今までにない新機能を使いこなすことで従来気付かなかったターゲットの新たな一面、新たな魅力も感じられるようになる。
どの電動リールも実用面でいえば非常に進化しているからこそ、このちょっとした違いが使用感の大きな違いになって表われるのが現代の船釣りだと思う。今季使い込んでさらなる可能性を体感したい。

フォースマスター 600/600DH[ForceMaster 600/600DH]

フォースマスター 600/600DH[ForceMaster 600/600DH]

デジタルカウンターで喰いダナ一目瞭然。
アジ、イサキはもちろん青物、ヒラメまでカバーする対応力に優れた手巻きリール。

比較的浅い水深でねらうヒラメや青物など、ライトタックルの小型両軸受けリールでは少し力不足を感じる時、ある程度の大きさの手巻きリールが欲しい。そんな時こそ、ひと回り大きなサイズがラインナップされているバルケッタSCの出番だ。800番、1000番あたりは東京湾のタチウオ、千葉のイサキ、外房のヒラメで使ってみたいし、3000番ならカツオでもいける。水深カウンター付きだからコマセ釣りなどでのメリットも大きい。さらにこのリールはソーラー電源のため電池交換の必要もない。ストレスなく純粋に釣りに集中できる、このアドバンテージは見逃せない。

バルケッタ SC

松田 竜也

イカセブン

松田 竜也

4アイテムとも硬く先調子に変貌、そして短くなり感度と操作性がアップ。

新生IKA 7最大の特徴は、4アイテム全体が硬めであること、9:1の先調子になっています。そして長さも全体的に短くなりました。まず150はスルメイカ・ヤリイカの直結を想定、感度重視の直結専用竿といっていいかも知れません。これ以上短くてもアタリが取りづらくなるので適切な長さです。165はヤリイカ・スルメイカのオールラウンド。165という長さを生かした誘いのしやすさがあります。150と15cm差の使用感は全然違いますよ。竿が短いと取り回しは楽だけど誘い幅が短くなってしまう。しっかりとシャクリ、誘いを入れながらアタリを取るならこの長さです。もっとも長い180はヤリイカ、特にブランコの竿ですね。波が高いとき、船の急な上下動でリールの巻上げ機能が追い付かないときも長さでアシストしやすい。H150は、シマノでここまでハードな竿は今までなかったのではないでしょうか。少し曲げただけではわからないかもしれませんが、バットから穂先までとてもしっかり作ってあり、200m以上のディープゾーンでの大型スルメイカの直結に向いています。