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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.25 ~キスの楽園 香港!PART2~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

VOL.25 ~キスの楽園 香港!PART2~

香港 町並み 風景1

翌日起床すると、外は小雨。おまけに風も強い。雨季の天気予報は変わりやすく、これも仕方のない事です。ただ、香港の雨季では1日中雨という事は少ないらしく、午前中雨が降っても午後からは雨が上がるという事が多いという事です。

勝手なもので、「朝は雨でも午後から晴れるさ!」と、晴天での釣りを今から予想します。

この日案内されたのは、ちょうど風裏になる香港西部の「龍鼓灘」という海岸。

若干、砂の色が黒い海岸ですが、キスの魚影が非常に濃いという事です。

はやる気持ちを抑え、早速、準備に取り掛かります。

リーリング
ここの海岸も1投目からモトギスが釣れて来ます。それも、2連・3連で・・・。

本当にキスの魚影が濃いのでしょう。

小雨が降り続いていましたが、魚が次から次へと釣れてくると、雨が降っているのも忘れてしまいます。

20センチオーバーのモトギスも釣れ、数投後には黄色の色が鮮やかな「キチヌ」も顔を出してくれました。

しかし、この日は台風1号が香港沖に発生した影響で、風が高く、また、波も高く、早々に引き上げ事にしました。自然にはかないません・・・。

そして翌日・・・昨日とうって変わっての快晴。朝からテンションも上がります。

この日は「西貢」という、ベース地の九龍から約1時間の香港東部の場所へ案内して頂く事になりました。

昨日までの陸続きのビーチとは違い、湾内にある無人島へ船で渡り、大型のキス(ホシギスが多いという事です)を狙います。

聞くところによると、渡船をチャーターするので、好きな島へ渡してもらえるとの事です。

今日は朝イチからの釣りを予定して早起きしたのですが、香港の朝はのんびりしています。

「まずは朝食!」という事で、近くのマックに飛び込みました。「無人島」「長丁場」(昼食抜き?・・・)を想定してフィレオフィッシュを2個、お腹に納めました。(ちょっとカロリーの採り過ぎを心配しましたが、事実、昼食抜きで釣りをしたので、予想的中!でした。)

西貢の渡船乗り場は、海鮮市場&飲食店のすぐ前の港からになります。

渡船の待ち時間の間、ひっきりなしに船が着き、港に飲料水や食料品を降ろしていきます。ここ西貢においても、香港の日常生活の風景を垣間見ました。

そうこうしているうちに渡船が我々を迎えに来てくれました。

「さぁ、乗り込もう!」と船を見ると、「えっ??渡船??」と思うような、船にビックリ!船長を見て2度目のビックリ!!

歳の頃から還暦前後のオバチャンが、巧みに舵を操ってるではありませんか!?

一瞬、「大丈夫なん??」と一抹の不安が頭の中をよぎりましたが・・・

実はこのオバチャン、いやオバ様、むちゃむちゃ船の操縦が上手かったんです。

大きな横波のかわし方なんかは本当に見事でした!

乗船者全員が、「うぁ~!!」と悲鳴をあげていたにもかかわらず、オバ様は沈着冷静で、微妙な操船技術で横波をかわしてくださり、思わず乗船者から「おーっ!!」という言葉と拍手が出ました。

そしてオバ様、私たちの言葉と拍手に満面の笑みで応えてくれました。

束の間でしたが、オバ様の職人芸にちょっぴり感動させて頂きました。

さて、ここ西貢の無人島では、前日との釣りとはちょっと異なります。

1箇所のポイントでは粘らず、数投して反応が無ければ即移動するというスタイルで釣り歩く事にしました。

ロッドの選択は、軽いオモリをキャストする事と、大ギスに対しての食い込み重視からスピンパワーSシリーズで一番柔軟な「FX+」を使用する事にしました。

穂先が柔軟なので、「ギュイ~ン」という大ギスのアタリも竿先が吸収してくれます。

ここでのエサは、大型キスを想定して、エサ屋で無理言って念入りに選別させて頂いた細めのホンムシ(マムシ)。いかにも大ギスが飛びついてきそうなエサです。

針も大ギスに備えて、12号程度大きい針を使用します。

1投目から竿先に大きいアタリが出て、大ギスを期待しましたが、釣れたのは「マハタ」。

海底にはシモリが多く、ここ西貢の海岸にはマハタが多く生息しているようです。

時には連で釣れて来る事もあり、強い引きで楽しませてくれます。最初の場所は、どういう事かキスの反応が無く、次の島へ移動する事にしました。

しかし、ここもキスの反応が無く、またしても島変わりです。

ホシギス&日置氏そして3箇所目に南国を思わせる細長い無人島に上陸しました。

ここはロケーションが最高で、「本当にここが香港なの?」っていう印象を受けました。

潮の通りが良く、いかにも大ギス(ホシギス)が居そうな気配です。

それと、細長い島なので、表向きを裏向きという風にどちらにもキャストが可能で、

大ギス狙いのランガンのには最適です。

今は潮位が低いので、夕方の満ち込みに期待大ですが、とりあえず、ランガンの開始です。

ホシギス アップキャストすると、砂底にシモリが多く点在し、いかにもホシギスが釣れそうな海底です。

ここでは、小ダイやクロサギ・マハタが多く釣れて来ましたが、潮が動き始めた途端、穂先が「ググッ~」っと引っ張り込まれました。

先日、沖縄で体感した首を振る抵抗に、「ホシギス」と直感、巻き上げると20センチ超のホシギスでした。香港初ホシギスにちょっぴり感動です。

それからは、潮が良くなり、数投に1回はホシギスのアタリが竿先に出ます。

ただ、ホシギスはあまり大きな群れを作らないので、釣れて来るのが1匹づつですが、その抵抗には満足です。

かなり潮位が高くなった頃、「ギュイ~ン」と「FX+」の竿先が1m近く引き込まれました。

突然だったので、もう心臓はバクバク状態に・・・

一瞬にして「ホシギス」のアタリと直感したので、慎重にリーリングにかかりますが、途中のシモリにオモリが噛んでしまいました。「万事休す」と思いましたが、運よく外れてくれました。

「ラッキー」と、大事に巻き上げにかかると、今までに無い、首振り感がロッドを通じて伝わってきます。

一瞬、海面に姿を現しましたが、再び、底へ底へと抵抗します。

慎重に慎重にリーリングし、やっとの事で姿を現したのは、今まで釣った事の無い、太~いホシギスでした。

「これが釣りたかった・・・」「香港に来た甲斐があった・・・」

それから夕刻まで竿を出し、数匹のホシギスを釣り上げ、本日の釣りは終了。

風光明媚な無人島にて、思う存分キス釣りを楽しめました。

今回、初めて訪れた香港。投げ釣りにおいては、その殆どが未開の地なので、攻めきれなかったポイントがまだ山のようにあります。

次回釣行した時には、未開のポイントにて今まで釣った事の無い大ギスに出会える事を楽しみにしています。

笑顔の日置氏&ホシギス