タックルインプレッション

SHIMANO Tackle Impression

鮎鮎
[インストラクター]

TSUYOSHI OZAWA

小澤 剛

1970年生まれ。愛知県豊田市在住。ホームグラウンド・巴川。’03年第19回・09年第25回・15年第31回シマノジャパンカップチャンピオン。他にも数々の大会で王座、上位入賞を手にする現代最強のトーナメンター。

リミテッド プロ FW ベリーベスト NP

ゼロ管理の次は動きが必要 小澤剛が語る2代目進化論

「リミテッドプロFWベリーベストは僕がチューニング担当した初めての竿。ですから、このモデルに対する思い入れは相当なものがあります(笑)。 初代ベリーベストの開発では自分の釣りのキモである、オトリの重さや動きを感じる『張らず緩めずの釣り』=俗にいう『ゼロオバセ』と野鮎からの信号である『前アタリ』を感じながら探ることを誰にでも、どんな状況で使っても感じてもらえるような竿に仕上げることを目標にしました。 近年インストラクターとして実釣講習会や大会などで色々な方の釣りを見る機会が増えました。そこで実感したことは多くの釣り人が高いレベルで『ゼロオバセ』の釣りと『前アタリ』を感じながら釣っている…ということです。ただ僕から見るとゼロオバセの釣りを意識するあまり、オトリの移動距離が少なくなってしまっている方も多い。つまり『もうちょっと竿先を使ってオトリを動かしたほうがよいのに…』と思う場面が多くあるのです」

'15年H2.6で3度の優勝 硬すぎない竿がよく釣れるという事実

今回このオトリの動きを優先させるためシマノ開発陣は初代ベリーベストがH2.75であったのに対し、今作ではH2.6というワンランク柔らかい新たなアクションを用意した。釣りやすい野鮎はすぐに抜かれてしまう現代のフィールド事情、鮎師全体のレベルアップ、そして名人がしのぎを削る競技会を考慮すると「実際に硬すぎない竿のほうがよく掛かる」と小澤剛はその優位性を口にする。実際に小澤は,15年ジャパンカップでは九頭竜川の急瀬を舞台にスペシャル競H2.6で優勝を飾ったほか、今作ベリーベスト90プロトロッドでJFTアユトーナメント優勝、全日本鮎釣チーム選手権優勝(ともに長良川)、93プロトロッドでJFT全日本アユ釣り王座決定戦3位入賞(九頭竜川)など、目を見張る戦歴でその事実を証明している。 そんな点も考慮し「新作ベリーベストはオトリを引きやすく、オトリが動きやすいように何度もテストし、セッティングしました。ゼロオバセや前アタリを明確にしてエキサイトトップの性能をフルに発揮させることで、そこから先の『竿先を使ってオトリを広範囲に動かす』操作もしやすいように意識しました。初代ベリーベストで『ゼロオバセ』と『前アタリ』がわかっていただけたと思うので、ゼロオバセの釣りを基準にそこからオトリを引けるような釣りを意識してもらえれば、新作ベリーベストのポテンシャルを最大限に引き出せると思います。『ゼロオバセの釣りはわかった、もっと釣果を伸ばしたい!』という人にはぜひ使っていただきたいですね」

Very BEST 93NP

使用モデル1

Very BEST 93NP

糸張りだけでオトリが動く 新たに生まれた93の威力

そして今作ベリーベストに93という新たな長さが加わった。「93は僕が『もっと簡単に広範囲にオトリを動かせる竿がほしい』とわがままを言って開発に至ったもの(笑)。モロに自分の好みで『こういう竿がほしい!』と言ってチューンさせてもらった竿です。上でも述べましたがオトリをもっと広範囲に動かしたほうが野鮎からの反応がよい場合や、オトリを大きく動かした釣り方が合う河川に向くような竿に仕上げています。軽く糸を張っただけでオトリが暴走するというか、オトリが簡単に動きだします。90より30㎝長いだけですがオトリを引いた時の突っ張り感も消え、余裕を持って滑らかにゆったりとオトリを引けると思います。また30㎝長い分オトリとの距離や引き上げられる距離も大きく感じられるはずです」

