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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.28 ~番外編2 :沖縄でのキャスティングゲーム~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。




前回のマグロで気を良くしているところに、再びビッグフィッシュとの戦いの機会が訪れました。
いつかはやってみたかった「沖縄」でのGTゲームです。
実は今回の沖縄行きを前提として、前回マグロのキャスティングゲームで使用した 「オシア・ブルーフィンツナ」を新調したんです。
ロッドの実績は前回で実証済なので、今回は何の不安もありません。
それともうひとり?頼もしい相棒が出現。

今回の沖縄行きの為、急遽新調した「ステラSW10000XG」です!!




この両者のコンビなら、どんなビッグフィッシュが相手でも鬼に金棒です。
あとは僕の体力次第かな??

今年の夏休み、台風の動きを気にしながら大阪を出発しました。

何せ、数日前から沖縄の南海上をゆっくりとした動きで西に進んでいたので、台風が発生してから,本当に祈るような気持ちの毎日だったんです。
しかし、出発当日、台風は中国大陸に上陸し、沖縄本島のウネリは下がってくれました。




沖縄の風景こんな時に日頃の行いの良さが出るんですね、ホント・・・。

さて、沖縄は今年2月に行った「ホシギス」釣り以来、5ヶ月振りになります。

那覇空港に到着すると、何故か「沖縄に来た」というより、「沖縄に帰って来た」という印象を受けました。

天気も快晴、ウネリも日々下がる予報。もう、言う事無しです。東シナ海の綺麗な海を眺めながら、美ら島の美しさを再認識しました。

「今日は明日からの戦いに備え、のんびりとしよう!」
という事で、海沿いの絶景ポイントで堤防に腰かけながら、ゆっくりと過ごす事にしました。




日頃の忙しない生活から離れ、ゆっくりとした時間が流れて行きます。
西向きの海岸は水平線に陽が沈みますので、サンセットを見ながらボーっと過ごす時間が持てました。
こんな綺麗でゆっくりとした黄昏時、数年振り、いや、10数年振りです。
「あ~沖縄へ来て良かった!!」・・・。
日頃なかなか持つ事が出来ない貴重な時間な時間が持て、本当に心が癒されました!

翌日、ゲーム第一日目。

朝イチから気合は十分です。数箇所ある実績ポイントのうち、まずは船長オススメの一級ポイントでのキャストです。台風のウネリが若干残っており、魚の活性は高そうです。船長曰く、「キャストして2~3投目までが勝負だよ~」。
緊張を抑え、第1投。ドキドキしますホント・・・。

丁寧に誘いますが、ノーヒット。2投目、3投目も反応無し・・・。

方向を変え、ルアーも変え、ひたすらキャストしますが、とうとうこのポイントではノーフィッシュでした。台風のウネリが若干残っており、活性が高そうだったんですが、魚はトップに出てくれません。

続いてのポイントでも数十回キャストしましたが、反応なし・・・。




船長が、「ちょっと気分転換にジグで根魚釣りをしましょう!」っと「ロックショット」を差し出してくださいました。しばしの休憩タイム?です。
着底し、しばらく誘っていると、「グィ~」っと竿先が絞り込まれました。思わず、即合わせ!。

ロッドの曲がり、また、強い引きを楽しみながら上がってきたのは40センチ超えの「スジアラ」。(現地名=アカジン)。超高級魚らしいです。

(ちなみに、那覇の市場でこの魚を見つけましたが、値段はなんと5千円也!。この日の晩御飯で頂きましたが、本当に超美味しかったです!!)
船長もさすが毎日海に出てる事もあり、釣りのプロ。次から次へとミーバイ系の魚を釣り上げます。

さぁ、休憩時間も終わり、再び、巨大魚「GT」との戦いです。

今度はちょっと離れたポイントに連れて行ってくださいました。

気合を入れ1投目から「オシアペンシルPB-1850 マイワシ」キャストしますが、反応無し。2投目、「ギュルン!!」という何とも言えないGT独特の動きを見せ、僕のルアーに反応し、とうとうトップに出ました。

針掛かりはしませんでしたが、20キロはゆうに超えていたGTでした。
それからというもの、一気に興奮状態になり、一心不乱にルアーをキャストしましたが、結局、トップに出たのはそれっきり・・・。
「釣りたかったなぁ~・・・」と悔いだけが残りました。

どれ位時間が経ったのか、ふと時計を見るともう夕方の3時をまわっていました。

「もうひと勝負しましょう!」と船長、最終ポイントへ船を走らせてくれました。

「さぁ、本日最終勝負。気合を入れて行こう!!」とキャストを始めます。

数投目、ロッドが持って行かれるようなアタリに一瞬、焦りましたが、とうとうフッキングしました。
「来た~!!」という声と共に船長が駆け寄ってくれます。
何回も合わせを入れ、確実なフッキングを確認したところで、ファイティングポーズを取ります。
ジー~と10000XGのドラグが鳴り、ラインが出ますが、あまり大きくは無いようです。




しばらくのやり取りの末、ゆっくり回りながら姿を現したのは、GTでは無く、ブルーの色が本当に綺麗なカスミアジでした。
無事、ネットに収まり、ちょっと可愛いですが、ファーストヒットに船長と握手!。

この日はこのカスミアジが最初で最後の獲物となり、本日の釣りは終了!

