タックルインプレッション

SHIMANO Tackle Impression

船船
[フィールドテスター]

TATSUYA MATSUDA

松田 竜也

1978年生まれ。神奈川県横浜市在住。釣りとの出会いは沖堤防のクロダイ落とし込み釣りがきっかけ。釣具店勤務を経て、現在はボート販売業。沖釣り、特にイカ釣りの世界にどっぷりとのめり込み、ヤリイカ、スルメイカ、ムギイカと周年イカを追い続ける。イカ釣りの魅力は奥深いことはもちろん、目くじらをたてない余裕のある釣り人が多いため。イカのほかコマセマダイやワラサ、アジ釣りも楽しみ、ボート釣りも好き。
Team沖イカハンター所属。

イカスペシャル

松田 竜也

深ダナ、早潮でもしっかりシャクれ、穂先感度も格段の進化を遂げています。

現在のヤリイカ、スルメイカの釣りはタナが深くなり250m以上を狙うことも少なくありません。しかも潮の早い日も多く、オモリもこれまでの120号から150号が標準になりつつあります。このような状況下でイメージ通りの操作をするためには、より硬い竿が求められます。沖イカ用ロッドのハイエンドモデル・イカスペシャルはスパイラルXコアとハイパワーXのダブルX構造により硬く、強く、軽く、細い竿として誕生しました。イカ角をしっかり動かせている感覚がつかみやすく、150号のシャクリにも、これまでのようなダルさを感じません。イカの乗りに対しても敏感で、80%の時間を手持ちで釣りをする自分にとても合っていますね。
穂先はグラスソリッドが主流の中にあって、ダブルX構造のUDグラスチューブラーを採用しています。この穂先は驚くほどの軽量化が図られていて感度が秀逸。イカが触れる前段階、仕掛けの周囲に確実にいることさえ察知できるため、触った瞬間、的確に乗せることができる。構造と素材の違いが出ていると思いますね。
今回はXシートエクストリームガングリップがイカ竿として初搭載され、3000番サイズのリールを乗せても手元ブレを起こさずしっかりシャクれ、巻上げることが可能になりました。また、ガイドはこれまでのスレッド仕様から大幅な強度アップが図られているので、激しいシャクリにも耐える耐久性を備えていることも非常に嬉しいですね。

すべての機能が高次元、最先端のオールラウンダーだ。

シマノ電動リールの最高峰ビーストマスターにシリーズ最小の1000EJが加わりました。このリールは2000EJと同様にGIGA-MAX MOTORを搭載し、パワー、スピード、ドラグ力など基本性能はほぼ同等。さらに「NEWタッチドライブ」と「スピードクラッチ」の採用でワンハンドでの操作性を向上したモデルです。NEWタッチドライブは押し込んでも自分で設定した速度以上になることがなく、対象魚や海の状況に合わせて設定を変えることができるので操作にゆとりが生まれます。
スピードクラッチは頻繁なタナ取りに欠かせません。NEW海底・魚群水深表示と合わせれば、アマダイやオニカサゴ、アカムツなどの根魚攻略にとても効果的。産卵期に浅場に上がってくるヤリイカやスルメイカなら、1000EJの糸巻き量で十分に対応できます。3000XSに匹敵するスピードを誇るので、青物相手でも巻きたい時に一気に巻いて寄せることが可能です。そしてジギング対応のEJモードも備えるなど、パーミングしやすいコンパクトなボディに多彩なテクノロジーが凝縮されています。1000番サイズは東京湾、相模湾など関東近郊フィールドでは最もストライクなサイズで、80%くらいの釣りがカバーできそう。また全国各地のフィールドでも活躍の場が多いと思います。性能が優れているなら、道具は軽くて小さい方が手持ちで過ごせる時間が長くなり、釣りが一層楽しく快適になります。もうこれ1台で良いんじゃないかとさえ、私は感じますね。

