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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.14 横山 武の「キス釣り」Part 1

横山 武
横山 武
シマノ・ジャパンカップにおいて3年連続を含む4度のチャンピオンに輝いた、トップトーナメンター。


【今からでも遅くない、すぐ始めませんか!?】

キスの数釣りに関する私の経験は比較的浅いです。ジャパンカップで初優勝したのもキス釣りを(本格的に?)始めて3年程度でした。ですから貴方も今から始めてみたら、必ず上手になりますよ!

【投げ釣りのきっかけ】

本格的に釣りを始めたのは20代前半、仕事を通して知り合った協力会社の“釣りキチ“から磯釣り(上物)の手ほどきを受け、高知県須崎市の沖磯でグレやイサキを釣ったのが磯釣りへのデビューです。海の穏やかな瀬戸内で育った私に体験したことのない荒磯の魅力、思わず吸い込まれそうな澄んだ美しい海、カラフルな魚、まわりが海で何もかも忘れて思い切り自然(釣り)に浸れる、味わったことがない強烈な手応えなど 磯釣りの虜に。バレーボールの試合(実業団チームに所属)が無い週末は夜行列車で行って夜行列車で帰りそのまま出勤という強行軍で楽しんだほど。そして更に大物へと、石鯛釣りにのめり込んでいきました。

しかし、結婚することになり、お金も時間も自由にならなくなるため、このまま磯釣りを続けることは難しいと考え(磯釣りで会社を潰したり、嫁さんに逃げられたと言う話を釣り仲間からよく聴いていたため)別の釣りを探しました。

そんな時、後輩から投げ釣りというものを知らされ、投げ釣りクラブ(全日本サーフ/岡山協会/玉野キャスターズ)へ入会しました。投げ釣りは家から20分程度で行ける釣り場もあって、時間に制約されず手軽に好きな釣りができると喜びました。30歳の時です。

釣りスタイルは大物狙いで、竿3~4本程度セットして地合い(魚の回遊)を待つという一般的な釣り方です。大物を狙って仲間とあちらこちらとポイントを開拓しましたし、クロダイの日本記録(66.4cm)を更新したり、大物を沢山釣りました。(全日本サーフの古い方からは私は大物釣りと思われています。)

【キス釣り初挑戦、結果は?】

ある時、友達から“ジャパンカップ”というものがあるのでどんなものか?話しの種に出てみようと誘われて参加したのが、第5回関西大会?(鳥取県橋津の海岸)だったと覚えている。

その時のことを思い出したら、もうダメ!超恥ずかしい。超無謀であったと!

その頃は、キスの数釣りに関する情報が少ないし、私自身大物志向だったので興味がありませんでした。

その時の仕掛けは、ナイロンライン3号、ハリ流線8号、ハリ数5本、ハリス2号で通常使用のライン5号以上、ハリ13号以上、ハリ数2本、ハリス5号以上から最も細仕掛けと考えた結果である。

その特釣れていたキスは15cm程度で小さく、微妙なアタリはあるが全く釣れない。隣の人はパラパラと釣れている。ダメ! 手に負えないと!途中で諦めて早々に退散したと記憶している。

私はこんな状態でしたが、今は情報も豊富なため、貴方はすぐに上手になりますよ! 大丈夫! 始めてみたら。



【リベンジ?】

一度見限ったキス釣りをもう一度とはどうして?

微妙なアタリ、魚も小さいため キスの数釣りは合わない! もうやらない!と思いましたが、日が経つにつれてあのままでは悔しい! すっきりしない!リベンジをと思いが募ってきました。

また、砂浜で並んで(同一条件で)釣るこということは、技術の差が釣果の差である。

すなわち、技術を磨けばよい結果に繋がるということに興味をおぼえました(自分の努力次第で優勝も夢でないと)。

また、大物釣りは場所(ポイント)と地合いにより釣果が決まるため、何か物足りなさを感じていたので“いっちょうチャレンジしてみるか“と。

(そう、私が皆さんに言っている“キス釣りは面白い”と思って始めたのではありません、ごめんなさいね。)

