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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.19 横山 武の「キス釣り」Part 2

横山 武
横山 武
シマノ・ジャパンカップにおいて3年連続を含む4度のチャンピオンに輝いた、トップトーナメンター。



 

【キス釣りが楽しくなった!】

  キス釣りが楽しいと思うようになったのは、投げ釣り専用の「PEライン」ができて “ゴツゴツ!ワクワク!ドキドキ!”する キス特有のアタリがわかるようになり“釣った”と自覚できるようになったからです。

  それまではナイロンラインのため、アタリがわからない? 釣れているのかいないのか?  リーリングの重さ、竿の曲がり具合で釣れたかどうかを判断する程度。

どこで食いついたのかも当然わかりません。キス釣り経験の浅い私にはなおさらです。

いわゆる“釣れていた”の状態でした。当然 面白いわけがありませんよね。

現在は、PEラインも更に進化し、超軽量のタックル、超高感度のロッドと進化して、更にキス釣りが楽しくなりました。


  先日、カミさんを連れてキス釣りに行ってきました。まったくの ド○ロ○ト ですが、あのワクワク!ドキドキ!するアタリを感じて、更にハリに掛かったキスが“泳いでいる!”と興奮してはしゃいでいました。(ちなみに、使用タックルは NEW キススペシャル EX+ / スーパーエアロテクニウムMg)

  暑いのもなんのその!お腹がすくのもなんのその!夢中になっていました。(投げ方は一応教えているがまったくのノーコン、横はまだしも後ろにも飛び、半径50m以内はレッドゾーンのため、投げるのだけは私で(約20分間に1回程度)、エサ付け、魚の外し、仕掛け絡みの直しなどは自分でと)


あげくのはて“なんでこんなに面白いことを独り占めにしていたの”と詰め寄られるしまつ。これからは、お邪魔ムシが付いてきそう?釣りが制限されそう?今までの罪滅ぼしと諦めるか?色々と理由をつけてかわそうかと思案中。(苦笑)

カミさんでもこんな調子だから。そう“キス釣りは楽しい!”ですよ。




【PEライン使用のきっかけ】


  そのPEラインを使用するきっかけは、たまたま、投げ釣り専用のPEラインを開発・テストするチャンスにめぐり合うことができたからです。

当時、PEラインは船釣りで使用されていましたが投げ釣りには使用されていませんでした。テストは船釣り用ラインでしたが、今までアタリが取れなかったピンギスのアタリを百数十メートル先から鮮明にトラエルことが出来たのです。コレダ!と直感しました。

  アタリが明確にわかり“釣ることができた”のです。(釣れていたのではなく)

そう、アナログの釣りでなくデジタルの釣り、待ちの釣りでなく攻めの釣りができる。

  今後、私だけでなくキス釣りが大きく変わるであろうと予感しました。

色々と試した結果、改良点、着色、極細ラインの製作必要性、使用上の注意などやキス釣りに最適であるとレポートしたことを憶えています。

【キス釣り開眼】

  そう、私のキス釣りを大きく変えたのは“PEライン”です。

経験が浅い私でもアタリを正確にとることができるため、効率の良い攻めの釣りができるようになったからです。

  投げ釣り専用のPEラインを使用するようになってから、1年後にジャパンカップで初優勝できました。それは、皆さんより一足早く、PEラインの特性をつかむことができたことにより、キス釣りにPEラインを躊躇なく使用できたからだと思っています。

(投げ釣り専用のPEラインが発売された当初は、値段が高い、アタリが良くわかるがキスの乗りが悪いなどと敬遠されていました。)

【ラインの選定】

  私は状況によってライン(道糸)を使い分けています。後悔しないように、あらゆる状況に対応できるよう最低3種類のラインを容易しています。通常はPEライン(DURA PE KISU SPECIAL、DURA PE KISU Pro-Tuned、 DURA PE KISU SPECIAL テーパー一体型)0.6号を使用します(キスは砂浜で釣るため、根がかりの心配がないためです)。

  


超遠投や向かい風、横風が強い場合は0.4号(0.5号)を使用します。特に横風が強い場合は糸ふけが少ないため、的確にポイントを攻めることができます。ゴミや海草などが流れている場合は0.8号(1.0号)を使用します。特にゴミや海草が多い場合はラインとテーパーラインが一体になっているもの(DURA PE KISU Pro-Tuned、 DURA PE KISU SPECIAL テーパー一体型)を使用すれば、テーパーラインとの結び目にヒッカカル心配もないため、取り込みが容易です。沈み根や海草などで根がかりが予想される場合は1.2号(1.0号)を使用します。

  尚、テーパーラインもPE(DURA PE SPIN POWER テーパーチカラ糸、DURA PE KISU SPECIAL テーパーチカラ糸)を使用します。アタリが良くわかりますし、伸びがないため、オモリを弾き出すポイント(リリースのポイント)のコントロールが容易です。