Very BEST 90NP

使用モデル1

Very BEST 90NP

90は川底変化に富む河川 フラットな釣り場は93攻略

「90、93とも、どんな釣り方にも、どんな釣り場でも問題なく使える得意不得意の少ない竿ですが、90は大石が点在するような変化の多い河川で竿の性能をフルに発揮してもらえるはず。93はどちらかといえば変化の少ない河川、川底がフラットな河川で威力を実感できるでしょう。また両者は同じベリーベストですが、けっこう調子が違います。93は90の延長線上にある竿ではありません。それぞれ個性があるので自分の好みと『こんなふうに使ってみたい』といったイメージに合うほうを手に取ってみてください。きっと強力な武器になってくれると思います」小澤剛が注目する釣れるオトリの動きを演出するH2.6アクションで生まれ変わった2代目ベリーベスト。単なるゼロ管理を軽々と超越し、さらなる世界を創造する競技系軽量オールラウンダーの新たな頂点の輝きに触れるのは選ばれたあなたなのである。

スペシャル 競(きそい)FW NF

小澤剛×SPECIAL 競 FW H2.6
九頭竜川を制覇

2015年8月29~30日、福井県九頭竜川で開催された第31回シマノ ジャパンカップ鮎釣り選手権大会で優勝を飾った小澤剛。猛者が顔をそろえた全国屈指の瀬釣りの名川を制したウイニングロッドはスペシャル 競 FW H2.6だった。クラス最軽量ボディを武器に高度なゼロオバセ管理からゼロ周辺テクニックを意のままにコントロール可能な攻撃力、柔よく剛を制す強靭なブランクスパワー。それはかつて小澤剛の利き腕として名だたるビッグトーナメントを席巻した、あのFWの威力が現行モデルとしてさらに鋭さを増した証し。新たなるFW伝説がその幕を開けようとしている。

H2.6 90

使用モデル1

H2.6 90

タメが利く、引けるニューアクション 競技会で真価発揮のH2.6

「シャープでシャキシャキ感のあった先代FWとくらべるとニューFWはH2.6-90もH2.75-90も調子的にマイルドかつしなやか。FW愛用者が手にすれば“おっ、変わったな”と感じるはず。僕個人としては“曲がるようになった”ことが前作との一番の違いです。操作性に関して言うとマイルドになったぶんオトリがなじみやすくて引きやすさもランクアップ。オトリダメージも軽減されています。 使用河川を問わずテクニックを駆使して16~20㎝の中小型魚の数釣りに最適なH2.6アクション。僕が常用する背バリやオモリとの相性も良好です。解禁初期の魚や競技会シーズンなどで非常に頼りがいのある相棒になると思いますね。 パワーに関して言えば曲がり込む調子なので充分タメが利き、そこからロッドの反発を使って掛かり鮎を飛ばせます。曲がるといっても軟弱な感じではなく一本芯が通った強さがある。23㎝くらいまでなら安全に引き抜きOK。ちなみに渇水時でしたけど九頭竜川・坂東島の流心付近まで立ち込んで25㎝を引き抜きました(笑)。H2.6のパワーとしては充分じゃないですかね?」

H2.75 90

使用モデル1

H2.75 90

常識を覆す軽量パワーH2.75 浅場から腰までの立ち込み勝負に

「調子や操作性に関していえばH2.6同様ですが、このH2.75のパワーに関しては“正直、これだけ軽い竿で、これだけパワーが出るのか!”と、驚きましたよ(笑)。ロッドの重さ=パワーとやり取り時の安心感…といったイメージがあると思うんですが、それを覆せる竿ではないでしょうか。 快適対応野鮎サイズは18~23㎝。20㎝以下ならH2.75の張りと硬さであしらい素早くキャッチできます。引き抜き安全圏は26㎝クラス。年中瀬釣りメインという人なら専用瀬竿でしょうが、年に数回盛期に腰くらいまで立ち込んで良型鮎を楽しむ人なら軽さと操作性に軍配が上がるこの竿はもってこい。九頭竜川、神通川、那珂川といった比較的水面がフラットな河川でマイルドになった調子の恩恵がより生かされますね。もちろん瀬釣り攻略アイテムのオモリや背バリとの相性もバッチリ」

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