そこで、キスの数釣りが盛んな徳島・高知のスポーツキャスティングの仲間からキス釣りについての情報を集めようとしましたが、肝心なトコロは教えてもらえませんでした。

岡山では大物志向なため、教えてもらえる人がいない。そうなると、自分でやるしかないと腹をくくりました。

【上手になりたい!】

何にも知らないので、全て一から。一人で考えたり試したりするより、数人で行えば、色々なアイデヤが多く出たり、多くのことが試せて上達のスピードも早くなると考え、釣り場で知り合った岡山県内のキスの数釣りに興味ある人を集めてクラブ(キス研岡山)を作りました。そして、皆で考えたり、試したり、鳥取や高知や徳島の友人の所へ押しかけ、一緒に釣りをしながら仕掛けや、タックル、釣り方などの情報を集めました。

その結果、メンバーの技術は飛躍的に上達し、全国大会に出場できるものも出てきました。

しかし、全国大会でのレベルは高く、成績は悪かったです。

皆さんも早く上達するには、仲間と色々な情報交換することをお勧めします。



【キャスティング開眼】

投げ釣りを始めて、スポーツキャスティングもクラブ員から教わり、大会へも参加しました。しかし、成績はいつも2、3番手でした。(釣りに熱中していたため、本気で練習をしなかったため)

本当に飛び出したのは48歳から。

会社から勤続30年の節目として“カミさんと旅行に行ったり、人生計画を見直しリフレッシュして仕事に励んで下さい”とリフレッシュ休暇(20日の有給休暇)と金一封が支給されました。

有給休暇に夏季休暇、普段の休日を合わせて40日の連続休暇を得ることができたので、旅行などは定年になったらとカミさんを適当にごまかして、これをキャスティング理論の見直しに当てることに。(定年を迎えてはや3ケ月、執念深いカミさん、そろそろ言い出しそうで!)

40日間 朝から晩までキャスティングに関する全てを見直し、確認しながら練習しました。(超異常でしょうか?(苦笑))

その結果、なんと無駄なことを余計なことをしてわざわざ飛ばないようにしていたのに気がつきました。そう、“省エネ投法“の原点を見つけることができたのです。

  • オモリは竿を振って飛ばすにではなく、曲げた竿で弾きだすということ
  • オモリを高い軌道で打たないと飛ばないということ。
  • 高く打つにはフィニッシュの位置が大事であること。(フィニッシュを早く終わること:振り過ぎないこと)
  • フィニッシュを早く終われば非常に楽に振れること。
  • 楽に振れることにより竿をもっと速くふれること。
  • フィニッシュを早く終わるためには、早くオモリの乗せて、早く竿を曲げなければならないこと
  • 早く竿を曲げるには、腕力よりも体の捻転(体重)を利用した方が楽なこと・・・など

【キャスティングは楽しい!】

私の競技種目は第1種目(回転リール(ベイトリール)、オモリ30号、ライン7号、テーパーライン無し)です。ゲンキンなもので、飛び出すとキャスティングはこれほど面白いものかと。練習も楽しくなり、更に飛距離も伸び、更に練習するようになりました。

第1種目が廃止(現在は復活)となるまで全日本大会17連勝と無敵でした。日本記録も更新(現在も保持)出来ました。ピークは55歳か?北海道の菅原さん、剛力投法の草野さん他とともに全日本サーフ代表としてアメリカでの世界大会にも行ってきました。(そのときの失敗談は多くありますが、恥ずかしくて言えません。草野さん、菅原さんにこっそり聞いてください(笑))。

その頃は剛力投法の草野さんと良い勝負をしていました。最近は、猛練習の後遺症だろうか?(年のせいとは言いたくないが)腰や肩が痛く練習も出来ないため 飛距離が?

よって、遠投は、若くなくても、剛力でなくても練習して、きちんと基本さえ覚えれば大丈夫と思います。

【キス釣り開眼のきっかけ】

キャスティングの開眼“によって、オモリを遠くに正確に投げることが出来るようになったことが、“キス釣り開眼“のきっかけでもあります。多点バリの長い仕掛けもトラブルなしに遠くに、狙ったところに投げることができるようになったからです。(仕掛けが絡んでいたら、どんなに上手な人でも、どんなに良いエサをつけていても、どんな仕掛けでも釣れない。)

それによって、キスの数釣り技術が未熟な私でも、いきなりジャパンカップで初優勝することができました。

そのことにより、はっきりと言えることは“正しいキャスティング技術の習得が一番大切だと!

頭で考えるだけでは上達しません。考えながら実際に投げて・投げて下さい。それと、自分一人で練習するのではなく、上手な人にポイントをチェックしてもらって下さい。早く上達しますよ。

次からいよいよキス釣りの話に入っていきます。お楽しみに!