【PEラインの長所】

  1. 伸びがないため、アタリがよくわかる。
  2. 強度があるため、ラインを細くできる。
  3. ラインを細くできるため、遠投ができ、風の影響を少なくできる。  
    ※尚、テーパーラインの太い部分を必要最小限の長さにすると、飛距離もアップします。
  4. 糸よれが出ないため、ライントラブルが少ない。

【先入観・固定概念にとらわれるな!】

  釣る前に、予想(プラン・ストリー)を立てますが、先入観・固定概念に固執すると変化する状況への対応が遅れます。時間が限られた大会では、対応の遅れが命取りとなります。たえず、状況(潮、天候、海の状態、キスの状態など)が変化しています。たとえ、1時間程度でも状況は大きく変化します。

例えば、前日の試し釣りでは、ドコデモハリ数だけ 釣れていたキスも、いざ大会になると極端に釣れないことや、第1投目と2投目では大きく違う経験を皆さんされたと思います。

  私は“状況は常に変わるものとして”幾通りものシミュレーションを行い、アンテナを最大限に広げて色々な情報を察知して、変化する状況に対応できるようにしています。

そう、先入観・固定概念は、信用していません。

【釣りたければ頭を使え!】

  キスを多く釣るには常に“頭を使う”必要があります。“頭を使う”といっても、難しい問題を解くような頭脳はいりません。常に工夫したり、色々な違った方法でチャレンジすること(意欲)です。そう、イメージを最大限に膨らますことです。

例えば、20cm程度のキスが5匹釣れたとします。私は満足しないで、次は、重量勝負の場合はより良型をより多く、匹数勝負の場合はより多く釣るために、仕掛け、エサ、攻めるポイント、釣り方などを1投ごとに変えて(工夫して)攻めます。(欲張りでしょうか?(苦笑)同じ釣りをしないように、もっと良い釣りをとチャレンジしています。)

  いつも我がクラブ員にいう口癖“あんた何にも考えてない”はこれらの工夫が見られないことです。見ていればよくわかります。(サボッチャ だめよ!我がクラブ員へ)(笑)。

  なぜならば、相手(キス)は遠く離れた水の中のため、状況がよくわかりません。

キス釣りと彼女をゲット(釣る?)とは、よく似ていると思います。そう、思いやりが大事です。

  強烈なインパクトが無いと相手の興味をひくことが出来ないし、何もしないでただ待っているだけではなにも進展しないからです。

  そう、頭を使わないものは キスは釣れないよ!

キスとの会話」とかっこよく言っていますが現状は?

  例えば、貴方が彼女をゲットする時に、彼女に気にいられようとあれや・これやと考えたり、調べたり手を尽くしたはずです。ただ、彼女の場合は、話ができる、相手の顔色やしぐさや目の動きなどから情報を得ることができて対応に悩むこともありません。



  また、遊びに行くや新製品を買う場合、カミさんの顔色や目の動きを観察しながら切り出しますが、答えが返ってくるまでに結果がわかるため、あれやこれやと言い訳しながらごまかすことができます(苦笑)。しかし、キスの場合は、遠くは離れた水の中、彼女の気持ちはわかりません。やはり、こちらからキスに歩み寄ってやる、かゆいところに手が届くくらい気を使わないとこちらに向いてくれません。そう、イメージを最大限に膨らまして

【良型を釣るには?】

  ジャパンカップのようにキスの総重量で勝負の場合、良型狙いが有利です。一匹で小型20匹分に相当するのもいます。その良型を釣るには、“大きいハリ”“大きなエサ” “警戒心を起こさないリーリング”が必要となります。これは、ジャパンカップにおいて、他の選手より私の一匹あたりの重量が勝っていたことで証明されていると思います。


  先日の釣りでは、カミさんの方に良型が多かった。あなた小型ばかりで ○タ ね!

とも言われた。あの ○シ○ウ○ にである。大きいのはオスばかりしかいないと苦しい言い訳(苦笑)。

  よく観察してみると、仕掛けは ハリが私よりも2号程度大きい(7号)を使用(これは、飲み込まれたりするので面倒くさいためにわざと大バリの仕掛けを使用させていたため)。エサは 私の倍近く大きい(よく見ると、硬い頭は付いているわ、ハリがエサのあちらこちらを縫っていて綺麗でない。慣れてないので適当につけているとのこと)。

私はキスがエサを食いやすいようにと、硬い頭はきちんと除いて、エサのセンターをハリが通るように丁寧に刺しているのだが?

  そう、“大きいハリ、大きなエサ”は 良型が釣れます。セオリー通りです。

ただ、納得できないのは、良型キスは警戒心が強いため、丁寧にリーリングした私に小型が多く、なんにも考えないで?適当にリールハンドルをクルクル回したカミさんに良型とは?私の考えとまったく逆の結果!

カミさんが言うように ヘ○ なのか? 殺気をさとられたのか? それとも無心で釣ったのが良いのか?

  皆さん試して答えを見つけて下さい。