本命は出ませんでしたが、ちょっとした満足感を得て港に戻ります。

「明日はラストチャンス、明日こそは巨大GTを仕留めてやる!」とこの日は早めの就寝としました。

が、興奮していたせいか余り眠れず、起床予定時刻の1時間半前に目が覚めてしまいました。

外を見るとまだ夜明け直前ですが、雲も無く、快晴の兆し。

朝イチからの出船にこの日も気合が入ります。

今日はまずは近いポイントから攻めますが、このポイントでも船長はかなりの大型を上げておられるとおっしゃってました。

しかし、ノーフィッシュ。

2箇所、3箇所回り、キャストを繰り返しましたが、ノーフィシュ。

やはり、GTはタイミングが重要なんですね・・・。

何回キャストしたらGT上げられるんだろう・・・。

この日の納竿時間がだんだんと迫ってきます。

船長、昨日カスミアジを上げたポイントに船を走らせてくれました。
「今回で最終チャンスだ!絶対に上げてやる!!」とキャスト前に今まで以上に気合を入れ「オシアペンシルPBー1851 マイワシ」を1投目、2投をキャストしますが反応なし。
「海の雰囲気からして絶対に出る!日置さん頑張れ!」と、船長も一生懸命応援してくれます。
3投目、気分を変えてやや左向きにキャスト。
糸フケを少し取り、ルアーを動かし始めた瞬間、ついにその瞬間は来ました!




「グィ~!!」っと体ごと引っ張り込まれそうなアタリが・・・。
一瞬の出来事だったので、ちょっと焦りましたが、スプールを押さえ、落ち着いて大合わせを数回入れる事が出来ました。
「落ち着け!落ち着け!」と自分に言い聞かせ、ファイティングポーズを取りますが、その間にかなりの勢いでラインが出て行きます。
「さぁ、ここからが勝負!」と慎重にやり取りします。
昨日のカスミアジとは違い、身体ごと持って行かれそうな程のパワーにもう、心臓はバクバク状態です。
「この瞬間をずっと待っていたんだ!やっとこの瞬間に巡り合えた・・・」。
全てを「ブルーフィンツナ」に任せ、「10000XG」がスムーズな回転でラインを巻き取ってくれます。
しかし・・・数メートル、ラインを巻き取ったところで、「ブルーフィンツナ」のティップが跳ね上がりました。
「うぁ~~何で~~??」と続く言葉も出ません。
回収すると、170LBのリーダーが切れていました。
「あ゛~」「あ゛~」・・・。今から思うと、何回「あ゛~」と言ったかわかりません。

どれくらいの時間か忘れましたが、放心状態でボーっと立っていたようです。

「今のはデカかった。今のは確実に取りたかった・・・」バラした大物に悔いが残ります。
せっかくこの瞬間の為に頑張って来たのに・・・。
悔やんでも仕方ありません。時間の許される限り、全力で戦わなければなりません。




冷静さを取り戻し、今度は「オシアペンシルPB-1850 アルミカタクチ」をキャストします。

冷静さは取り戻したものの、身体はまだ震えています。数投後、「ギュイーン」と穂先が持って行かれました。

バラした巨大魚との再開を願いましたが、先程ほど大きくはないようです。
しかし、「10000XG」のドラグからはどんどんラインが出ます。
時間からしてこれがおそらく最後の格闘になります。
ゆっくりとやり取りを楽しみました。

昨日同様、ゆっくりと回りながら姿を見せたのは、昨日よりひとまわり大きいカスミアジ。海が綺麗なので、水面下数メートルでも綺麗な魚体が確認出来ます。

無事、ネットに収まり、今回の沖縄でのソルトゲームは終了しました。

「大きいGTを取りたかった・・・」本当に悔いが残ります。

でも今回の教訓を活かして、次回は必ず、40キロ級を仕留めたいと思います。
近いうちに・・・。
その日まで、楽しみな日々が続く事でしょう、今からワクワクします。

さて、この日の夜は、何杯飲んだか分からない位飲んだ地元の泡盛と琉球料理でお腹は一杯になり、また、アフターディナーは、コザのライブハウスで深夜まで盛り上がり、美ら島沖縄を思う存分楽しみました!

何時行っても歓迎してくれる「美ら島」と心優しい「うちなんちゅ~」に本当に感謝の気持ちで一杯です。