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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.9 2005年 ジャパンカップ投(キス)ファイナル 奮戦記

横山 武
横山 武
シマノ・ジャパンカップにおいて3年連続を含む4度のチャンピオンに輝いた、トップトーナメンター。



第21回 ジャパンカップ2005年 投(キス)ファイナルラウンド(弓ケ浜、6月25日26日)に参戦。本大会は、投げ(キス)の最高峰であるが、体力・気力・技術共に超タイトなため、最近体力が落ち、腰や肩が痛くて、若手と張り合うことができるのも今のうちと「完全燃焼」を掲げて挑戦した。

【一番喜んだのは?】

ただいま~。お帰り、どうだった?あかんかったの?(声のトーンでわかるらしい)

はい、おみやげ。お菓子と、賞品のテレビを渡す。

これ欲しかったの。うれしい~!良かった!良かった!と大はしゃぎ。(人の気持ちも知らずに)そう、一番喜んだのは、カミさん。

【目標を達成?】

ジャパンカップ ファイナルを目標に! 楽しみに! 一年間準備・努力を重ねてきた。そして、あれほど待ち焦がれた大会が終わった。

結果はどうであれ、今回も参加できて、準備・努力してきたことを試せることができたのだ。今、冷静に振り返ってみると、多くの課題を発見することができ、まだまだ未熟! と感じた。新たな目標として、来年のジャパンカップを目指して、悔いを残さないためにも課題を一つ一つクリアしながら進歩しなければならないことも。特に、遠投力、状況を素早く、的確に判断する力を磨くことも大事。更に、ヒートアップ!まだまだ終わりそうにない。

【作戦失敗!】

1回戦 第一試合、9:00~11:30、7名(A ブロックのみ、他は6名)

くじ運良く、Aブロック1番。あれこれと作戦を考える。セミファイナル制の採用により、実力差は無く、入る場所・攻めるポイントによって差がでるからである。同じブロックで技量がわかっているのは、谷沢さん、力石さんのみ、他は今回初めて、どんな釣りをするのか?楽しみ!

遠投か近投か?左端か右端の流れ込みか?等々。最近の情報、前日の試し釣りのデータをベースに、右端の流れ込みの沖を遠投で攻める作戦をとる。ロッドは遠投用に NEW キススペ BX+ を準備、廻りの状況を確認しながら釣って行く。作戦は当たったかに思えたが、検量において、左端に入った力石さんが中・近投で、良型をまじてダントツの釣果。

2位入澤さん、結果は3位(5ポイント)で、2位以内のもくろみが早くも崩れる。完全に出遅れだ!上位6人に入るのは非常に難しい状況、大失敗だ!

原因は、作戦ミスで前日の試し釣りデータの分析不足と地引網用ブルドーザーの陰で両名の様子が見えなく、対応ができなかったこと。

前日の試し釣りは、現地到着が遅れたため、9時頃からのデータしか採れてない。その時は、既に多くの選手が試し釣りをした後のため、近くは小型で数も少なかった。朝一番に初めて釣る状況(リセットされた状態のため、当然、近くでも良型を混えて数も多かったはず)を的確に掴んでいなかったためである。

第二試合は、1位(7ポイント獲得)しかない。更に、プレッシャーがかかる。

【1gの重み!】

1回戦 第二試合、13:30~16:00

くじ運悪く、Bブロック4番目(6人中)スタート。メンバーは力石さんが草野さんと入れ替わったのみで、全員の特徴はほぼわかってきたが。

左側が遠投でやや良型、右側が小型だが数が出たとの第一試合の情報で、先発は右側に集まる。残った私と草野さんは、右側で遠投に賭ける。

向かい風の中、オモリ35号で、ラインをPE0.4号、ハリ数6本に落として、精一杯遠投するが飛ばない。7色をようやく引ける程度(昨年からの肩痛で、遠投の練習ができなかったのが悔やまれる)。隣では剛力投法の草野さん、相変わらず豪快なキャストで8本ハリを8色から引いてくる。それも良型をゾロゾロと!遠投の威力を様々と実感する。それでも何とか最初の1時間は、順調に釣れたので“もしかして”が脳裏をよぎる。

しかし、そのとたん、沖でのアタリが止まる。中・近投しても同じ、あちらこちらへと移動しても同様。草野さんはあいかわらず釣っているように見える。

1位草野さん、2位では2回戦進出が非常に難しい。しかし、応援してくれていることを考えると簡単に諦めるわけにはいかない。もしかしたら、占有率勝負の可能性もあるため、1g、一匹でも多く、粘り強く釣る作戦に切り替える。

検量の結果、前半の様子からは予想外に佐藤さんが1位(後半に近くで釣れたとのこと)、良いように見えた草野さんは3位。私は2位で6ポイント、計11ポイント。他のブロックの釣果いかんでは、6位以内の可能性があるが、微妙な状態である。

夜の懇親会で、成績発表。1位14ポイント、2~4位12ポイント、11ポイントで4人並ぶ混戦。やはり、占有率の勝負となる。5位 20.06、 6位 19.54、 7位18.61、8位17.80。かろうじて、最下位ではあるがなんとか2回戦に進出することができた。1gの重さを認識して、諦めないで粘り強く釣る作戦が成功したと思う。

【完全燃焼?】

第二試合、6:30~8:20 途中、場所入れ替えのため10分の中断

抽選の結果、相手は第一試合 一回戦二回戦共に一緒だった佐藤さん。Aブロックで、2番出発(後半は1番出発)、良いくじ運である。佐藤さんの特徴もわかったし、佐藤さんの状況を見て対応出来るからである。しかし、体調は悪い。前日の記録的な猛暑(米子市観測史上)で熱中症気味。一回戦 第一試合のデータ(朝一番に初めて釣る状況は、近くでも良型を混えて数も多かった)を考慮して、近投で広く釣る作戦をとる。作戦は見事的中するも、ふらふら!しんどい!早く終わらないかな~体力不足を痛感する(やはり、年かな?)。早くも体は完全燃焼?

検量の後、決勝戦までに少し休憩できそう。スポーツドリンクをガブガブ飲み、頭や首を氷で冷やし、車のクーラーで体を冷やして、少し回復するも、ドクターストップがでてもおかしくない状態。こうなれば意地である。栄養ドリンクを5本飲み、出番に備える。(ドーピング検査したらひっかかるだろうな?)。

【悔いがのこるがしかたないか!】

第三試合、11:00~12:40 途中、場所入れ替えのため20分の中断。

やはり、予想通り、山本さん、大林さんが勝ち上がってきた。出発順は、前半:大林、山本、横山、後半:横山、山本、大林。

時間は、前半40分、後半40分と短いため、スタートダッシュで決まり、あれやこれやと試す時間が無い。


優勝・大林裕幸選手/準優勝・横山武選手/3位・山本修選手

予想通り、大林さんは左端で近投、山本さんは右端で遠投と、それぞれ得意なパターンで攻めている。残った私は、真ん中で、とりあえず、近くから様子を見る。近くは小型がいるが、同じコースを引くと釣れない。遠くも小型で数も少ない。大林さんは順調に釣れているが、山本さんは小型で数も少ない。大林さんや山本さんのような切り札がない私は、状況に合った素早い対応が身上だが、しんどいので、集中力を欠き。あれやこれやと細かく対応することが出来ないまま、アッと言う間に時間だけが過ぎて行く。

おまけに、ライン切れトラブルが追い打ちをかける。万事休す!

今回は、集中力を欠き、中途半端で納得できる釣りができなかったが、あの体調ではあそこまでよく頑張ったと思う。体力をつけてリベンジを誓う!