ビーストマスター 1000EJ

松田 竜也

ライトゲーム CI4+

松田 竜也

TYPE82

意のままに誘い、確実に掛けるテクニカルな釣りに。

TYPE82はいわゆる先調子と言われるアクションです。先調子のロッドは錘を底に置いて頻繁に誘いをかける釣り、エサ取りであろうと本命であろうとすべてのアタリを取っていく釣り、目感度はもちろん手感度でもアタリを感じる釣り、機敏なアワセと慎重なやり取りが求められる釣り、そんな釣りに合った調子となります。
もちろん、それには手持ちでのロッド操作が必然。ある意味ライトゲームにふさわしいタイプだと思っています。僕の場合は150号錘を使用したスルメイカでも手持ちなので、誘って掛けるターゲットには操作性の優れたTYPE82の存在はありがたいかぎり。
TYPE82にはM~HHの4パワーがラインナップされています。対応できる釣り物も幅広く、汎用性ではTYPE73に匹敵すると思っています。中小物から大物まで、様々なターゲットが狙えるわけですが、調子の特性上、やはり誘いやアワセを頻繁に行うターゲットで活躍するでしょう。
僕がまず頭に浮かべるのが、タチウオ(テンビン・テンヤ)、アマダイ、オニカサゴなど。特に関東のテンビンタチウオでは浅場の夏タチから終盤の深場狙いまで、錘も違えば、釣り方も多少変わってきます。Mは多少重めの錘を使って73調子風として喰わせ重視に、MHやHは82調子を活かし誘いと掛けに徹する使用法も一手。HHは錘80~100号を使用する深場の時期にレスポンスを活かした釣りが展開できると思います。
つい最近までアマダイ、オニカサゴは置き竿に向こうアワセの釣りが普通でしたが、最新釣法は様相が一変しています。積極的に誘い、アワセる釣り方がメインとなって、釣果も飛躍的に向上しました。まさにTYPE82の出番です。手持ちで誘って掛ける楽しみ、エサ取りも察知する感度、軽快な操作性がそんな釣りをサポートしてくれます。
軽量で操作性に富むTYPE82ならではの特性もあります。潮の速いときや深場を狙うときは、錘の着底感をつかみやすくなります。初心者にも分かりやすくなるうえ、オマツリ防止にもなります。釣り方も選びません。コマセ釣りでは軽快なコマセワークが可能だし、胴付き仕掛けで多点掛けするテクニカルな釣りにも向いています。意識的に軽い錘を使い、掛ける面白さに特化するライトゲームならではの釣りにもTYPE82がおすすめなのです。
もう一つのおすすめターゲットが、関西ではおなじみ、関東でも流行の兆しを見せているエギタコ。小づいて違和感のようなアタリを掛けていく釣りなので、TYPE82の調子はピッタリ。また軽量仕様に操作性の備えがあればまさに「鬼に金棒」ではないでしょうか。

デジタルカウンターで喰いダナ一目瞭然。
アジ、イサキはもちろん青物、ヒラメまでカバーする対応力に優れた手巻きリール。

比較的浅い水深でねらうヒラメや青物など、ライトタックルの小型両軸受けリールでは少し力不足を感じる時、ある程度の大きさの手巻きリールが欲しい。そんな時こそ、ひと回り大きなサイズがラインナップされているバルケッタSCの出番だ。800番、1000番あたりは東京湾のタチウオ、千葉のイサキ、外房のヒラメで使ってみたいし、3000番ならカツオでもいける。水深カウンター付きだからコマセ釣りなどでのメリットも大きい。さらにこのリールはソーラー電源のため電池交換の必要もない。ストレスなく純粋に釣りに集中できる、このアドバンテージは見逃せない。

バルケッタ SC

松田 竜也

イカセブン

松田 竜也

4アイテムとも硬く先調子に変貌、そして短くなり感度と操作性がアップ。

新生IKA 7最大の特徴は、4アイテム全体が硬めであること、9:1の先調子になっています。そして長さも全体的に短くなりました。まず150はスルメイカ・ヤリイカの直結を想定、感度重視の直結専用竿といっていいかも知れません。これ以上短くてもアタリが取りづらくなるので適切な長さです。165はヤリイカ・スルメイカのオールラウンド。165という長さを生かした誘いのしやすさがあります。150と15cm差の使用感は全然違いますよ。竿が短いと取り回しは楽だけど誘い幅が短くなってしまう。しっかりとシャクリ、誘いを入れながらアタリを取るならこの長さです。もっとも長い180はヤリイカ、特にブランコの竿ですね。波が高いとき、船の急な上下動でリールの巻上げ機能が追い付かないときも長さでアシストしやすい。H150は、シマノでここまでハードな竿は今までなかったのではないでしょうか。少し曲げただけではわからないかもしれませんが、バットから穂先までとてもしっかり作ってあり、200m以上のディープゾーンでの大型スルメイカの直結に向いています。